社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月23日(日) 生き残る。

2021年05月25日 07時56分46秒 | 2021年

 7時半起床。

 朝食は健康味噌汁に卵を落とす。

 2階の部屋の掃除をするついでに、衣替えもする。とはいっても私はそもそも持っている服が少なく、衣装ケース1台分の中身を入れ替えるだけで終わる。ここ数年は「1年間1度も着なかった服は処分する」というルールにしており、年々服が減っていっている。今回もかなりの服がお役御免となった。このままいくと、いずれは衣替えというもの自体が不要になるかもしれない。

 今日のオークスの馬券を買う。本命はユーバーレーベン、対抗はアカイトリノムスメ。単穴はウインアグライア。ただ、自信は全然ないので、4番手のクールキャットも含めて4頭の馬連ボックスを浅く買う。ここまで4戦4勝で桜花賞も制した白毛馬のソダシが断トツの1番人気だが、私は買わない。すごい馬だとは思うが、クロフネ産駒に2,400mは長すぎる。

 昼食は中華丼だったが、3人分は具が足りないということで、私はガーリックライスを作る。ウインナーとネギを刻み、チューブのにんにくを加え、たっぷりのバターでご飯と一緒に炒める。かなり適当に作った割には結構上手にできたし、昨日のカレーをかけて食べたらさらに美味しかった。

 テレビでオークスを観る。勝ったのは、3番人気で私も本命にしていたユーバーレーベン。道中は中段に位置し、3コーナーから外の進路を確保しつつポジションを上げ、最後の直線に入ってからは持ち味の末脚を存分に発揮した。2着はアカイトリノムスメ。本命・対抗は予想的中である。しかし、今日のユーバーレーベンの勝利は馬券云々に関係なく嬉しいし、感動的である。

 勝ったユーバーレーベンは、美浦・手塚厩舎の管理馬で、鞍上はM.デムーロ騎手。そして、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン(俗にいう「マイネル軍団」)、生産牧場はビッグレッドファーム。両者の創設者である岡田繁幸さんは、3月にお亡くなりになった。天才的な相馬眼を持ち、圧倒的な知識と熱意で日本の競馬界を牽引してきた方である。マイネル軍団の”総帥”という愛称で、ファンからも親しまれた。

 ウイニングランでミルコが何度も天に向かって手や鞭を掲げていたのは、そういうことである。ユーバーレーベンが1着でゴールを駆け抜けた時、多くの人が真っ先に総帥のことを思い浮かべたのではないだろうか。

 Twitterでは、勝ったユーバーレーベンはもちろん、父であるゴールドシップや、岡田総帥もトレンドに上がっていた。多くの人が天国の総帥へお祝いの言葉を送っている。

 ユーバーレーベンの血統表を見ると、父・ゴールドシップ、父父・ステイゴールド、母父・ロージズインメイのいずれもが、岡田総帥が素質を高く評価して自身の牧場に導入した種牡馬である。牝系も、マイネテレジア、マイネヌーヴェル、マイネプリテンダーと、全てビッグレッドファームで紡がれてきたものだ。岡田血統が凝縮されて生まれたのがユーバーレーベンなのである。

 ユーバーレーベンという名前は、ドイツ語で「生き残る」という意味だそうだ。総帥亡き後も、彼の志と紡いできた血統は、生き残る。総帥、おめでとうございます。

 夕食はカレーと鮭のフライなど。娘のご機嫌が乱高下していてどうなることかと思いきや、最後は私の膝に座ってニコニコでカレーを頬張っていた。

 娘と一緒に入浴。ここでもご機嫌が乱高下。この気性難っぷりはすごい。親の顔が見てみたい。

 洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。

 久しぶりに保育園の準備をしたり連絡ノートを書く。せいぜい1週間振りくらいのことなのだが、とても新鮮に感じる。

 23時過ぎに就寝。