3時過ぎ、娘が吐いたと妻に起こされる。寝ぼけ眼で娘を見ると、思ったより豪快に吐いていて一気に目が覚める。最初は妻も私も昨晩の食べすぎ(夕飯もいっぱい食べたし、自家製フレッシュバナナジュースをたらふく飲んでいた)が原因かと思ったが、その後も何度か繰り返したので「違う、食中毒かウイルス性胃腸炎だ」と気づく。
その後、何とか落ち着いたので、後始末をして再び眠る。
8時起床。洗濯機をフル回転させ、大量の洗い物を処理する。少し眠いが、昨晩は妻のほうが大変だったので、それに比べれば楽なものである。妻と娘は朝食をとってから2人で布団へ戻っていった。相変わらず、娘は何かを口にする度に吐き戻している。
朝食は抜き。お茶だけを飲む。
庭の木の剪定をする。金木犀の木が随分と枝を伸ばしており、お隣さんの敷地に入っているし、我が家の電線にも掛かり始めている。もう下からでは届かない高さなので、2階の窓から1階玄関の上の屋根にのぼり、瓦を割らないように腰掛けて高枝切りばさみをのばす。しかし、それでも満足いくところまで切ることは出来なかった。一度瓦の上で完全に立ち上がって作業してみたりもしたのだが、高所恐怖症の私にとってはさすがに難易度が高すぎた。へっぴり腰とはいえ、瓦の上を屋根の先のほうまで行けただけでも自分で自分を褒めてあげたい。
その他の木はそれほど高くないので、地上から切る。金木犀はもう私の力ではどうしようもないことがわかったので、いずれ業者さんに頼むことになるだろう。
今日はちょうど燃えるゴミの日なので、切り落とした枝を細かく追って袋に入れて出す。この作業が結構大変で、思っていたよりも時間が掛かってしまった。そのため、裏庭のほうの木については今日は断念する。
家の中に入ると、もうお昼を回っていた。軽く2時間以上は作業をしていたことになる。妻と娘も起きてきている。
とりあえず水分補給をしっかりしてから、冷蔵庫に残っていたいなり寿司を食べる。
昼食はソースカツ丼とブロッコリー。ブロッコリーにもソースをかけて食べる。結構相性がいい。
娘は相変わらず辛そうだ。何とか水分は摂れるようになって、普通に動き回ってはいるが、当然ながらいつもの元気はない。
13時半に家を出て、柏餅を買いに行く。当初は娘も連れて行く予定だったのだが、こんな状況なのでやめておく。出掛けること自体どうしようかと思ったのだが、妻も食べたいと言っているし何より私が食べたいので、1人で買いに行くことにする。
たかが柏餅でそこまで?と思われるかもしれないが、私が食べたいのはただの柏餅ではない。神奈川県菓子工業組合が2015年に開発した「男のかしわ餅」である。大きな柏餅の中にこれまた大きな苺の入った、食べ応え抜群の柏餅だ。共通のレシピを元にしつつ、組合の各加盟店が独自の工夫をしてそれぞれのお店で販売している。今日は、保土ヶ谷区にある理事長のお店「鶴乃家」さんへ買いに行く。前職時代に大変お世話になっており、この「男のかしわ餅」を含めこれまでに何度も様々な和菓子を食べさせて頂いているが、理事長の作る和菓子はどれも本当に美味しいのだ。
横浜線で鴨居へ出て、本来はバスに乗るのだが、せっかくなので歩いて向かうことにする(ちなみに、本来の最寄り駅は相鉄線の西谷駅である)。
最初はバスの経路に沿って住宅街を歩く。
途中で牛乳販売店を発見。自販機でフルーツ牛乳を買って一服する。懐かしい味だ。銭湯に行きたくなる。
再び歩き始める。徐々に上り坂になり、険しくなってくる。
住宅街が途切れ、山道のようになる。
随分と上ってきたものだ。しっかり汗もかいてきた。
坂を上りきると、また一段とのどかな風景が広がっていた。
今度は坂を下っていく。しばらく歩くと古い団地(千丸台団地)に入る。ここまで来ると、お店はもうすぐそこだ。
つい先ほどまで緑区を歩いていたはずだが、いつの間にか保土ヶ谷区に入っていた。境目はどこだったのだろう。
無事に鶴乃家さんに到着。50分弱掛かった。
「男のかしわ餅」と「港の丘」を購入。「港の丘」は横浜の銘菓である。栗餡のお菓子なのだが、鶴乃家さんではチョコレート餡バージョンも出している。
帰りは、最寄り駅の相鉄線・西谷駅へ歩く。こちらも本来はバスが走っているのだが、ここまで歩いたのだから歩き切りたい。
途中で旭区の環境センターの前を通る。おそらく我が家から出たごみはここへ搬入されている。いつもお世話になっております。
大通りに出ると、西谷駅はもうすぐそこ。
鴨居駅からの道がきつかった分、西谷駅は随分と近く感じられた。しかし、それでも2キロ以上は歩いている。鴨居からお店までは4キロ強だったから、合計で6キロ以上歩いたことになる。
JR線直通の新宿行きに乗り、隣の羽沢横浜国大駅で降りる。
駅名になってはいるが、横浜国大は結構遠い。
駅前のバス停で20分ほど待ち、新横浜駅行きのバスに乗る。
16時前に新横浜駅に到着。
妻と娘は篠原神社へお散歩に出ているとのことなので、私も合流する。相変わらず水分補給以外は出来ていないが、思ったよりも元気である。水分だけで境内を走り回っている。
17時前に帰宅。さすがに疲れたのだろう、娘はすぐにお昼寝に入った。
妻と一緒に「男のかしわ餅」を食べる。本当は娘にも食べさせたかったのだが、仕方ない。また来年がある。
写真だと伝わりづらいかもしれないが、大きいしずっしり重い。
優しい甘さのこし餡と大きな苺(確か鶴乃家さんではスカイベリーを使っているんだったと思う)、そして柔らかいお餅の相性が抜群だ。これはもう圧倒的に美味しい。
娘が起きて来て、入浴を済ませる。
夕食はお鍋風の肉野菜と玉子粥、お味噌汁。私たちも普通のご飯ではなくお粥を食べる。
娘を寝かしつけてから洗濯機を回す。娘の具合は少しずつ良くなっており、水分だけでなくお粥も2口、3口は食べられるようになった。
23時過ぎに就寝。
しかし、日付が変わる頃にふと目が覚め、隣を見ると妻が洗面器に向かって吐いていた。マジか。食中毒ではなく、うつるほうのやつ(ウイルス性胃腸炎)だったか。これはそのうち私にも来るぞ。
妻が落ち着いたのを見届け、1時過ぎに就寝。