昨日から手の痺れなどの脱水症で点滴補液した患者さんでしたが、今朝も
炎天下での作業中に右脇腹の痙攣・胸痛を訴えて来院した。何でも最近食欲
がなく、ほとんど食べれない状態であったらしい。その代わりにアルコールを十
分摂取したようであります。この方はもともとアルコ－ル性慢性肝炎（重症）で
定期的に肝庇護注射をしなければならない状態でしたので、熱中症には弱い
タイプであります。また糖尿病でも同様であり、中程度以上の脱水ではケトン体
が出て代謝性アシドーシスとなり、体調不良に陥りやすいです。ですから慢性肝炎
や糖尿病症例では炎天下の作業や運動は禁忌であります。
毎年のことではありますが、この夏場は熱中症症例が続発するので、食欲不振
や頭痛、微熱など軽度の症状でも我慢せず、一度内科専門医に御相談ください！！
ここ数日秋田でも猛暑日が続いており、寝苦しい夜になっています。
暑い夏場は比較的内科は暇であります。一方、皮膚科は混雑が予想され
ています。当ビルでは内科も皮膚科もあるため、皮膚科で対応しきれない
患者さんは一部内科に流れるケースがあります。ところで全国的には熱中
症が多発しているようですが、比較的軽い症状（めまい・怠い・微熱）でも
脱水や熱中症が隠れている場合があるため、持続する場合は一度内科
受診してくださるようお勧めします。
診察の上、脱水症では補液点滴にて劇的に改善しますので、我慢せずに
御相談ください。また冷房の効き過ぎによる冷房病もあり、寒気や倦怠感、
動悸などの自律神経症状が認められる場合もあり、冷房の効き過ぎにも注
意が必要であります。送風や除湿だけでも体感は改善しますので、室温は
２４～２６℃で十分であります。
昨日のロンドンオリンピックの女子ウエイトリフティング４８キロ級で
見事日本新で三宅選手が銀メダルをゲットしたのである。感動しました。
スナッチ８７キロ、ジャーク１１０キロでトータル１９７キロを挙げたのであ
ります。愛くるしい笑顔に隠された執念と根性には感心致します。コーチ
の父親が元銅メダリストであり、二人三脚で辛抱強く頑張って続けてきた
ことが実を結んだのでしょう。しかし、こんだけ力持ちだと彼氏も簡単に持ち
挙げられそうで少し恐ろしい気もしますが・・・。優勝は中国の選手でしたが、
とても怖そうで近付けませんです。
いよいよロンドンオリンピック開演であります！今回がロンドン３回目
らしく、安心してオリンピックが進行していくものと確信しております。
メダルの色と数ですが、取（や）ってくれると信じております。メダルの色
よりもエキサイトな感動のパフォーマンスを堪能したいものであります。
我が日本でも真夏で猛暑が続いておりますが、ロンドンでも熱戦がくり広
げられることを期待しております。時差の関係もあり、深夜のＴＶ放送が多
くなりそうで眠れぬ夜が続きそうでありますネ。
昨夕ロンドンオリンピック男子Ｕ－２３で予想だにしなかった快挙が達成
された。優勝候補のＮＯ１のスペイン軍団に１－０で勝利したのである。今
回の試合では日本選手のモチベーシォンとフジュカルの高さを感じました。
なでしこ・ジャパンだけが注目されていたが、男子もメダル有力候補に名乗
りを揚げたことになろう！やった～！日本頑張れ～！
