昨日は鷹巣ニュー松尾にて”DMを考える会”主催の講演会に参加しました。
特別講師には秋田日赤の後藤先生の御講演がありました。最近のDPP4阻害
薬とSGLT2阻害剤の動向と臨床評価について各パネリッスト4名からの現況コ
メントがあり、私も2~3質問してきましたが、専門医の臨床現場を知ることが出来
てとても良かったと思いました。全体的にはDPP4阻害薬に関して各種薬剤の血
糖改善効果には差異はないとの見解が主体であり、腎障害症例では腎排泄の少
ないテネリアなどが推奨されるとしている。また、これによる心不全発症リスク増加
が懸念されるため、特に高齢者では注意が必要であるとしている。
またSGLT2阻害剤では未だ経験が少ない動向ではあるが、劇的な有効症例もあり、
メタボで血糖コントロールが不十分症例では追加する意義は十分あるとしている。
副作用では発疹・肝障害などがあったが重篤な症例はなかったとしている。
また、カナグルのSGLT1阻害作用について言及がありましたが、小腸内のGLP1
分泌を促進して血糖改善効果が食直後より期待できるらしいです。
懇親会では後藤先生と直接懇親し有意義な時間を過ごすことが出来ました。