ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

当院でも経鼻的内視鏡採用!

2008年06月30日 09時24分26秒 | Weblog
 先日経鼻的内視鏡のデモ機を使用する機会がありましたので、かねてから考えていた初実践を施行いたしました。機種はGIFtypeXP260Nであります。先端の外径5.0ミリと超極細で通常内視鏡より10cmほど長めに作られています。経鼻内視鏡は前処置が重要で、鼻腔粘膜の充血・浮腫をプリビナを使用して事前に除(と)っておく必要があります。またキシロカイン付き鼻道ステックを使用し、内視鏡道を予め確保しておくことで、安心して挿入が可能となります。実践では右中鼻道が開大しており、そこを経由して胃までスムース到達し、パンエンドスコピィーを完了することができました。じわっと汗をかきましたが思ったより簡単で患者さんも喜んでおりました。「次回内視鏡検査をする場合、お口あるいはお鼻どちらがいいですか?」と質問したところ、「お鼻がいいです!」との答えが返ってきました。お鼻をご希望の方は当院伊藤内科を御指名ください!楽ですよ!
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MR勉強会!講師として参加!

2008年06月27日 10時38分52秒 | Weblog
 昨日某卸製薬会社のMR勉強会に講師として参加してきました。今回の主題は「メタボリック症候群から見た高血圧治療」であります。メタボリック症候群の病態像は内臓脂肪蓄積型肥満とそれによるインスリン抵抗性にあります。潜在的持続的なインスリン抵抗性は高インスリン血症を惹起し、大血管病変に直結した動脈硬化を急速に進行させ、結果心血管イベント(急性冠症候群など)を引き起こす最も危険なリスクと考えております。従って、これからの降圧治療は単にターゲットに向けた降圧だけでなく、インスリン抵抗性改善を視野に入れた降圧が求められる訳であります。具体的には臨床パラメーターとして遊離脂肪酸・アディポサイトカイン・PAI-1などの改善を図ることが重要となります。実際に選択薬剤はARB/ACE・長時間作用型Ca拮抗薬・α-ブロッカーなどが推奨されると考えられます。個人的見解では利尿剤は少量であってもインスリン抵抗性を悪化させる可能性があり、避けるべきでありましょう。特に耐糖能異常(IGT)症例ではすでに動脈硬化が早期より急速に進展することが証明されており、チアゾリジン誘導体(TZD)であるピオグリタゾンの早期導入が重要と考えております。実際当院では比較的早期よりアクトス(30)を導入しております。その副作用について懸念している慎重なドクターも多いようですが、全く心配するような重度の副作用はなく、一部の女性で浮腫が認められるのみ(約15%)で減塩・節水指導で速やかに改善いたします。
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朗報!”イップス”の特効薬!

2008年06月23日 08時40分20秒 | Weblog

 ”イップス”でお悩みのゴルファーも多いと思いますが・・・。この症状に速攻の良い薬があります。それはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)であります。商品名はパキシルやジェイゾロフトなどがあります。これらの薬剤は抗不安作用や脅迫障害に効果があり、鬱状態やパニック障害の適応薬であります。実は小生の父親は10年来の”イップス”で悩みに悩んでおりまして、いろいろ試してみましたがあまり効果が無く、遂にこの薬剤に到達した訳であります。父はこれを服用後、アプローチが著明に改善して、今季ベストの88をマークしました。かなりの効果に主治医も驚いております。一日一回夕食後服用でありますが、若干消化器症状(腹鳴・下痢)があり、食後2時間経ってから内服した方が良いようであります。”イップス”でお悩みのみなさん!一度試されては如何でしょう!

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やっぱり夏はかき氷!

2008年06月20日 16時51分52秒 | Weblog
 昨日大館CCでラウンドしましたが、結構暑く汗ボタで、ウエアーも汗で滲んでしまいました。気温は25℃程であったのでありますが、風もほとんどなく、不快指数がグ~と跳ね上がりました。前半はまあまあでしたが、後半はバテバテで散々でした。結局最終スコアは88(41-47)でありました。かなり頭がヒートアップしたので、今年初めてのかき氷(イチゴミルク)を頂きました。シャッコク(冷たく)て美味しかったです。クールダウンにはこれが一番であります!いよいよ夏本番でしょうか!?今日から大館でもロイヤルホテルのビアホールがOPENします。すでにチケットも3枚つずりで買ってありまして、従業員を連れてビアパーティでもしようかと思っています。花火大会も楽しみでありますネ!
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羽生「永世名人」誕生!!

2008年06月18日 06時37分28秒 | Weblog
 将棋界の天才羽生善治棋士が遂に「永世名人」位を奪取した。昨日行なわれた名人戦6局において森内名人を下し、4勝2敗で名人位を奪取した。これで羽生新名人は通算5期となり、19世永世名人となった。羽生名人と言えば”決断力”という著作本に、将棋の難しさ・進歩そして将棋観・人生観について記しているが、新境地に挑戦し続けている羽生棋士ならではの感性が表現されている。一見”のび太君”のような風貌に親近感を感じます。小生も趣味で将棋を指していますが、結構楽しいものであります(ヤフウサイト将棋で810勝614敗(勝率56%))。あまり定石にとらわれず、オリジナルの戦術をそのつど考えるようにしております。ですから早指しは苦手であります。ちなみに羽生永世名人の成績は1028勝384敗(勝率0.728)だそうであります。また粘りの羽生マジックを魅せてください。おめでとう!
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