ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

今日は快晴!!

2017年02月28日 07時59分56秒 | 趣味
 今朝は久しぶりに快晴であります。かなり凍(しば)れましたが、清々しい気分の
天気になりました。各地で梅の開花が始まっているようで春が確実に近ずいている
ようですね。さて、今朝の検査はGTF1件でのみであります。粛々と実施したい
と思います。最近の外来はインフルエンザ患者が未だ数例来院している状況にあり、特に
高齢者が増加しています。肺炎や気管支炎を併発している場合も少なからずあり、
早期に感受性のある抗生剤の投与が重要となります。特に咳のある高齢者では耳鼻科
ではなく、内科(呼吸器科)を受診することをお勧め致します。また、心不全を合併し
ていることもあり、心機能の評価も同時に必要でありますよ!
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穏やかな天気!

2017年02月27日 07時12分40秒 | プライベイト
 今日は穏やかな日和になりそうであります。まだ、寒いですが、雪が解けだし
っそうです。今日の検査はありません。静かなる外来を希望します。実は風邪?
気味で鼻水が止まりません。花粉症の時期にも入っており、重症例では自覚症状
が出だす頃でもあります。中程度の方では予防的治療は2~3週間後の症状を軽
減してくれます。早めの治療をお勧めします。
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糖尿病(DM)合併の心不全

2017年02月26日 07時21分54秒 | 診療&トピツクス
 心不全とは心臓のポンプ機能が低下して肺や体循環係に循環障害を生じ、うっ血
を来たした状態をいうが、DM症例では慢性心不全合併が30%、冠動脈疾患症例
では60%でIGTを含むDM状態と報告されている。慢性心不全はHFpEF(収
縮能保持の拡張能障害型)とさらに進行したHFrEF(収縮障害型)に大別されるが、
特にHFpEFではDM・高血圧・女性・加齢などが危険因子とされている。
当院でも心エコー(ドプラ法)を実施しているが、特に高齢者DM女性ではその頻度
が高いようであります。自覚症状がほとんどない場合も多いが、労作時の息切れや
夜間の咳、両下肢のむくみではその合併の存在に注意が必要である。また、自覚症状
のない潜在的な症例群では事前に心エコーで臨床評価してβ‐拮抗薬など早期の医療介
入が重要とも考えている。DM長期化に伴い微小循環不全や血管内皮機能障害が潜行し
て、心筋や血管のリモデリングが生じるとされており、結果、不整脈(Af)心筋梗塞そ
して顕性のうっ血性心不全へ移行して入院あるいは死亡することになる。またDMに
特有な心筋症(DCM)の病態が指摘されており、非常に興味深い。組織学的には心筋の
肥大・線維化・毛細血管網の疎密化が特徴とされており、電子顕微鏡では心筋障害ミ
トコンドリアの増加が指摘されている。これらの病態はRAS系と高いインスリン血症
などが神経体液調整因子異常によって心・血管系の機能異常を誘導したと考えられる。
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猫の目天気!

2017年02月25日 07時53分00秒 | プライベイト
 ここ数日、晴れ時々曇りのち雪の猫の目のような目まぐるしい天気が続いています。
今朝は先程までの雪が止む観、日が射しています。今日も一日このような天気が続き
そうです。さて今朝の検査はGTF1件と腹部エコー1件であります。残念ながら、
GTF予定の患者が1件直前にキャンセルになりました。・・・。粛々と実施したい
と思います。午後からは天気次第で移動場所を決定したいと思います。近場の温泉に
なるかもしれません。
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慢性咳嗽について

2017年02月24日 07時55分00秒 | 診療&トピツクス
 最近原因不明の慢性咳嗽症例が数例受診されています。まずは病歴やアレルギー
の有無を確認して、診察しますが、呼吸音聴診が重要であります。喘息では通常ラ
音が肺底部で聴診されます。確認には胸部XPとPEEP気道抵抗評価)が必須で
あります。これで喘息の有無を確定出来ます。また感染症による呼吸器系の病気や
肺癌なども鑑別出来ます。また、慢性的な副鼻腔の病気や花粉症などのアレルギー
疾患でも見られるため、既往歴など詳細に問診する必要があります。苦みを感じる
場合は胃酸の逆流(GERD)による可能性がありますでGTF検査などで確認する
ことも必要になります。さて、これらの検査や問診・診察をしても原因が特定でき
ない場合がありますが、最後に残るのは咳喘息と心因性咳嗽でありますが、ステロ
イド吸入薬に反応する場合もありますので、これに反応する場合は積喘息と判断し
ますが、反応しない場合は心療内科などの専門医に紹介します。最後に降圧剤ACE
‐I(レニベースなど)による慢性の咳もありますのでご注意ください!心因性では
比較的若い方が多い傾向があるようであります。
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