降圧剤ARBとして汎用されているテルミサルタン(商品名:ミカルデイス)はインスリン対抗性改善作用など他のARBにはない特徴があるのは以前より知られている。その作用機序としてリガンド応答性の核内受容体型転写因子であるPPARγは注目されているが、これは主に脂肪細胞の分化に関わるアデイポネクチン増加が糖代謝や脂質代謝を強力に改善し、潜在的動脈硬化を抑制すると考えれている。テルミサルタンも同様の効果があるとされるが、その効果はPPARγアゴニストのチオグリタゾン(アクトス)の約30%程度とされている。最近の研究では若干PPARγに対する受容体結合性がフルアゴニストであるアクトスと違いがあり、パーシャルアゴニストであると位置ずけられている。その結果、臨床効果はアクトスに及ばないものの体重増加(循環血液量)や心不全発症率の副作用が軽減されるとしている。
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