昨日ジェリング・プラウ主催のMR勉強会に講師として参加しました。脂質異常症の治療薬として現在スタチン係剤が主流でありますが、実際の診療ではその治療目標到達率は60%前後であり、治療不十分の症例も多い。これに対しスタチン(ストロング)の増量が行なわれているが、その効果は6%前後であり、期待したほど十分ではない。この原因として小腸でのコレステロール吸収亢進が想定されており、メタボリック症候群症例やDMさらにはスタチン長期投与症例で顕著であると考えられている。そこで小腸コレステロールトランスポ-ター阻害薬(55%前後)であるゼチーアが注目されている。コレステロールは腸肝閉鎖サイクルを形成しており、胆汁排泄性のコレステは食事性とほぼ同等であり、ゼチーアを投与することで、増加した腸肝コレステサイクルを改善することが期待される。実際スタチンと併用では20%以上のさらなるLDL-Chの改善が認めらる。さらにHCL-
Chの改善も著明(20%)であり、非常に有用な薬剤である。また副作用がほとんどなく認容性が非常に高く、患者さんも医師も安心して投与できるのが素晴らしい!
Chの改善も著明(20%)であり、非常に有用な薬剤である。また副作用がほとんどなく認容性が非常に高く、患者さんも医師も安心して投与できるのが素晴らしい!