(み)生活

ネットで調べてもいまいち自分にフィットしないあんなこと、こんなこと
浅く広く掘っていったらいろいろ出てきました

( ´艸`)☆更新履歴☆(´~`ヾ)

(ガラスの・Fiction)49巻以降の話、想像してみた*INDEX (2019.9.23)・・記事はこちら ※ep第50話更新※
(ガラスの・INDEX)文庫版『ガラスの仮面』あらすじ*INDEX (2015.03.04)・・記事はこちら ※文庫版27巻更新※
(美味しん)美味しんぼ全巻一気読み (2014.10.05)・・記事はこちら ※05巻更新※
(孤独の)孤独のグルメマップ (2019.01.18)・・記事はこちら ※2018年大晦日SP更新完了※

(・Θ・)★せめて一言だけでも毎日更新★ (´∩ω∩`*)

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テレ朝ドリームフェス2014<1日目>参戦したー

2014-10-14 11:11:46 | MCZ
この3連休に、私は謎の肩~首痛に襲われ、ほとんど動くことが
出来ませんでした。

原因不明!寝違えでもなく、金曜日の夕方にずっと立ってたらいきなり
ひどい肩こり状の症状が左肩に出て、その後首筋から耳後ろにかけての激痛が
収まらない状況に。

日曜日が一番ひどかったですが、それ以外はとりあえず後ろを振り向くのに
体全体で・・・といったぐらいだったので、
元気に予定通りドリフェス参戦してきました!!

テレビ朝日ドリームフェスティバル2014 @国立代々木競技場第一体育館

私は2014年10月11日(土)の1日目に参戦

※スタートするまで撮影OKだったので撮った会場内の様子。
 私は北側スタンド2F席でした。

基本的に1アーティスト40分+舞台転換20分で進んでゆき、
じっくり6時間コースでした。。

15時スタートで、オープニングアクトはななんとゆず!!
最初からいきなりとはビックリ☆
さすがのライブ運びというか、完全に場の空気をあっためてあっためて
熱くして、ノリノリにするところはやっぱゆずだな~~と思いました。

次はだれだれ??と思っていると、舞台上にうっすりピアノの姿が
見えたので、恐らくやっぱり、スキマスイッチでした。
ピアノが加わるだけでこうもムーディーになるのか・・・と思えるほど、
力強いボーカルはゆずと同じでも、全然違う世界観、そして
ライティングも変わって圧巻の舞台でした。

ゆずにしてもスキマスイッチにしても、普段とあまりに違う
観客構成(だってどっからみてもモノノフだらけなんだもん・・)に
気を使って頂き申し訳ない気持ちもありつつ、
ノリノリで楽しめる、引き込まれる所はすごいなの一言です。

続いて登場は木村カエラ、本日唯一のソロアーティスト。
あんな小さな体のどこにそんなパワーがあるの、というくらい
動く動く歌う歌う。
知っている歌とか知らないとかそんなの関係ないんですよね、
やっぱり生でみるステージはそれだけで最高だし、
その分実力がないと難しいんだなという事を痛感。
当たり前ですけど、歌手ってやっぱり歌うまい!!!!(笑)

でもってその次がBEGIN
もう・・ね、ベテランバンドは味が違いますよ。
心から楽しめた。一気に会場中がほんわか沖縄モードに包まれて、
でもライブの熱さみたいのが冷めるわけでなくほくほくほくほく
続いていく感じ。
これもやっぱり生で見て楽しめ!!!って感じです。

実はBEGINの前までは出演順が分からなくて、
『次はだれ?』ってどきどきしながら待っていたんですが、
木村カエラの後に登場のテレ朝弘中綾香アナがあっさり
出演順的なことをバラして(笑)去っていったので、
その段階でまさかのももクロトリ!という事が察せられた状態では
ありました。

SEKAI NO OWARI
は、映像とライティングと、音響効果等が融合された
まさに今を生きる総合音楽といった感じで、
これからどんどん進化していく、その過程にあるだろうなという
感じがしました。
なんていうんでしょう、粗削りで、やりたいことがいっぱいあって
表現したい事、言いたいことがどんどんあふれてて、
それらを全部見せたい!!みたいな若さがあって、
引き込まれていくっていいますか、表現しづらいんですけど。。

でもっていよいよラストはももクロです。

<セットリスト>※転載※
ゆず
01虹
02サヨナラバス
03少年
04夏色
05ヒカレ
06雨のち晴レルヤ

スキマスイッチ
01ガラナ
02キレイだ
03ボクノート
04Ah Yeah!!
05全力少年
06パラボラヴァ

木村カエラ
01Butterfly
02リルラリルハ
03OLE!OH!
04TODAY IS A NEW DAY
05TREE CLIMBERS
06マスタッシュ
07BEAT
08Magic Music

BEGIN
01島人ぬ宝
02竹富島で会いましょう
03ウルマメロディー
04三線の花
05オジー自慢のオリオンビール
06かりゆしの夜
07涙そうそう

SEKAI NO OWARI
01スターライトパレード
02ファンタジー
03Love the warz
04Death Disco
05銀河街の悪夢
06Dragon Night
07RPG

ももいろクローバーZ
01仮想ディストピア
02CONTRADICTION
03Z女戦争
04GOUNN
05黒い週末
06泣いてもいいんだよ
07行くぜっ!怪盗少女
08MOON PRIDE
09DNA狂詩曲
10走れ!


ももクロは1時間ぐらいあったと思います。
今までももクロは単独ライブでも、フェスでも大体
生バンドでやることが多くて、
久しぶりに完全オケ音源のステージを見た気がします。
その前のSEKAI NO OWARIがステージ上に炎が上がったり、
大所帯のバンドセットが組まれていたのが一気にはけて、
ステージ上はがらんとさっぱり何もない黒いだけ。
そこに登場のももクロ。

私の席の周囲は、ゆずだったりスキマスイッチだったり、
いろんなファンの人がいながら、やっぱり基本
一番多いのはモノノフ・・・って感じだったんですが、
あまりウリャノフがいなそうな感じがしたので、どーなるかなーと
思っていました。
前後は他のファンの人がつらーっと並んでいたのもあって、
みんな初ももクロライブにドキドキしてる感じが伝わってきたので、
モノノフとして、しっかりコールをしなければ、という
使命感も感じたり(笑)

他のアーティストの方が出演する時も、そのファンの方が
それぞれの曲に応じて定番のコールだったり振りだったりを
してくれるので、それに合わせて見よう見まねでやったりして
それがすごく楽しかったので、
ももクロはあまりにコールが多すぎて難しいとは思いますが、
(つってもほぼうりゃおいだけどさ)
ちょっとでもコールも楽しんでもらえたらいいな、という気は
ありました。

長丁場で疲れもピークの午後8時でしたが、それでもOVERTUREがかかると・・・・
テンションあがってしまいますよね。。
(でも個人的にはOVERTUREの「せーの」は言わないで頂きたいです。
ネオスタでカルミナの時にコールやらハンドクラップやら入れないのと
同じくらい・・・。)

※追記※その後、チビッ子祭りで有安せんぱいに「せーの」公認(?)されて
しまいました・・・トホホ


ずっとやってほしかったZ女戦争があったので感激でした。
その他もほぼ私の最大級セトリで大満足☆
何気に新曲のMoon Prideも好きです。踊りが好き。
「あなたに 恋を する」の所とかキュンキュンです。

最後はける時、「ばいばいあーりん」頂きまして満足MAXでした。

初フェス参戦でいろいろドキドキすることはありましたが、
最後はやっぱり
あーりんかわいい
あーりんかわいい
あーりんかわいい

で埋め尽くされて終わるのでした・・・・。

はぁ~~、女祭り当るかな。。。
※追記※AE先行は外れました・・・・。一般に賭ける!!!


明日は、テレ朝フェス!!

2014-10-10 18:19:59 | MCZ
秋の怒涛のLIVEラッシュ第2弾は、これ!!
テレビ朝日ドリームフェスティバル2014 @国立代々木競技場第一体育館

10/11(土)
木村カエラ
スキマスイッチ
SEKAI NO OWARI
BEGIN
ももいろクローバーZ
ゆず

10/12(日)KANA-BOON
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
Superfly
スガ シカオ
チャットモンチー
ポルノグラフィティ

10/13(月・祝)
THE King ALL STARS
ゴールデンボンバー
コブクロ
渋谷すばる
Spitz
miwa


秋の怒涛のLIVEラッシュ第2弾は、これ!!
参戦日はもちろん土曜日!
何着ていけばいいですか? 何持っていけばいいですか?
何予習しておけばいいですか???
フェス初参戦なのでいろいろどきどきです。。。。。わくわくです。。。。
明日は大丈夫だと思うけど、台風が心配。
デング熱はもう気にしなくて大丈夫ですか?

3日間とも無事開催されることを祈っております。

【架空の話】49巻以降の話、想像してみた*INDEX【勝手な話】

2014-10-05 13:35:23 | ガラスの・・・INDEX
ここしばらく先も、49巻以降の発売がされる予感が全くしないし、
今はとっても中途半端な状態でお預けくらっている状態なので
どうしてもモンモンしちゃう。
なので、こんな結末どうだろう・・・的な想像を膨らませて
勝手に続きを作ってしまいました。
小説というよりは、いつものあらすじをまとめている感じです。
100%主観に基づき作った個人的趣味です。あくまで予想ということで。。。

出来る限り原作で張り巡らされた伏線に忠実に、を心がけ、
出来る限り中立な立場で、でもこうなってほしいという結末で。

正直マヤと真澄がくっつけば、紅天女の後継者争いは興味がない、
なんて以前言いましたが、話をまとめていくうちに、やっぱり
避けては通れない非常に重要なテーマであることに改めて気づかされ、
結構真剣に悩みました、どういう結果がしっくりくるだろうと。
自分で勝手に作っていてなんですが、話の流れに任せたらこうなった、って感じです。

読み返しているとやっぱり、最初はとてもすてきなキャラだった紫織さんが
あんなにドイヒーな人に変貌したのは100%真澄のせい、なので、
どうしても紫織さんにはすばらしい女性に戻ってもらいたかった、ということと、
桜小路君の扱いだけは・・・・弱りました(笑)


ま、こんな考えの人もいるんだね、程度に。
(とりあえずUPした後、随時誤字脱字修正加えてます)

※※2015.2.19追記※※
何となくだらだら続けたくなって、エピローグ編つくりました。
断続的に書いていくつもり・・・どーなることやら。



**********************

49巻以降の話、想像してみた
第1話・・・・・マヤ、紫のバラの人と会う
第2話・・・・・紅天女試演当日
第3話・・・・・桜小路君と決着
第4話・・・・・紫織さんと決着
第5話・・・・・紅天女決着
第6話・・・・・マヤと真澄決着
第7話(完)・・本公演前日

エピローグ編
ep第8話・・試演後~本公演前までの回想(11月~12月)
ep第9話・・本公演初日の回想・千秋楽(1月~3月)
ep第10話・・本公演期間中・本公演前回想:桜小路覚醒編(1月/12月)
ep第11話・・本公演期間中:伊豆の別荘編(2月)
 *支線エピ ep第11.01話  ep第11.02話  ep第11.03話
ep第12話・・本公演千秋楽(3月)
ep第13話・・紅天女千秋楽後(4月初旬)
ep第14話・・4月中旬
ep第15話・・4月中旬
ep第16話・・4月下旬
ep第17話・・4月下旬~5月頭
ep第18話・・亜弓編(回想:昨年10月下旬~3月/4月初旬)
ep第19話・・7月下旬
ep第20話・・8月下旬(姫川邸訪問)
ep第21話・・8月下旬(伊豆の別荘一泊)
ep第22話・・9月(映画撮影)
ep第23話・・9月(マヤのいない東京にて)
ep第24話・・9月(マヤ一時帰京)
ep第25話・・10月~11月(桜小路・再会編)
ep第26話・・11月(マヤと真澄・一周年)
ep第27話・・11月(マヤ初スキャンダル)
ep第28話・・12月-1月(大みそか・紅天女初日)
ep第29話・・2月(紅天女大阪公演・マヤ誕生日)
ep第30話・・4月(紅天女大公演終了後)
ep第31話・・4月(フランス編・レッドカーペット)
ep第32話・・4月(フランス編・映画祭前編)
ep第33話・・4月(フランス編・映画祭中休み)
ep第34話・・4月(フランス編・授賞式)
ep第35話・・4月末(桜小路・ひさしぶり舞ちゃん編)
ep第36話・・5月(マヤ映画公開)
ep第37話・・6月~7月(亜弓映画公開)
ep第38話・・7月(マヤ秋ドラマ決定編)
ep第39話・・8月(共演者視点・マヤ秋ドラマ撮影中)
ep第40話・・12月(共演者視点・マヤ秋ドラマ撮影終了)
 *支線エピ ep第40.01話
ep第41話・・12月(年末大騒動)
ep第42話・・亜弓編(12月・紅天女稽古)
ep第43話・・2月(バレンタイン)
ep第44話・・2月(マヤ誕生日)
ep第45話・・4月(マヤ舞台)
ep第46話・・5月(マヤ舞台)
ep第47話・・5月(マヤ舞台)
ep第48話・・5~6月(マヤ舞台)
ep第49話・・7~8月(映画イギリスロケ編)
ep第50話・・7~8月(映画イギリスロケ・郊外編)
ep第51話・・7~8月(映画イギリスロケ・郊外編完結)



ULFULS*2014LIVE TOUR "ONE MIND"

2014-10-05 12:33:52 | 雑談
2014年10月4日(土)@埼玉県 川口総合文化センター
ウルフルズツアー2014ONE MIND~あついのがすきすぎ~
行ってきました!

ウルフルズを好きになったのは、
2013年リリースアルバム(8th)「ええねん」きっかけで、そのあとひたすら
さかのぼって過去のアルバムを聴き続けて、
それからニューアルバムリリース毎にずっと気持ちは高まってたという感じです。
「ええねん」きっかけではありましたが、
2005年(9th)「9」
2006年(10th)「YOU」
あたりのアルバムが直近では好きで、
2007年(11th)「KEEP ON, MOVE ON」の時に“?”という気持ちを抱いたら、
2009年活動休止に入ってしまいましたが・・・。

でもって今年いよいよ復活だぜ!!です。

ちなみに、ももクロの歴史でいくと、
2007年に結成され、私自身は
2011年アルバム「バトルアンドロマンス」きっかけなので、
ほぼ、ウルフルズの抜けた穴をももクロに癒してもらっていたということです。

活動休止前は、ライブはほとんど行ったことがなく、
2008年4月12日(土)@武道館で開催された、
「ウルフルズ結成20周年ライブin武道館~シングル全曲やります!(そうね、だいたいね)~』
だけです。

今回は活動再開後のニューアルバム「ONE MIND」をひっさげての
ツアー初日ということで、単発の記念ライブとは違うツアー初参戦
(ももクロもツアーはまだいったことがない)、非常に楽しみでした。

ももクロによってライブ慣れしたおかげさまでそれほど上がることもなく、
しかもはじめてのホールコン!ステージ近!!音響すご!!で
あっという間の2時間半でした。
ペンラがなくて両手がフリーのライブというのも新鮮でした(笑)

セットリストは、いつかまたどこかで公開されたら追記するとして、
「ONE MIND」のツアーなので当然メインは新アルバム収録曲中心と
なるわけですが、印象としては、あまり違和感なく古い曲と新しい曲が
取り混ぜられているな~という感じでした。
新しい曲も昔ながらのウルフルズ感あるし、
古い曲も今のウルフルズらしさがあるし、
お互いに歩み寄って、“ウルフルズ”を形成しているんだなと思いました。

そしてはやっぱり、4人いてこそのウルフルズだ!ということも実感。
それぞれが外洋の荒波にもまれて帰ってきた、という感じを勝手に思うせいか、
以前のトータス突出感が抜けて、全員のキャラ・能力がピカピカしている感じ。
(それまでのライブを見たことがないので、昔からだよ!って言われるかもですが)
あ、ちなみに私の一押しはけーやんですが(衣裳がピンクだった☆☆☆)
知らない間にチョッパーがなくなっていたジョンBの、男の色気感が半端なかった(笑)

ホールコンのツアーやっぱり楽しいな・・・・。
こんな感じでできればずっと続けてもらえたら、本当にうれしい。
それにしてもウルフルズのライブ、女のお客さんがほんとにほんとに多い!!
ちびっこの私でもステージが見やすかったです。
あと、こころなしか空気が清浄な気も(笑)


ONE MIND Tシャツ(L)


ONE MIND バイカラ―Tシャツ(L)

※女性ファンが多いせいか、サイズのつくりが小さい気がします。
Lサイズでも、ももクロのTシャツのMサイズくらいのような気が・・・・。
てかももクロのTシャツは大きくなるほど横幅がでかくなるからな・・・
ファンのサイズ感ってあるんですね!


ちなみにこれは、物販で4,000円以上買った人へのプレゼント(鍋敷き・・・だそうです)

一回に万札が飛んで行かないことの方にびっくり。
ペンライトとかがやっぱり高いのか、乗せられまくっているのか、ももクログッズは。。。。





第7話(終)【架空の話】49巻以降の話、想像してみた【勝手な話】

2014-10-02 15:32:01 | ガラスの・・・Fiction
第6話←                →ep第8話
********************
1月1日
カウントダウンの喧騒も過ぎ、街には一気に正月の気配が漂っていた。

大都劇場
いよいよ明日から始まる新春特別公演『紅天女』
この日の為にマヤをはじめとする新生『紅天女』チームは、
短い準備期間にもかかわらず必死に稽古を積んできた。
その前までの試演で、ある程度まで作り上げていなければ、
到底間に合うものではなかっただろう。

去年の11月に正式に月影千草から上演権を継承したマヤは、
その足で亜弓の入院する病院へ向かい、紅天女の説得を行った。
想定通り、当初亜弓は強く拒否したが、マヤの切実な願いに少しずつ心を開いていった。

「これは私からの挑戦状です。
 亜弓さん、あなたの完璧な紅天女を私はまだ見せてもらっていない。
 ただタイミングがちょっと早かっただけで永遠に紅天女を手に入れただなんて、
 私思われたくないし、思いたくない。
 亜弓さん、来年の正月公演は私がやります。だから一年後、
 亜弓さんの休養期間が明けたら、あなたの紅天女を私に見せてください。」
「あなた、どれくらい残酷なことを言っているか分かってて?」
「ええ、亜弓さん。私は分かっています。
 私からこんなこと言われるのが、亜弓さんにとってどれくらい屈辱的な事か。
 それでも私はあえてあなたにお願いしたい。
 あなたなら、そんな屈辱なんて軽やかに飛び越えてしまうって、私分かってるから。
 そしてあなたが飛び越えられるなら、
 私もそれのさらに上を行く演技をしなければならない。
 正直あなたがいないほうが私、もっと楽に紅天女をやれると思う。
 でもだからこそ、あなたと一緒にこれからも紅天女を演りつづけたい・・・・」

これは亜弓への同情からではない、
マヤは本気で紅天女をさらなる高みへと導こうとしているのだ。
そのことに気付いた時、亜弓の心にあの熱い思いが戻ってくる気がした。
亜弓からの明確は返答はなかったが、
まずは目の前の問題を一つ一つ解決すること、そしてその先に
道が開けたら、亜弓はきっと挑戦を受けてくれる、マヤは信じていた。


「え・・・と、24、25、26・・あ27! Aの27番 ここだ」
本番前の通し稽古を終え、化粧を落としたラフなスタイルのマヤが、
すでにひと気のなくなった薄暗い劇場内客席をうろうろと歩いていた。
「案外いい席だったんだな・・・」
そう言ってチケットを封筒にしまいながら歩いていると、

ドンっ

何かにぶつかった

「いたっ」
「大丈夫かい?お嬢ちゃん?」
そう言って優しく抱きかかえてくれたのは、ほかでもない真澄だ。
「速水さん・・・」
「席を探しているのかい?案内してあげようか」
「速水さん・・・・覚えてましたか?」
「もちろん。ここが君と初めて出会った場所だ。
 ここで、こうして・・・。そうか、本当に最初からだったんだな。」

最初から、ここは君の居場所だったんだな、といってギュッとマヤを抱きしめた。

「あの・・・速水さん。私、あなたに渡したいものがあるんです・・・」
そういってマヤは、先ほどの封筒を真澄に渡した。
「・・・・なるほど。これからは直接渡してくれるんだな。
 もう聖を介さなくていいようだ」
「・・・・・・・!速水さん!」
「この前は、はっきりと伝えられなくてすまなかった。
 今日も明るくはないが、この前よりは顔ははっきり見えるだろう。」
「・・・はい。」
「君に渡したいものがあったんだ。」
そういって背中に回していた手に持っていたものを、マヤに差し出した。
「!?・・・」
「おや、Aの27番、これはもしかして・・・。なるほど。
 君が人生で初めて生の舞台を観た記念の日、そして俺たちが初めて出会った日。
 ちょうどその8年後の同じ日に同じ席で、今度は
 その舞台に立つ君の姿を見れるんだな。初めて、紫のバラの人として。」

マヤの手には、先ほど真澄から渡された紫のバラの花束、
そしてその中に刺さっていたメッセージカードには、

ーーーこれからもずっとあなたをみています 速水真澄よりーーー


********************
第6話←               →ep第8話              

~~~~解説・言い訳~~~~~~~~
最後すごく短い・・・。
前に、適当に大都劇場に決めたって言いましたが、
ここで見事につながりました。
マヤが体当たりでゲットしたチケットを持って
初めて見た本物の舞台『椿姫』は、ここ、大都劇場で上演されました。
あの時はただ見ているだけだったちっちゃな子が、
こうしてその舞台に立って主役を演じる日が来るなんて!
だから1月2日初日だったんですね、と勝手に納得してしまいました。

真澄の婚約破棄はその後ちゃんと進んでいるのか、とか
亜弓は果たして紅天女を受けるのか、とか
紫のバラの人と告白されたマヤはどんな反応をしたのか、とか
これからの二人の関係性は?とか
いろんな部分があいまいに含みおきになったまま終わるのが、
いかにも漫画っぽくていいのではないでしょうか。
という訳で、勝手に妄想してすみませんでした、おわり。
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