(み)生活

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2015年・QUICK JAPAN感想文(抜粋)

2018-01-17 11:04:23 | MCZ

昔、ももクロがQUICK JAPANと懇意にしていた頃、
毎回それぞれのメンバーに特化した特集号が発刊されていました。
数年をかけて5人全メンバーの特集号(あーりんは2冊!)が
発刊されたタイミングで、
『QUICK JAPANももクロ個人全力特集読書感想文コンクール』
というのが開催されまして、
私も実はそれに応募しておりました・・・。

後日、最終のあーりん号発刊記念イベントの檀上で
大賞受賞者の方が表彰されていて、あーりんから
おめでとうって言ってもらっていて、うらやましかったことを
覚えています。(それが初めての中野サンプラザでした)

賞も入選も逃した、私の感想文だったけど
すごく思い入れを持って書いた文章だったから
いつかこのブログにもこっそり載せようかなと思っていて
忘れていました。

有安杏果さんという、一般的には「ももクロの緑の子」として
認識されているかな?というメンバーの卒業・引退が発表され
混乱中のモノノフ界隈
私ももちろん、その一人です。

そんな中、ふと当時のその読書感想文の事を思い出しました。

読書感想文の提出ルールとして、
それぞれの個人特集号に必ず触れる内容であること
というのがありましたので、
私の感想文もそれぞれのメンバーについて語っています。
あと、私いわゆる「評論家」厨な所多々ありますので
全体的に評論家ぶってます、エラそうです。

感想文は章立てになっており、

序章
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
最終章

と別れ、それぞれ1~5で各メンバー特集号の事を書いています。
その第四章が有安さんの事を書いた章です。

とりあえず、第四章だけ抜粋して、以下に貼っておきます。
これはあくまで2015年現在の心情で書いたものです。
そして、QUICKJAPANの感想として書いたものですので
原稿用紙仕様になっています。


**********************
   第四章:緑色のワガママ

 前章では、玉井詩織を一番一般人に近い所
に置いたが、反対に一番芸能人に近い所に置
かれるのが有安杏果だと思う。なぜなら彼女
は“ワガママ”だから。
 これまた誤解を生みそうな表現だが、私は
一流人は自分の活動に対してワガママである
べきだと思っている。ワガママであることは
退路を断つ、それ相応の実力が伴っていなけ
ればできない。
 有安杏果は、自分を表現するということに
おいて容赦がない。だから自分の思った通り、
またはそれ以上の結果を出した時は誇らしく
喜び、反対に納得がいかなければ落胆したり、
憤慨したりする。その様があまりに率直であ
りすぎるがゆえに、時にファンは過剰に心配
を深めたり、議論のネタとなったりする。
 Quick Japan116号全力特集
では、過去の「米子の夜」エピソードを振り
返りながら、喉の治療で歌えなかった期間か
ら復活公演、そして初の日産スタジアムライ
ブから国立、そして二度目の日産スタジアム
への過程をまとめている。
 全般を読んだ感想は、彼女は誰より自分を
知っているという事だった。それは自分が一
番かわいく見える角度だったり、歌に対する
思い入れだったり大小さまざまだが、自分の
得意不得意をしっかり把握しているが故、時
に自分の存在を消すかのように他の4人に丸
投げする(ように見える)シチュエーション
すらある。それを「米子の夜」以前なら4対
1と表現したのかもしれない。
 有安杏果という感受性の塊は、5人の中で
もっともファンの想像力を刺激する存在だ。
有安自身が茶番の輪に加わらないことは、決
して打ち解けていないからではなく、やりた
くないことをやっていなかっただけかもしれ
ない。しかし多感なティーン世代はそれを仲
間意識という名の絶対正義で、チーム=仲良
く遊ぶの公式を当てはめようとする。その狭
間に「米子の夜」があったと思うのは、私自
身想像力を刺激されすぎか。
 特にアイドルグループのファンは、メンバ
ー同士が仲良くあってほしいという幻想を抱
いている。聖人君子であってほしい、きれい
な存在であってほしいという勝手な夢を押し
付けがちである。
 2015年現在、ももクロはそれぞれが一
番心地よく存在できる位置を呼吸するように
汲み取っている。だからこそ、5人がもし同
じ学校・同じクラスだったら絶対友達になっ
ていなかったと断言できるほど、バラバラの
安定感を醸し出している。
昨今のアイドル界では特に“普通の女の子”
に親近感を持って応援しようとする傾向が強
い中、有安杏果はひたすら逆行する。インタ
ビューの中で、自分がいなくてもももクロは
やれるんじゃないかと思ったことがあると話
していた。それはもしかしたら、アイドルグ
ループという枠の中に収めることができない、
収めたくない自身の我を認識していたのでは
ないか。さらに記事中では、仕事への取組み
方に関して、事前に出来る限りの準備を整え
て本番に臨むと語っていた。当時は初回の放
送直後だった「ももいろフォーク村next」
も、毎月の生放送の回は重なり、時に想定外
の動きに対応できずもがいた事も知っている
身としては、今回読み返して、そうだ、この
子はそういう子だったと改めて感じた点でも
ある。
 有安杏果の一番の魅力はストイックなまで
の“ワガママ”だから。
 有安杏果という存在は、ももクロが、アイ
ドルの中にきらりとアーティスト性を輝かせ
るための重要なファクターだから。

(2015年提出)
**********************


ファンじゃない人からしたらよく分からないことも
多い、特に「米子の夜」ってなんじゃらほいだと
思いますが、まあそういうことがあったんです。

あ~~、私こんなこと考えてたんだ、2015年に
と思いました。

そして2018年、
一番芸能人に近い所にいた彼女は"ワガママ"に
一番対極の"普通の女の子"を求めて卒業します。
そして相変わらず我々は彼女に想像力を
掻き立てられ、最後までソワソワしています。

1/21以降、ワガママでストイックなももクロの
アーティストが去った後のグループが
どんな試行錯誤で未来へ進むのか。

最後に、後先になりますが序章も貼付しておきます。

**********************
   序章:なお現在進行形
 今回の読書感想文を書くにあたっては一つ
の懸念があった。当たり前の事だが、刊行当
時には未知だったことが既知となり、更に刊
行年以降にリリースされた情報や経験という
要素が追加された頭で読み返すと、その感想
も当初のものからは変化してしまう。
 私は、いわゆるももクロの軌跡には実はあ
まり興味がない。自分が興味を持つ以前もそ
うだが、ファンとして過ごしてきた年月にお
いてもそうだ。なぜならももクロは常に今が、
そしてこれから先が一番面白いから。どんな
に感動的な歴史があったとしても、今目の前
のももクロに比べると色あせて感じる。
なので今回は、2015年5月を最新とす
る自分自身による感想文を書こうと思う。
**********************


2018年も現在進行形で楽しくて気になるアイドルです。