(み)生活

ネットで調べてもいまいち自分にフィットしないあんなこと、こんなこと
浅く広く掘っていったらいろいろ出てきました

( ´艸`)☆更新履歴☆(´~`ヾ)

(ガラスの・Fiction)49巻以降の話、想像してみた*INDEX (2019.9.23)・・記事はこちら ※ep第50話更新※
(ガラスの・INDEX)文庫版『ガラスの仮面』あらすじ*INDEX (2015.03.04)・・記事はこちら ※文庫版27巻更新※
(美味しん)美味しんぼ全巻一気読み (2014.10.05)・・記事はこちら ※05巻更新※
(孤独の)孤独のグルメマップ (2019.01.18)・・記事はこちら ※2018年大晦日SP更新完了※

(・Θ・)★せめて一言だけでも毎日更新★ (´∩ω∩`*)

レディスアパレルセレクトショップ
始めました☆☆
公式HP:-オーレオリン- オンラインショップ

スマホ版が!

2019-02-15 21:18:28 | 雑談
久々に投稿したかと思ったら連投すみません。。
スマホ版のgooブログの仕様が随分と変わっていたようで
ちょっと見にくくなってたなーと思う一方、
更新しやすくなったかもーと思ってます。

この記事は、テストも兼ねて書いてます。

最近はだいたい皆さんスマホで読まれますよね。
PC版だと最新更新履歴とかTOP画面に出してたり
一覧ページのリンクまとめとかも置いてたり
してたんですけど、スマホ版だと反映されないみたいで...。
まあそれはそれでシンプルでよしという意見もありますか。

スマホ版だとコメントなども気軽にやれそうなので
もしよかったらご意見ご感想催促督促なんでも
つけてください。
ただし厳しいご意見は心が折れちゃうかも(笑)

プロフィールに記載の通り、日々興味を持ったことを
その時の気分に応じてつらつら駄文を書き連ねる
ブログなので、まあ暇潰し程度の期待で、是非...。

で、せっかくなのでFictionの感想を。

後書きにも書いたんですが、想像以上にFictionを書くのに
トキメキポイントを消費するようでして
ここ1,2年ほとんどトキメキが無、だった私は
比例して筆が鈍ってしまっていたようです。

この1週間、久しぶりにときめく気持ちを思い出して
いました。
年甲斐もなく、メールを送るのに緊張したり
返信がすぐに来て仕事中なのにニヤニヤが止まらなかったり
着信がないかと何度もスマホを見ちゃったり

ああ10年以上前は、こんなことで心が溶けちゃうほど
悩んでたっけ、と思いながら過ごしていました。

お陰さまで随分と人生経験も積み、
叶わない夢もあるということも
何もない日々が幸せと同義語であるということも
知ってしまった(み)ですが
若い頃の燃えたぎる情熱とはまた一味違った
穏やかな熱情みたいなものを今はしみじみ
感じています。

あと単純に、頭の中を文字にして並べるという
行為そのものへの渇望も湧いてきて...

だから今年はFiction出来る限り更新します。
そのためのスマホ版練習です。

2019年は
会いたい人には会う年にしたいと思っていて
もしかしたら二度と会えなくなるという現実も
より身近に感じられるようになってしまったからこそ
ブログでも、文字での出会いを皆様としたいと
思っています。

言うだけ番長で全然更新しないかも・・・だけど
今の私は本当にそういう気持ちにあふれています。

この広いwebの世界でこの場所に気づいてくださった
皆様、
これからもどうぞよろしくお願いします~~

※ちなみにこのブログの一番人気記事は「モバイルSuicaのエラー」です(笑)



(み)




ep第49話【架空の話】49巻以降の話、想像してみた【勝手な話】

2019-02-15 13:29:42 | ガラスの・・・Fiction
ep第48話←                  →ep第50話
********************
「おもしろいから読んでください!!」
きっかけは数年前のマヤのこの言葉だった。
久しぶりに自宅でゆっくりと過ごす時間を取っていた真澄は
窓からそそぐ光を浴びながら雑誌に目を通していた。
隣にはマヤ、マヤが静かにしている時は
寝ているか台本を読んでいるかと相場が決まっている。
隣で身じろぎもしない黒髪に特に気にすることもなく
ページをめくっていた真澄の耳に、先ほどの
よく通る大きな声が突然響いたのだ。

「・・・・なんだ?」
さすがの真澄もびっくりしてまじまじとマヤのほうを見ると
その顔に持っていた本を突き出してマヤが再度
「おもしろいから、速水さんも読んでみてください!!」
と繰り返した。

『おそろし荘の住人』
それは、タイトルそのまま暗めの絵画風の表紙になった
一冊の絵本だ。

絵本といってもその頃はやりだった「大人の絵本」と呼ばれる
文字が多めの絵本である。
真澄はそのタイトルを知らなかったがほどなくしてそれが
有名なイギリスの作家が書いた伝説的古典ミステリーサスペンスを
土台として、子供向けにアレンジした作品であることに気付くと
「この本は知らないが、原作なら読んだことがあるぞ」
渡された本をパラパラとめくりながら答えた。

その時はあまりに興奮したマヤがおもしろくて
なりきって何度も読ませたりしながら穏やかな昼下がりは
過ぎていったのだが
仕事の鬼の真澄は翌日はすぐ次のプロジェクトを立ち上げていた。
それが、現在マヤが撮影に入っている来春公開予定の映画である。


『スヴァンスタイン荘の住人』
1930年代ヨーロッパを舞台とするこの作品は
イギリスの有名作家によるミステリーだが
その細かな人物描写と驚きのストーリーで多くの読者を魅了し
全世界で愛される作品となっている。
時代背景の変化により、もはや映像化は不可能と
言われてきた作品であり、そのトリックの特異性ゆえ
過去の映像化作品の評価も賛否両論分かれることが多い。

この仕事について話をした時、最初マヤは
何のことかピンと来ていなかったようだが
すぐに昔読んだあの絵本の原作だと分かると
目をキラキラさせながら何度も企画書と真澄の顔を
見比べていた。
「速水さん、昔の話覚えていてくれたんですか!!!」
その笑顔を見れただけでも、努力の甲斐があったと
映像権取得のための根回しの数々に費やした労苦を
思う真澄。
「驚くのはまだ早いぞ、マヤ」
キャスト欄を見てみろ、とマヤを促す。
「えと・・・・・あ、ほんとに!?」
先ほどの10倍は輝いた笑顔を見せた。


そして季節は夏ーーー
舞台『NATASHA』も千秋楽を迎え一息つく暇もなく
映画撮影がイギリスの郊外で始まった。
「舞台が終わったばっかで本当にもうしわけないんだけど、
 体調は大丈夫?」
「全然平気!だって今回は強い味方もいるし!」
映画1ヶ月にもわたるイギリスでの撮影が中心となる。
そのため、マヤはイギリスでアパートメントを借りて
生活をしているのだが・・・。
「以前にもスクープされた相手だから、気を付けてね」
「・・・・は~~~い」
「あ、噂をすれば・・・ほら」
マネージャーの大原が指差す方向には、すらりとした長身のイケメン・・・ではなく・・・
「麗~~~!!!」
よっ!と片手を掲げるようにこちらに目線をよこしたのは
「マヤ、ちゃんと言った通りのもの買ってこれたかい?」
かつてボロアパートで寝食を共にした戦友、青木麗だった。

***
「なんかすごく昔の事のような気がする・・・・」
以前と変わらぬ手際で夕食の準備を進める麗の横で
半分邪魔しているように手伝うマヤがしみじみとつぶやいた。
「・・・そうだね。私もまたマヤのごはんを作る日がくるなんて」
言いながら麗は、不覚にもグッとくるものをこらえた。
「少しは料理の腕も成長したのかと思ってけど・・・」
あわてて軽口でごまかしながら、麗は改めて隣に立つ
小柄な大女優の姿を見つめた。

北島マヤとの同居生活を解消したのち、青木麗は
独立系の女優として舞台を中心に活動、同時にモデルとして
海外の雑誌にも起用されるなど、着実に知名度を上げていた。
そんなさなか、もっと演劇の真髄を学びたいという思いから
英国に留学するという決断をしたのが去年の秋の事だった。

それから約10ヶ月、マヤの相手役、しかも
非常に重要な役どころを演じる共演者として再会することとなった。
「もとより期待してなかったからね、家事に関しては・・・だけど」
語学だけは、この生活である程度覚えてもらうからね、と麗は言った。
「大原さんにもお願いされているし・・・」
「んもう。。。この年になってまた勉強するなんて・・・」
「ハハハ、大丈夫大丈夫。ちゃんとマヤ好みの教材選んでおいたから」
さっきまでとは打って変わった渋い表情をするマヤを見ながら
麗は笑って調理作業を再開した。



「でも、なんだか夢みたい。いつかいつかと思っていたけど
 こうして本当に麗と一緒の作品に出る日が来るなんて」
できあがった食事をパクパクと食べながら、昔の思い出話をして盛り上がる。
「麗が留学するって話を最初聞いたときは、本当にびっくりした」
「そうかい?」
「ねえ、麗はどうしてイギリスに留学しようと思ったの?」
片付けは自分の仕事、と食器を洗いながら尋ねたマヤの質問に、
一瞬クッと言葉を飲み込んだ麗は
「そうだね、ちょっと食後の散歩に出かけないか?」
とマヤを外へと誘い出した。

 
「あの時に決めたんだ。『微風のかたち』」
シンと静まり返った世界にただ木々のさざめきだけが響く景色を見ながら
麗は静かに、だがよく通る声で話し始めた。
「フランス映画祭で堂々と日本を代表する女優として存在していたマヤを
 画面越しに見て、ああ今自分は何をしているんだろうってね」
「・・・麗・・」
「誤解しないでくれよ。別にうらやましいとかくやしいとか、
そういう気持ちじゃないんだ。
 私はマヤが女優になる前から知っている、そして
 女優になっていく姿をすぐそばでずっと見てきた。
 だからこそマヤ、君が誰よりも才能を持っていて
 そして演劇のためならどんな努力も惜しまない
 人間であることを分かっているつもりだった。」
でも、どこかでいつものドジでおっちょこちょいな北島マヤの事も
忘れずに覚えていて・・と
マヤの豊かな黒髪をやさしくなでながら微笑むような流し目を向けた。
自分はいつまでもマヤの保護者であるという気持ちが
他の芸能人と自分とを分ける"優越感"に
変わってしまっていたのかもしれない。
「だけどどうだろう、映画祭でその中心に立つマヤの姿に、
 女優としての自信と覚悟が
 はっきりと見えたんだ。そしてそこには当然ながら
 私など欠片も存在してなくて・・・。
 その瞬間、自分はいったいどうなんだ、私にとっての"演劇"は、
 それに賭ける情熱はどれほどのものなんだ、って声が聞こえたんだよ」
物言いたげなマヤの視線を柔らかく視線で制して、
麗はゆっくりと言葉を足した。
「このままじゃいけない、思ったのはそれだけ。
 次の瞬間にはもう英国(ココ)に居た。
 気分としてはそんな感じ」

なんとなく仕事がある日々、完全なアングラではなく
ある程度のメジャーな仕事もこなし
街中でも「青木麗」と気づいて近づいてくるファンが増えてきた。
そんな日々に、なんとなく居心地の良さを感じ始めてすらいた麗にとって
『紅天女』を手中にしながら、さらに高みを目指して
努力と成長を続けていたマヤの姿は
あの、ただがむしゃらにもがいていた劇団つきかげ時代の自分を
いやでも思い出させ、気づかぬうちに安定の方向に動いていた自身を自覚させた。

「マヤ、演劇は好きかい?」
「うん!観るのも、演るのも!」
「・・・・だね」

"演じることが好き"
ただそれだけの情熱をいまだに煌々と燃やしながら演技に生きる小さな大女優に、
麗は自分の中のそれを再確認したくて、日本を離れることを決めた。

「今回の映画、実はオーディションを受けたんだ」
「え、そうなの??」
「そう。自分がもう一度演劇人になるために」
麗の言葉の意味がどれほどの重さをもつのか、マヤはよく分かっていないかもしれない。
それでもかまわない。麗にとってマヤは最大のライバルであり最愛の友だ。
だからこそ、ヌルい自分のままでは向かい合えない。

「マヤ、私は覚悟をもってこの映画に臨んでいる。
 北島マヤの相手役として、しっかりとした演技でぶつかり合えるよう、
 こっちに来て得たすべての経験を糧に、この作品に取り組むつもりだ」
だから、よろしく

そういって差し出された麗の手をマヤは両手でぎゅっと握った。
「こちらこそ、よろしくね麗」
その顔はただただ旧友との共演を喜ぶ無邪気な女の子の顔だった。
"本当に、変わらないねマヤ、君は・・・"
麗は有象無象が交差する芸能界という世界に存在する一つの奇跡を見ている気がした。

「こりゃ、しっかり守ってくれた人に感謝だな・・・」
「うん?なにか言った?」
「・・・いや、なんでもないよ。さて・・・、寒くなってきたから戻ろうか。そして今夜は・・」
いろいろとタノシイ話を聞かせてもらおうかな、と
麗は人差し指でツンとマヤの額をつついた。
「・・・?」
麗の視線が、自分がつけているアンティークネックレスに向けられていることに
気づいたマヤの顔がみるみる赤く染まっていった。


ep第48話←                  →ep第50話
~~~~解説・言い訳~~~~~~~~
本当に本当にご無沙汰しておりました。
こちらのお話は、7、8月頃を想定しております。

今回思ったことは、「ガラスの仮面」ってなんだかんだいってやっぱり
少女マンガであり、恋愛マンガなんだな、ということ。
心にトキメキが多くないと、たとえ拙いFictionですら
書き進めるのは難しい、ということです。

単純に"ラブ"な気持ちがたまらないと
楽しい話が浮かばないし、筆が進まない・・・。

今回の話、短いんですけど
待って下さっている方がいるおかげで
Upすることができています。

自分自身の私生活を振り返る期間にもなりました。
別の記事でも書くと思うんですけど、今年はたくさん本を
読みたいなと思っていて、映画もみたいなと思っていて、
そんなひとつひとつの創作物に触れていくことで
自分の感性を取り戻していきたいなと。

今回の話、イギリス編ですけど久々の青木麗登場で
わくわくしています。
なんとなく麗の姿に、再び書き始められた自分自身のことを
重ね合わせたり、なかったり・・・(笑)

そしてきっと必ずあの男もじきにイギリスに
やってくることでしょう。
海外生活はイチャイチャ5割増なのでそれも楽しみ。

2019年もよろしくお願いいたします!
(あ、もうすぐマヤちゃん誕生日ですね・・・)
~~~~~