itchy1976の日記

当ブログは、読了本の書評・感想とスポーツ、時事問題、日常生活のコラム中心です。TB、コメント、相互リンク依頼大歓迎。

書籍バブル論

2010年08月30日 21時52分57秒 | 本にまつわる話
一個人|心に残った本||池上彰「伝える力」(発端になったブログ)
書籍バブル論について~私も当事者の感想を入れます(勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!)
当事者として(茂木健一郎 クオリア日記)
仏文学者の内田樹さん「スト」宣言に賛否 売れっ子新刊ラッシュに待った
_______

いま書店界で一番話題なのが、いつ「池上バブル」が弾けるかということです。
最近の書店バブルに「茂木バブル」「勝間バブル」があります。

書店の中の、新刊台やらランキング台やらフェア台やらいたるところに露出を増やし、その露出がゆえに書店員にあきられ、また出版点数が多いためにお客さんに選択ばかりを強い、結果弾けて身の丈に戻っていくのが書店「バブル」です。
_______

十数点の出版企画を抱える売れっ子の内田さんはすぐに反応した。13日付のブログに「大量の企画が同時進行しているのは、編集者たちの『泣き落し』と『コネ圧力』に屈したためである。(略)『バブルのバルブ』を止めることができるのは、書き手だけ」などと記し、4冊分の校正刷りの確認を“塩漬け”すると宣言。14日付で「日程がタイトであれば、書きもののクオリティはあらわに下がる」と理由を説明した。

一方、店長に「バブル」と指摘された脳科学者の茂木健一郎さんは自身のブログで変わらず執筆を続ける姿勢を強調。経済評論家の勝間和代さんもブログで「当事者がコントロールできるものではない」と、内田さんとは対照的な考えを示すなど、反響が広がっている。

早稲田大大学院の永江朗教授(出版文化論)は「安価で手軽な編集ができる新書ブームがあった10年ほど前を境に、メガヒットした書き手に安易に依頼する傾向が加速した。対談や講演のテープを起こしただけの安直な作りの本が増えれば、読者離れを早め、出版文化の先細りを招くだけ。業界は今回の問題提起を真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と警鐘を鳴らしている。
_______

私は質が高い本であればバブルであろうとなんだろうと買う。茂木健一郎さんの本は読んだことがないのだが、勝間さんの本に関して言えば、最近の本は質の劣化が甚だしいと思う。それについては、著者自身の責任だけでなく出版社の責任も大きいと考える。私はビジネス本や新書については読み応えが合って質の高い本を望む。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。