アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)小峰 元講談社このアイテムの詳細を見る |
今回は、小峰元『アルキメデスは手を汚さない』を紹介します。東野圭吾氏が作家になったきっかけとなった本ですね。この話で出てくる高校生たちがとても生意気なやつらで共感できなかったですね。犯人たちは中盤になっていくとなんとなくわかっていく。刑事たちが犯人たちのアリバイ崩しにどう挑むのかということがポイントになるでしょう。
第一の謎:柴本美雪が妊娠中絶手術によりなくなる。相手の男は明かさず、臨終のときに「アルキメデス」とうわごとを言った。相手の男は同級生のうち誰か?アルキメデスとはどういうことか?
第二の謎:クラス内の競り市で、内藤の弁当を手に入れた柳生が砒素中毒で倒れた。砒素をどうやって手に入れどうやって内藤の弁当に砒素を入れたのか?
第三の謎:柳生の姉の不倫相手である亀井が失踪し、柳生の家で亀井の死体が発見された。亀井を誰が殺したのか?
「私たちにとって我慢ならないことを1つずつつぶしていこうではないか。そのためには破廉恥罪に該当しない限り手段を選ばないこと。」これはアルキの会の方針だそうだ。
こちらからもさせてもらいますね。
>この話で出てくる高校生たちがとても生意気なやつらで共感できなかった
これわかります。私も似たように感じました。
本書が青春ミステリーの走りだそうです。ただ、この高校生たちに共感できなかったですね。
これからもよろしくお願いします。
内容は全く記憶なし
生意気な高校生達でしたか
多分、当時のリアル高校生の姿だったんじゃないかしら
高校生の生態(?)も随分変わりました^^;
>多分、当時のリアル高校生の姿だったんじゃないかしら
→そういう風に巻末の解説でも書いてあったとおもいます。高校生の生態も変わってきましたね。今の高校生は社会にたいして何か訴えるということはないですよね。
これからもよろしくお願いします。
青春ミステリーという当時は新しいジャンルを築いたこの小説。なかなかよかったです。
作者の小峰元さんは1994年に他界されたため新作が読めないのが残念です・・・
>作者の小峰元さんは1994年に他界されたため新作が読めないのが残念です・・・
→そうらしいですね。青春ミステリーという分野のさきがけであるし、東野圭吾氏を作家に導いてくれたきっかけを作ったんですよね。
これからもよろしくお願いします。