今日、マニラでは、403回目となるブラック・ナザレ祭(Black Nazarene)が行われ、熱心なカトリック教徒らがミサ(Mass)と行進(Procession)に参加しました。ブラック・ナザレ祭は毎年恒例の行事で、今年は、まずルネタのキリノ・グランドスタンドで、早朝6時からロサレス枢機卿(Cardinal Rosales)によるミサが捧げられました。NBNテレビ局が、ライヴでその模様を伝えていました。その後、マニラのキアポ教会(Quiapo church)まで、キリストを模した黒いナザレ像と十字架が運ばれました。黒いナザレ像は、1608年にスペイン人によってメキシコのアカプルコからマニラに持ち込まれたもので、信者たちは黒いナザレ像が、奇跡を呼ぶ聖なる力を持つと信じています。行進の間、人々はそのナザレ像に直接触れようと、またぬぐってもらおうとタオルを投げて熱狂するのです。黒いナザレ像もしくは十字架に触れて戻って来たタオルは、「聖なるタオル」となるのだそうです。
今は、夜の7時過ぎ(フィリピン時刻)ですが、まだ行進は続いていて、キアポ教会には到着していないそうです。今年は、現時点で二名が群衆に押しつぶされ圧死、数百名が負傷しているとニュースでリポーターが伝えています。
<写真> TVパトロールのニュース(午後7時過ぎ)
<映像> 以下、youtubeから↓(こりゃー、スゴイわ!)
Black Nazarene
http://www.youtube.com/watch?v=-nzEqpP2ngs
TVDeals Black Nazarene 400 Years Trivia
http://www.youtube.com/watch?v=jlNgQgORlPM&feature=related