京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

海の京都

2015-08-30 | 京都案内

京都というと一般的には京都市を指すように思われがちですが、京都「府」は、南は山城・木津から、北は丹後半島まで南北に長く、京都府観光協会は京都市以外の観光客誘致に力を入れております。それというのも、京都縦貫自動車道が7月18日に全線が開通し、先に福井県小浜と敦賀がつながった舞鶴若狭道と相まって京都府北部への交通が大変便利になったことがあります。

丹後地区では「海の京都博~さあ知と遊の冒険へ」と題したエベントが長期にわたり開かれております。海の京都エリアで使えるプレミアム付き宿泊券(14000円分を10000円で購入できる)の販売、甲子園球場8個分という広大な敷地を持つ西日本最大の道の駅「丹後王国(食のみやこ)」のオープンなどをはじめとして、丹後地区市や町がエベントを競っております。

この丹後王国は宿泊施設のほか、丹後地域にこだわった市場やレストランカフェを設けて、地元企業や生産者による「丹後の食」を提供し、馬や羊と触れ合える牧場、収穫体験のできる農場など様々な入園料無料の施設があります。



「ホテル丹後王国」に泊まり、夜は全長750mの幻想的なイルミネーションを楽しみます。このイルミネーションは「天空遊歩道 スターダストファンタジア」と名付けられ、「流れ星」、「星空」、「天の川」を表現しているそうです。



今までは、天橋立や伊根の舟屋、夏の海水浴が売りだった丹後地区。新たな魅力が発見されそうです。

今年の秋は、海の京都から、京の都へ

ところで、天橋立というと、笠松公園の股除きが有名ですが、車で上に行くと成相寺(なりあいじ)という西国二八番札所となっているお寺があります。ここから15分ほど登った成相山の頂上が絶景のポイントです。標高が500mあり、なんでも日本一のパノラマ展望所とか。天橋立だけでなく、宮津湾までも見渡せます。





また、舟屋を見るには道の駅「伊根の里公園」がお奨めです。



京都好き男

 


模様替え

2015-08-29 | 宿日記

石長松菊園5階にございます、洋宴会場を模様替えをいたしました。
壁紙を張替て、カーペットの新調です。
早速9月1日から会議でお披露目されます。

 



定期点検

2015-08-29 | 宿日記

昨日28日より、年に1回の定期点検を行っております。
私ども、お宿いしちょう並びに石長松菊園にお越しいただくお客様の、安心と安全のため、光熱関係の機械・装置をはじめ、
各部の点検と傷んだ箇所の修繕を行っております。もちろん、衛生関係の作業も同時進行で行います。
スタッフも、夏の大掃除やら、メンテナンスを行ております。
お客様の快適な旅のお手伝いの第一歩。

 

例年ですと、暑かったりもするのですが、今年は曇りがちで気温はあまり上がっておりませんが、やはりエアコンの効かない場所での作業となります。

業者の皆様には、本当にご苦労様でございます。

 

毎年夏休みの終わりのこの時期に行っております定期点検ですが、夏休みが短くなってきております関係で来年以降どうなりますか。


それはそれといたしまして、9月1日から早速修学旅行の学校様をはじめ、会議、お寺様など多くのお客様をお迎えいたします。

どうぞお気を付けてお越しくださいませ。お待ち申し上げております。

お宿いしちょう
石長松菊園
スタッフ一同


地蔵盆

2015-08-23 | 京都案内

京の街のあちこちにみられるお地蔵さん。
子供の守護神として古くから信仰を集めてきたお地蔵さんですが、82324日にこのお地蔵さんを盛大にお祝いする地蔵盆が各町内で行われます。
基本的に2日ですが、ご町内の都合で前後の土曜日か日曜日どちらかに行ったり、子供の数が減って行わなかったりという町内もあるようです。
時代の流れでしょうか。
私どもお宿いしちょう、石長松菊園がある末丸町でも今日、地蔵盆が開かれております。
地蔵盆の主役は子供、お地蔵さんにお供え物がならび、お菓子が子供たちに配られ、笑顔がはじけております。
この笑顔が地域から絶えることのないように、地蔵盆という小さな行事が引き継がれていってほしいものです。

 

 

お駒姉さん


大文字送り火以外の精霊送り行事 (壬生寺のお盆風景)

2015-08-23 | 京都案内


京都では八月九日の精霊迎えから八月十六日の精霊送りまでの一週間、

それぞれの家庭で先祖の霊を祀る「うら盆」のならわしがあります。

中京区の壬生寺では万燈会を催し、祈りのともしびをもって各家ご先祖の

追善とご多幸を祈念しておられます。そんな壬生寺のお盆の風景です。







「万燈会」平安時代から続くそうで、その数は毎年一千燈を超えています。











壬生地蔵講によるご詠歌の奉納です。


水塔婆の法名を読み上げておられます。

奥に供物の受け付けがあります。お盆期間中に各家庭でお供えした供物を

引き取っていただけます。 (要お賽銭)

死者の供養のための水塔婆です。




八月十六日、精霊送りの最後は重要無形民俗文化財「六斎念仏」の奉納です。

精霊迎えは「壬生六斎念仏」、精霊送りは「中堂寺六斎念仏」の担当です。






そうこうしている内に、八月十六日も深更と相成りました。

 

いーえー





球児の夏

2015-08-22 | 宿日記

8月20日に夏の高校野球の決勝が行われ東海大相模が優勝しました。
例年ならば当館には高校野球の応援団が多数宿泊され、
準優勝した仙台育英高校は必ず当館を利用されていました。

ところが、今年は各合宿をはじめ、外国人観光客が多数を占め
応援団が利用するスペースがまったくありませんでした。

観光客を迎える喜びがある反面、高校野球好きの私にとっては
応援団の来館がなかった淋しい年になりました。

応援団は来なくても、京都をはじめとして関西に多くの人々が訪れ
盛り上がっていくことを願いたいと思います。

 


<松井です>


第12回京都・観光文化検定

2015-08-22 | 宿日記

今年の京都・観光文化検定試験<京都検定>の実施要項が発表されました。

  申込期間 9月1日 ~ 11月9日
  試験日  12月13日(日)
  第12回公共テーマ
     1級「京都三大祭」
     2級「琳派」
     3級「洛西・嵐山・嵯峨野・乙訓」

京都検定は「知らない京都が見えてくる」
私は京都の観光文化の奥深さを知る良い機会だと思っています。

京都市は2年連続でアメリカの旅行雑誌「トラベルアンドレジャー」で
世界で最も魅力的な都市の第1位に選ばれています。
また、2014年の市内観光客数が5564万人に上り、2年連続で過去最多を更新。

当館においても「おもてなし」の一環として
お越しいただくお客様に京都の良さを少しでもお伝えしたいと研鑚しております。
今年も数名のスタッフが「京都検定」に挑戦!

 

<京都好き男>

 


黒谷と無隣庵

2015-08-22 | 宿日記

当館から東へ約2.5km
京都市を一望できる山の山頂に位置する金戒光明寺
京都守護職会津藩主松平容保の本陣だったことでも有名ですが
今ひそかに人気を集めているのがこちら

 


五劫思惟(ごこうしゆい)の阿弥陀仏といいます。
長い長い間修行され、髪の毛が伸びて螺髪が盛り上がった様子を表したとの事。
「アフロ仏像」と呼ばれ話題となっております。


敷地内には会津藩士のお墓もあります。

 


無隣庵
明治、大正の大老山県有朋の京都の別荘として作られたのが無隣庵です。
有朋が山口県に作った草庵が隣家のない静かな場所にあったことに由来しこの名がついたとされています。

 

1903年には山県有朋,伊藤博文,桂太郎,小村寿太郎の4人による
日露戦争直前の日本の方針を決める「無隣庵会議」が開かれたことでも有名です。

フラッシュをたかなければ室内の撮影も特に制限はないようです。


お抹茶300円とお手ごろなので海外からのお客様もほっこり休んでおられました。


明治・大正、又は幕末の縁の地をめぐってみるのも楽しいかも?
ぜひぜひ京都へおこしやす!

<KURO>


黒谷から

2015-08-18 | 宿日記

京都市の東、岡崎にある金戒光明寺、通称『黒谷』

北側から上って真正面から撮った銀閣寺上の大文字です。

<まつの>


五山送り火 如意ヶ嶽大文字

2015-08-16 | 京都案内



小雨がパラパラする中、午後8時、如意ヶ嶽の大文字に点火されて、五山の送り火が行われました。
夕方の雨で、少し涼しくなりましたが、点火の頃には風が止み、蒸し暑さが戻った感じですが、京の夏の風物詩を楽しまれたのではないでしょうか。