最近、界隈の地図にも載せているお店が閉店しました。その一つは新進亭。京都のラーメンやさんでも古いほうじゃないでしょうか。30年近くになりますか、まだお店が河原町蛸薬師にあった頃、毎日のように食べていたことがあるだけに、残念です。そしてもう一店、梶井基次郎の「檸檬」に登場する八百卯です。結核を病んだ主人公がどうしようもない不安に苛まれてさまよい、八百卯で檸檬を買い、これも今はなき丸善へ行って本の上に置いてくるという話。学生時代にお店を探して求めて、ここか!とへんに納得していたような・・・。丸善もペーパーバックをよく買いに行ったなー。思い出にあるモノが無くなるというのも一抹の淋しさを覚えます。 〓k.sasano〓
最近、界隈の地図にも載せているお店が閉店しました。その一つは新進亭。京都のラーメンやさんでも古いほうじゃないでしょうか。30年近くになりますか、まだお店が河原町蛸薬師にあった頃、毎日のように食べていたことがあるだけに、残念です。そしてもう一店、梶井基次郎の「檸檬」に登場する八百卯です。結核を病んだ主人公がどうしようもない不安に苛まれてさまよい、八百卯で檸檬を買い、これも今はなき丸善へ行って本の上に置いてくるという話。学生時代にお店を探して求めて、ここか!とへんに納得していたような・・・。丸善もペーパーバックをよく買いに行ったなー。思い出にあるモノが無くなるというのも一抹の淋しさを覚えます。 〓k.sasano〓
続いて国宝『本願寺書院』へ。
荘厳な雰囲気の入口から、神妙な面持ちで中へと入るとそこには....我の実家の畳部屋の1000倍くらい(もっと??いや、そもそも比べること自体が愚行である....)のスケールで敷きつめられた畳、畳、畳....広い空間!!それを囲む壁も天井も金、金、金....まさに畳の宝石箱やーーーー!!!!(ヒコマ〇風に)
きっと往時はもっともっと一面輝いていたことでせふ。
正面には対面所があり、かつてはここでご門主との対面が執り行われていたそうな。想像しただけで怖いぐらいの迫力がありました。壁、天井、欄間、どこを見渡しても緻密な絵や彫刻が施されてあり、それが、雀の間、雁の間、白書院、狭屋の間....と抜かりなく続いてゆく、永遠にも似た、回廊模様.... 立ち止まり、外を見れば、日本最古の能舞台が光を浴びて聳えている....流石「国宝」の冠をかぶるに相応しい圧巻の光景でした。
<ちなみに写真撮影は禁止でした!くやしいですっ!!(ザブング〇風に)>
さて、特別に撮影の許可をいただいたのは、特別名勝「虎渓の庭」。
蘇鉄をふんだんに用いた、ダイナミックで華やかな印象に加え、背景となる御影堂の屋根を中国の名山廬山に見立てたという借景枯山水庭園。古の時代の想像力の賜物ですね。
”関〇”
「親鸞聖人の足跡を訪ねて」という研修会に参加させて頂き、浄土真宗本願寺派である『西本願寺』へと赴いて参りました。
巨大な御影堂、阿弥陀堂を横目に向うは、豊臣秀吉聚楽第の遺構と伝わる国宝であります『飛雲閣』。
特別公開期間以外は閉ざされた入口の扉が開くと、眼前には、左右非対称で、奇抜なデザインの楼閣建築が!
足元から広がっている滴翠園の池の水面に映し出され、それは更に大きな一つの物体と化し、城のような威厳を放ち、我の瞳に迫ってくるではありませんか!!
池に包まれた1階には舟入の間があり、その奥にある茶室「憶昔」は、その名のとおり、なんとも侘びた佇まい。。。
それに相反するように2階の『歌仙の間』の黄金の襖は、光に照らされ、なんとも雅な印象を与えます。
そして、「夜空の星が手にとれるように近く眺めることのできる部屋」という意味で名づけられた『摘星楼』が頂点の3階に鎮座し、アシンメトリックなそのデザインにまとまりをもたらし、それらが集結した飛雲閣は、我に感動と安堵を与えてくれたのでありました。
そして、今はなき聚楽第を偲ぶのでありました。
”関〇”
三条通りから京津線が消えて、と言っても、と言って地下化されただけですけど、どれくらいたちますか・・今はとてもきれいな道になってます。たまに通っても気がつかなかっのですが、花水木が植えられてます。ツツジほど派手さはありませんけど、季節を感じさせてくれますね。 〓K.Sasano〓
25日です。
すみません、雨でした。
今日が晴れだったら、「今月は天神さんの勝ち」てなことも言うようです。
逆なら「弘法さんの勝ち」というわけですね。
今月は引き分け、しかもともに雨なのだから、野球で言えば乱打戦の挙句の引き分け、といったところでしょうか。
さて、いよいよゴールデンウィークです。
今日こそ雨ですが、来週はお天気に恵まれそうです。
まだ予定を立てていない方は、ぜひ京都にお越しくださいませ。
当館も日によってはまだ多少の空きはあります。
フジやツツジが見所を迎えるところもあります。
オススメは宇治の三室戸寺。
シャクナゲとツツジが見ごろを迎えます。
小さな丘いっぱいにツツジが植えられていて、それが満開になった光景は、まさに壮観!
ここはアジサイやハスも有名で、春から夏にかけてはとても賑わいます。
宇治散策の機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
さて、当館にもささやかながらお庭がありまして、そこのツツジも見ごろです。
庭がグッと華やかになりますね。
”あいらんど”
京都市中京区河原町通竹屋町東入末丸町284番地
これは当館の所在地です。
”京都らしい”住所というのでしょうか。
京都の住所には独特の表示が使用されることがあります。
それが、「東入ル」「西入ル」「上ル」「下ル」、というやつです。
どこかで見かけたこともあるでしょう。
「入ル」は、「ハイル」ではなく「イル」と読み、「上ル」「下ル」は、「ノボル」「クダル」ではなく「アガル」「サガル」と読みます。
これらの表記の前に書かれているのが、2つの通りの名前で、それぞれが南北の通りと東西の通りとなっていて、要するに、その二つの通りの交差点を、ここで明示しているわけです。
その上で登場するのが、「ニシイル」だの「サガル」だのというわけです。
これらはそれぞれ、その交差点からどちらへ向うかを示す表記なんですね。
西、東、は改めて説明するまでもないでしょう。
「上ル」「下ル」については、それぞれ北と南へ向う、という意味です(例外もありますが)。
指示通りに向えば、そこにその町名がある、というわけです。
どうしてこのような表示になったのか。
まあ、実は正確なことはしらないんですが。
推測ですが、とにかく京都には町名が多いので、それがこの表記の定着した理由ではないでしょうか。
京都の街中では、角を曲がるたびに町名が変わります。
これは大袈裟ではなく、実際にそうなんです。
街中の区域は細々と分割され、それぞれに町名がついているのです。
一度機会があったら都市地図を見てください。
あまりの細かさに目が痛くなるかもしれません。
これを覚えるのは、ちょっとしんどい。
町名だけ言われても、それがどこなのか、ひょいとは思い浮かばない。
そこで、通りの名前を利用しよう、ということになったのではないでしょうか。
町名の数に比べれば、通りの数のほうが、はるかに少ないわけです。
これを覚えておけば、後はそこの交差点の位置を思い浮かべるだけ。
ああ、あの辺りね、となるわけです。
まあ、実際にはそうならない場合も多々あるのですが。
いずれにしても、なかなか便利なものです。
これを活用できるようになればあなたも、京都マイスター、かも?
”あいらんど”
当館石長(いしちょう)の名前は、当主の姓「石井」の石を取り、「長」は長州藩の長を頂き、当館の氏神神社の宮司様よりのお言葉で「長」は長く栄える意味が含まれているとの意味合いから、「石」と「長」で「石長」の名が刻まれるようになったといわれています。読み方も本来なら「いしなが」か「せきちょう」が正しいのですが、この時のお言葉で「いしちょう」とするようにおおせつかり、現在にいたっております。
タイブレーク