京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京町家に出かけましょう。

2010-06-30 | インポート

<新聞を読んで>  調理仕入担当 上野

京丹後民家を解体 調査する 家屋の部材 樹種の組成を

西陣の典型的な商屋在り 明治初年の表屋造り

太秦の蚕ノ社 境内の  三本鳥居に 神様いやはる

鞍馬山 災を断つ竹伐り会 雨中の儀式 千人参拝

京都市の動物園に 二頭の アムールトラの 子供誕生

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<松井で~す(^_-)-

以前に京町家について書きましたが、この度京町家の保全、再生に歴史遺産の保全を支援する民間団体であるアメリカの「ワールドモニュメント財団」が25万ドル(約2300万円)を助成する事になり、空家の京町家を改修して情報発信拠点とするそうで、現状の活動は「釜座町町家」を再生させ利用する予定です。

ちなみに国内で助成を受けるのはまだ2例目で、それだけ京町家の重要性が認められ、世界的にも京都の宝であることが証明された事になります。

私は京都に住んで15年になりますが最初は気にもとめなかった京町家がこんなに大切なものとメディアに掲載されると、何気なしに歩いていた道でも意識して見てしまいます。

そうして歩いてみると、京都の社寺仏閣だけでなく古き良き生活の場としての京町家を探訪しても面白いものになると思います。

また、最近では京町家の雰囲気を損なわず、お店としてブティックになっていたり喫茶店やレストランやおみやげものを販売ている店に利用している場所も増えています。

新しいものと歴史を刻んできた京町家の融合を楽しむのもいいものですよ。

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2010-06-25 14:08:08

2010-06-25 | インポート

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<夏待草>

祇園祭大船鉾が 復興に  幕末焼失 債権準備

祇園祭孟宗山の胴掛に  平山画伯の 砂漠らくだ行き

水琴窟 心開いて 音色聴く  静寂の中 心洗わる

黒谷の鎧の池の 謎を解く  水枯れ起きず  水源調査

沙羅の花 無情に落ちる苔の上  はかなき人生 縮図のように

                       調理部仕入担当 上野

京都では季節がうつろうたびに肌で感じる四季と目に見えて変化して行く景色が、この時期めまぐるしく感じるのです。

特に今年は夏日があったり梅雨に出会ったりして、訪れる方々も色々な京都を実感ざれているのでしょうね。

「水無月」と言う言葉も「水の月」と言う意味もあって各地の苔が見事なまでも人々の目を楽しませてくれています。

自然の力と生命力にはいつもながら感心しています。

もうすぐ祇園祭りが始まり、京都にも夏の訪れがコンコンチキチンの祭囃と共に街中にひびくことでしょう。

きっとそんな時は、やっぱり京都だな、と感じていただけることでしょうね。

今もこれからも、「やっぱり京都」であるために私達も頑張りたいと思います。

A  ( ^^) _旦~~


ラジオ体操♪

2010-06-22 | インポート

みなさん、ラジオ体操を憶えていますか?

小学生の頃は、夏休みの朝眠い目をこすって、イヤイヤ行っていたものです。

そんな私たちがこの歳になり、ラジオ体操第一・第二を始めました。

運動不足の解消のために。

しかし・・・思い出せない・・・

第二なんて音楽すら憶えてない。

初めはゴリラダンスと筋肉痛で大変でしたが・・・

二人で思い出しながらなんとかできるようになりました。

食後、一時間以内に軽い運動をするのは体にいいと聞いたので、

ワイワイ言いながら笑いこけながら、老体に鞭打ちながら楽しくやっています。

美容と健康のためあなたも如何ですか?

昼食後の眠気も吹っ飛んで、又仕事に気合が入ります。

by U&Y


「やおいちゃん」ってご存知ですか?

2010-06-21 | インポート

ローカルな話題かもしれませんが、今風のゆるキャラの事です、それも京都のとある商店街の。

「801ちゃん」と正式には呼ぶのですが、それは京都の上賀茂神社の参道前にある御園橋801商店街の事なのです。

http://www.kics.gr.jp/kita/801office/index.html オフィシャルページ

御園橋801商店街 ってなんでこんな名前なのって不思議ですよね、実は801とは当商店街の通りが800mあることから未来に一歩進むと願って1をたして801と名付けられたそうです。

昔は畑や田んぼばかりのこの地に人が住み交通が便利になって来て、商店が並ぶようになってきたのはごく最近だそうです。

それで御薗橋商店街協同組合として発足されたそうで、今はすたれる商店街のニュースが多いのにと興味がわいてきました。

そこで「やおいちゃん」が誕生し現在に至っているそうです。

ちなみにキャラクターグッズやDVDまで出ています。

ホームページを見ているだけでも一度行ってみようかなと感じますよ。

元気のある場所こそパワースポット!

京都観光の中に一度行ってみたい場所で登録してみてくださいね。

くもりのち元気 より (^^♪

801


「京都」と言う言葉の響き

2010-06-17 | インポート

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季節の想いをこめて一ひねり  上野 薫

夏近し 芸妓舞妓のごあいさつ  京丸うちわの  出荷がピーク

初夏の花 京都の花街初げいこ  合同公演 あでやか舞踊

金閣寺 岩沢画伯の障壁画    客殿に納め 趣き新たに

新緑の大原一帯 大原女が    伝統の美を 今に伝える

勇壮な 流鏑馬(やぶさめ)妙技 声援が  新緑映える 城南宮で

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京都の右京区にある梅宮大社では、見ごろを迎えているのが“花菖蒲”です。

ここには有名なパワースポットで子宝の石:”またげ石”(またぐと子宝に恵まれるといわれています)があります。
何も子宝だけではなく、命を宿す、守る、意味が込められているそうです。
 

境内には9千株の花菖蒲が紫や白の花を咲かせています。 

是非一度チャンスを逃さないように行ってみて下さいね。 

そして、世界中でも色々な地域により命を守るための、運動が盛んに行われていることも知って欲しいと感じます。

「花鳥風月」                            

日本にある言葉には「風花雪月」「花鳥風月」「雪月花」など、色々な言葉がその自然を表しています。

京都北部の天橋立を自然の中であらわしている言葉にもあり、 

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷(すず)しかりけり」 

<道元禅師>

日本三景:天橋立=雪、松島=月、宮 島=花(紅葉を花に見立てて)
日本三名園:兼六園=雪、後楽園=月、偕楽園=花(梅)
とあるそうですが、この「花鳥風月」の中には見方によってこんな願いも込められている事です。
 

<花>植物です。人間とは違う形ですが存在して地球を共有する、大切な仲間です。花木は自然景観を作っています。
<鳥>動物です。人間により近く、自然の中で暮らす存在で私達と同じように生きています。
<風>自然です、自然の中にあるものすべてがこの中に入っています。
<月>地球が宇宙の中のひとつの存在であることをいつも思い出させてくれるのが月です。そして時間の流れを感じさせてくれるのも月なのです。
 

まさに自然環境を守り育てる言葉がこれなのかもしれませんね。 

京都は社寺仏閣も有名ですが自然環境も他の地域と同じように豊かです、この自然環境を「花鳥風月」の意味を知りつつ、いつまでもまもりたいものです。

松井でした(^_-)-


Live and let live.

2010-06-16 | インポート

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直訳をすると、「自分を生かし、他人も生かす」となります。

英語だと柔らかな雰囲気でなんとなく納得のフレーズですよね、単語ひとつ変えると面白い表現になりますよ、「Live and let die」皆様はお分かりかもしれませんね、特に映画のファンにはなるほどと思われることでしょう。

007の「死ぬのはやつらだ」です。

もちつもたれつ 京都にお越しいただく皆様、そしていしちょうをご利用いただく皆様とはこの関係があるとしみじみ感じます。

サービスの中の一つの事も喜んで頂けたり、お金を払ったからこれだけのサービスが当たり前だと、などの色々な方々がおられます、もっとも人が居る所ならどこでもそうでしょうが、人と人とのかかわりあいが世の中を動かしていて、

この「もちつもたれつ」と言う言葉が最近はしみじみと身にしみます。

言葉使いだけでも印象が違い、特に顔の見えない電話での対応は気を使います。

(受話器を持って頭を下げていたり、難しい問題など思わずけわしい表情になっている事がある)皆様同じですよね・・・(^u^)

一度言われた事があります、電話の向こうのあなたの表情が分かりますよって、

毎日の生活でもちつもたれつ、電話の向こうでさえ同じなのでしょうね。

はーこ (^。^)y-.。o○


守るべきものが沢山あります。

2010-06-12 | インポート

世界各地で外来種の繁殖による環境の変化(生態系の変化)を取り上げられることが多くなってきている。

京都でも動植物の生態系に対しての問題があり、色々な取り組みが進んでいるその中の一つに「じゅんさい」があります。

京都盆地の北端に位置し、氷河時代の貴重な動植物が残る深泥池(みどろがいけ)でも、近くの浄水場の水が流れ込んだことによる水質の悪化や、水生植物アメリカミズユキノシタなど外来生物の影響で、70年代ごろから激減する種が相次いだ問題が発生し、90年代後半までは地元の限られた人だけ採集できたが、5年前には絶滅が心配されるほどまで減ってしまったのである。

深泥池の「じゅんさい」は、美食家の北大路魯山人(きたおおじ・ろさんじん)(1883~1959)に「どこのじゅんさいが一番よいかと言うと、京の洛北深泥池の産が飛び切りである。これは特別な優品」と絶賛され、全国に知られた有名なほなしもあるほどで、京都にはなくてはならない大切に守り育てなければならないもののひとつなのです。

その貴重な品種で絶滅が心配された国の天然記念物の「じゅんさい」が水生植物が復活し始めていることが新聞にも掲載され、自然の生命力に敬服する気持ちと、日々のかかわる方々の努力のおけげであることは間違いないと感じているのです。

こんな事でも、もともとは我々人間が自然破壊や環境の変化の原因を作っているので、与えられたものを未来に引き継いで行くためにも、エコの時代を日頃から自覚して行きたいものである。

松井で~す(^_-)-

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せいり・せいとん

2010-06-11 | インポート

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毎日の生活が色々なところで散らかり放題の環境を作ってしまい、片づけても、またいつの間にか何かが置いてある。
なんでモデルルーム見たいな部屋に出来ないのでしょうか?

押し入れを片づけていると、段ボール箱が出来て、見慣れない箱だとへそくりなんか入っていないかと楽しみにあけると、昔の遊び道具で古新聞に包まれた独楽やメンコやビー玉が出てきて、「なんやしょ~~~もな!」の一言。
でもって処分、処分とゴミ袋に入れていた。
今日ネットでプレミアつきのメンコの紹介や骨董品が高値で紹介されているのを目のあたりに、オークションでもあっ、これ昨日のやつと思ってみたがすでに遅し・・・。
近所の悪ガキどもにくれてやった後、後悔先に立たずか・・・と。
でもよく考えたらよくもあんなものまで残っていたもので、母親が大切にしまっておいてくれた物だと今更ながら感じた。
いつか役に立つだろうと、家の中にはこやしがいっぱいのお家が多いと思うが、想いでを大切にしまっておく事は、ちょっと違った大切なことなのでしょうね。
改めてありがとうと思いました。
でもいらないだろうと一瞥出来る物まであるのはいかがなものか?
細君には内緒で処分、処分(^^)y-.o

あれはどこにしまったの?って聞かれることはまずない、本人も忘れているはずだからね。(と思っているのは自分だけかも・・)

・・・A・・・


ラスカル  はいたずら好きなのでしょうか?

2010-06-08 | インポート

Araiguma

コミックの中ではかわいくてかしこいラスカル(アライグマ)も現実はだいぶ違ったみたいで、いま京都でも大変です。

始まりは、昭和37年(1962年)に愛知県犬山市の動物園飼育個体が野外に逃亡(12頭)したことに始まります。

その後1977年にはアライグマを題材にしたテレビアニメによってペットしての人気が高まり、多くのアライグマが輸入されました。この頃から飼いきれなくなって野外に放されたり、飼育檻から逃亡したりするケースが続出し、各地で野生化して定着するようになりました。

京都でも京都市中京区にある二条城で、「二の丸御殿」の屋根裏に動物のつめあとのような傷が付いているのが見つかりました。

国の重要文化財の「本丸御殿」などのおよそ50か所に爪痕が発見されましたし、善峯(よしみね)寺でも同じような被害にあっているそうです。

京都府宇治市の平等院鳳凰堂(国宝)や観音堂(重要文化財)の柱などでも爪痕が見つかり騒ぎになっています。

ネコもアライグマも元はペットとして飼われていたものですが、雑食でなんでも食べるというのも頼もしいと言うかどこでも生きて行けるようです。
アライグマも日本に来たくてきたのではないでしょう。
人間の勝手さにちょっと怒りを感じますね。
かわいいと飼い始める動物たちを最後まで家族として生活して欲しいです。
命の尊さをもっとわかって欲しいと思います。

彼等に罪を求める訳にもいかないので、これ以上可哀相な動物が増えずに文化財も守られることを願います。

松井でした (^_-)-☆


ケ・ケ・ケル・ケル・ケレ・ケヨ

2010-06-04 | インポート

 サッカーのワールドカップの開幕が近づいてきました。

 世界のスーパープレイヤーが顔をそろえる大会に、世界中が注目しています。

 この京都からも、松井大輔選手が日本代表に選ばれ、こちらでは注目を浴びています。

 さて京都の各神社には、八百万、数多の神様が祀られているのは今更いうまでもありません。

 その中に、サッカーの神様、というのがおられるのです。

 もちろん、厳密に言うとサッカーの神様ではないんですけれど。

 時節柄、サッカーの神様、として取り上げられることが多いです。

 その神様の祀られている神社というのが、白峯神宮です。

 ここの本社に祀られているのは、崇徳・淳仁の両天皇です。

 が、これはサッカーとは何の関係もありません。

 サッカーの神様は、ここの摂社に祀られている、精大明神という神様です。

 この精大明神神社は、球技全般の神様とされてます。

 それが特にサッカーの神様とされるようになったのは、この神社のある土地に由来します。

 この神社のある土地には、かつて飛鳥井家という貴族のお屋敷がありました。

 この飛鳥井家というのが、実は蹴鞠(けまり)の宗家なのです。

 蹴鞠、といえば、鹿の皮でできた鞠を蹴りあう競技です。

 精大明神が祀られたのは、そこに由来し、故に、特にサッカーの神様と言われるわけです。

 お気に入りの選手の活躍や、代表チームの勝利を祈願してみてはいかがでしょう。

 

 

 ところで、日本サッカー協会のエンブレムをご存知でしょうか。

 今ではよく知られるようになりましたが、それは八咫烏(ヤタガラス)という神話に登場する鳥です。

 この八咫烏というのは、神武天皇を熊野から奈良へと案内したといわれます。

 そのため、熊野神社の護符などに、この八咫烏が描かれていたりします。

 京都にもいくつか熊野神社があり、そこの護符にも、八咫烏が描かれています。

 サッカー観戦のお供にしてはいかがでしょうか。

”あいらんど”