京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

石碑

2015-08-07 | 宿日記

東山を源に東山区、左京区と流れ、四条大橋北で鴨川にそそぐ白川。
この白川を三条通が跨ぐ橋が白川橋です。但し、橋を渡る実感はありませんが。

この橋から東へ30mほど行くと「坂本龍馬 お龍「結婚式場」跡」という碑があります。
この場所、数年前まで東山ユースホステルがあった場所で現在はマンションが建っていますが、元をただせば青蓮院の旧境内で塔頭「金蔵寺」があった所。
そこの本堂で元治元年(1864年)8月に二人が内祝言をあげたところだそうです。
ところで、この碑ですが、ずいぶんと新しいもので、2009年に建立されたとのこと。
お竜さん晩年の話を元に作られたらしいのですが、それにしても竜馬ファンは何かと史跡にするものですね。

  
 

因みに、2年後の慶応2年(1866年)3月に二人が薩摩へ旅をしたのが日本の新婚旅行の始まりだそうです。

橋本でした



青蓮院

2015-08-07 | 宿日記

京都にお越し皆様、ありがとうございます。

猛暑日の続く京都ですが、今日は涼を呼ぶお庭訪ねてみました。

三条通から神宮道を南へ歩いてすぐにある青蓮院。
天台宗五箇室門跡の一つで粟田御所とも呼ばれ、「青蓮院旧仮御所」として国の史跡に指定されています。
華頂殿、小御所、本堂、宸殿などの建物は古いものでありませんが、各建物が渡り廊下でつながれており、これらの周りを池泉回遊式の庭園が囲んでいます。
華頂殿前の小堀遠州作霧島の庭から、龍心池が中心の相阿弥の庭、秘仏の御本尊熾盛光如来を祀り、日本三不動の一つ青不動画像(国宝)が
安置される本殿(熾盛光堂)を挟んで宸殿前には左近の桜、右近の橘が植えられています。
中から眺めれば、庭を渡る涼風に時を忘れてしまいそう。

 

 

小御所の渡り廊下には秀吉寄進と伝えられる、自然石の「一文字手水鉢」が置かれ、梅の頃には紅梅が水に映えるとか。



また西側の
5本の大楠は京都市の天然記念物にしてされています。

春と秋のライトアップだけではない青蓮院です。

橋本でした