京の街のあちこちにみられるお地蔵さん。
子供の守護神として古くから信仰を集めてきたお地蔵さんですが、8月23,24日にこのお地蔵さんを盛大にお祝いする地蔵盆が各町内で行われます。
基本的に2日ですが、ご町内の都合で前後の土曜日か日曜日どちらかに行ったり、子供の数が減って行わなかったりという町内もあるようです。
時代の流れでしょうか。
私どもお宿いしちょう、石長松菊園がある末丸町でも今日、地蔵盆が開かれております。
地蔵盆の主役は子供、お地蔵さんにお供え物がならび、お菓子が子供たちに配られ、笑顔がはじけております。
この笑顔が地域から絶えることのないように、地蔵盆という小さな行事が引き継がれていってほしいものです。
お駒姉さん
京都では八月九日の精霊迎えから八月十六日の精霊送りまでの一週間、
それぞれの家庭で先祖の霊を祀る「うら盆」のならわしがあります。
中京区の壬生寺では万燈会を催し、祈りのともしびをもって各家ご先祖の
追善とご多幸を祈念しておられます。そんな壬生寺のお盆の風景です。
「万燈会」平安時代から続くそうで、その数は毎年一千燈を超えています。
壬生地蔵講によるご詠歌の奉納です。
水塔婆の法名を読み上げておられます。
奥に供物の受け付けがあります。お盆期間中に各家庭でお供えした供物を
引き取っていただけます。 (要お賽銭)
死者の供養のための水塔婆です。
八月十六日、精霊送りの最後は重要無形民俗文化財「六斎念仏」の奉納です。
精霊迎えは「壬生六斎念仏」、精霊送りは「中堂寺六斎念仏」の担当です。
そうこうしている内に、八月十六日も深更と相成りました。
いーえー