帰宅にある臨済宗の大本山大徳寺には沢山の塔頭があり、このほとんどが戦国武将とかかわりがあります。
その中のひとつ興臨院を訪れました。
興臨院は室町後期に能登の守護、畠山義総が創建。
その後前田利家が本堂屋根を修復し前田家の菩提寺としました。
室町時代の建築様式の本堂、唐門は重要文化財。
重文の表門に入ると紫式部の花が迎えてくれます。
紅葉の参道を奥へ、唐門から本堂へ。
本堂前の枯山水庭園は「昭和の小堀遠州」と言われた作庭家、中根金作によって復元された蓬莱式枯山水庭園で「理想的な蓬莱の世界観」を表現していると伝えられる。
茶室「涵虚亭」(かんきょてい)は古田織部好みの四帖台目に隅板を加えたもの。
晩秋の大徳寺。境内は静寂な雰囲気。
それぞれ趣のある塔頭巡りはいかがでしょうか。
興臨院 拝観料600円 12月15日まで
黄梅院 拝観料800円 12月6日まで
同日でも使える両院共通拝観券は1200円
お帰りには門前で売られている大徳寺納豆をご賞味ください。
京都好き男 細木