自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

オリックス・バファローズ「Bs」ロゴ廃止という愚行を犯す…

2018-11-26 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
オリックス・バファローズは11月25日、来季2019年シーズンへ向けたユニフォームの変更を発表。


左からサードユニフォーム #43 山本由伸投手/ホームユニフォーム #34 吉田正尚外野手/ビジターユニフォーム #13 山岡泰輔投手

ホーム及びビジター用ユニフォームはデザインやカラーリングはこれまでのユニフォームを踏襲。襟、袖、パンツに配されたパイピングは強調された。また、背ネームや背番号、胸番号のフォントはリニューアルされた。まぁ、ビジターがグレーじゃないというのは癇に障るが基本的には悪くない。

また、「Bs spiritsユニフォーム」と命名されたサードユニフォームのカラーリングはネイビー&レッド。厳密にはブラック&レッドだったが黄金時代だった昭和50年代前半の阪急ブレーブスのキャップユニフォームを彷彿させる配色で非常に好印象である。

ユニフォームに関しては概ね好意的なのだが…キャップのロゴが「Bs」から「B」に変更されたことが非常に不愉快である!!!

オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併により2005年に誕生したオリックス・バファローズの初代ユニフォームはオリックス・ブルーウェーブのデザインに偏りすぎ大阪近鉄バファローズに対し著しく配慮が欠けていたものだった。

#10 谷佳知

そのため大阪のバファローズファンに配慮してブルーウェーブモデルのユニフォームは神戸用となり、色違いのラグランスリーブを採用し、キャップのブリム縁及びフロントパネルとミドルパネルの境界に赤のパイプを配した大阪用ユニフォームが急遽作成された。その際に登場したロゴが今年まで使用された「Bs」ロゴである。

#28 小松聖

多くのNPBファンの感情を逆なでしたブルーウェーブモデルのユニフォーム(後の神戸用)は当然のように2005年限りで廃止。2006年から神戸用でも新生オリックス・バファローズの象徴でもある「Bs」ロゴが採用された。

左:#5 清原和博/右:#8 中村紀洋

後付だったような気はするが、この「Bs」ロゴは阪急ブレーブス(Braves)、オリックス・ブルーウェーブ(Blue Wave)、大阪近鉄バファローズ(Buffaloes)の3つの「B」を継承するため複数形を意味する「s」が添えられていると説明された。

それが…合併という多くのNPBファンの心を踏みにじるような出来事から僅か14年しか経過していないのに…その合併の経緯から難産の末に生まれたオリックス・バファローズがようやくアイデンティティーを確立し始めた「Bs」ロゴを廃止するとは…愚行としか言いようがない。合併なんて、もう過去のことだという意思表示なのだろうか…?

仕方がない要素もあっただろうが、基本的にオリックスと大阪近鉄の合併には批判的だったオレ。故にその後オリックス球団への評価も芳しくなかったが、近年では「Bs」ロゴの素晴らしいコンセプトの下、阪急ブレーブス、オリックス・ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ、近鉄バファローズ、大阪近鉄バファローズへ向けられた敬意は大いに評価していたのに…

オリックス球団には大いに失望した。厳しい環境下で誕生したオリックス・バファローズには「Bs」ロゴの高潔なるコンセプトと共に飛躍してほしかっただけに、今回の「Bs」ロゴ廃止には失望・憤慨・落胆しかない…。「Bs」ロゴはオリックスとバファローズの融合の証だと思っていたのに…。

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます