自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

Welcom back ムネリン!!!

2019-07-24 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
ムネリンこと川﨑宗則氏。肩書としては元福岡ソフトバンクと表記すべきなのだろうが、熱烈なトロント・ブルージェイズファンのオレはあえて川﨑宗則氏は元TORと表記しておきたい。




その元TOR川﨑宗則氏が7月9日、CPBL・味全(ウェイチュアン)ドラゴンズの客員コーチに就任したことが発表されたが、な、なんと7月13日には選手としてもプレーすることが発表され、2年振りの現役復帰することとなった!!!



おかえり、ムネリン!



愚かすぎるロボット審判に一盗案

2019-07-21 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
自称野球トップリーグを謳うMLBだが…まるでテレビゲームのようなルール改悪案が続出している。ナ・リーグのDH採用や、ワンポイントリリーフの禁止案、挙げ句の果てにはストライク・ボールの判定を機械が担う案(所謂ロボット審判)など…どれも野球の根幹を破壊するようなものばかり。

そして、7月10日…1度は延期となっていたが…遂にその実験台に選ばれたアトランティック・リーグ(ALPB)でロボット審判が導入されてしまった…。

この試合で主審はiPhoneと接続されたイヤホンを装着し、ドップラーレーダーを利用したコンピューターシステム(弾道測定機「トラックマン」)による判定結果を受信して判定を行った。従来どおり捕手の後ろに立ってコールしたが、一連の流れに遅滞はなかったとは言うが、問題はそこじゃない?焦点がずれてる。アホなのか?

なお現時点ではストライクゾーン通過後にワンバウンドしたボールの判定では人間の主審がコンピューターに勝っており、同システムではチェックスイングの判定もまだできないという。

メジャーリーグ機構のモーガン・ソード氏は「MLBとアトランティックリーグ、野球界全体にとってエキサイティングな夜。ロボット審判はかねてあったアイデアで、今夜はこれが広範囲に広まっていく最初の機会だ」とコメント。その一方で、「このアイデアの焦点のひとつは、ロボット審判が人間にとって代わるものではないということ」とし、主審にはストライク判定以上に多くの仕事があるとも話している。



時代が変わり、野球が変わったとしても、大切な部分は人間が守り続けている。

新しいテクノロジーにより、21世紀のゲームへと進化が進んでいることに間違いはない。しかし、原則は変わらぬままだ。フィールドで選手がプレーをする野球という競技は、100年前のベーブ・ルースの頃とほぼ同じままなのだ。それなのに…。これは審判への尊厳を踏み躙る侮辱行為以外何物でもない!


更に追い討ちをかけるかのように過激な新ルール案も…。新ルールは打者走者の「一塁盗塁」を可能にするという。一盗は、従来の振り逃げルールとほぼ同じで捕手が後逸した場合に一塁に走ることができるが、振り逃げが2ストライクから行うのに対し、一盗ルールはどのカウントでも走ることができる。


この新ルールが野球の根幹を揺るがす可能性がある。俊足選手が圧倒的有利になる。投手は暴投やパスボールを恐れて落ちる変化球を投げづらくなり、速球に頼ることになるかもしれない。配球という野球の醍醐味を消し去ることで何を得たい?意図がさっぱりわからん。もう一度言うが、MLBのオエライサンはアホなのか?

始球式の品格を守ろう!

2019-07-18 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
今月6日、千葉マリンスタジアムで開催された千葉ロッテ対埼玉西武戦にて千葉ロッテOBであり現セガサミー監督の初芝清氏が始球式を務めた。


球団に、球界に多大なる貢献をされた同氏が神聖なるマウンドで始球式を行うことは野球に対する敬意の表れでもある。



オレはオレ達はあの神聖なるグランドやマウンドに立つために汗を流し、時には涙を流し、血を流し必死に練習した。フィールドには真摯に野球と向き合った者だけが立つことのできる神聖なる場所である。


それなのに、ただただ番宣や企業の広告のためにワケわからんタレントや芸人が悪ふざけしたりマウンドにふさわしくない衣装で始球式をするのは止めてもらいたい。野球をバカにしてるのか?神聖なるグランドで野球とは関係ないパフォーマンスをすることに恥という概念はないのか?ただただ不愉快でしかない。

選手経験の有無を問わず球界の発展に貢献した方々、あるいは野球をこよなく愛するファンの方々、平和な世の中で野球をできる今を築いてくれた…言わば国家の発展に寄与してくださった方々など、始球式を行う人選にも品格を求める。野球の尊厳を無視するような始球式にはうんざりだ!

味全ドラゴンズ20年ぶりにCPBL復帰!

2019-07-17 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
中華職業棒球大聯盟(CPBL)の初年度にあたる1990年のチャンピオンチームであり、1997年から1999年まで3年連続で優勝を果たしたが、1999年のシーズン終了後に解散してしまった味全ドラゴンズ(ウェイ・チュアンドラゴンズ)が2019年6月24日にCPBLに再加盟し復活!!!

2020年は二軍への参加。そして、2021年より一軍に参入するとのこと。

2008年オフに八百長問題が発生し、米迪亜ティー・レックス(米迪亜暴龍)が連盟から除名処分を受け、解散。同年、中信ホエールズ(中信鯨)も解散し、CPBLは長らく4球団のみのままであった。国土が九州ほどの台湾では4球団が妥当なのかもしれないが、年間120試合のリーグ戦では同一球団との対戦数が多く目新しさに欠けている。

その打開策としてABLに2020年からの本格的なリーグ参加を打診、今年はまず二軍に合流という話はあったが、その後の動向が耳に入ってこない。

そんな状況での味全ドラゴンズの復活は朗報である!本拠地については、新竹、斗六、嘉義、高雄などが挙がっている。個人的な願望に過ぎないが…2011年2月にLa Newベアーズ、2016年には義大ライノズと立て続けに主を失っている高雄市の澄清湖棒球場に本拠地を構えて欲しい。そうすることで台湾第二の都市・高雄及び台湾南部が空白地帯という異常事態が解消される!(因みに解散前の本拠地は台北市立棒球場)

何はともあれ、CPBLの黎明期を支えた球団の復活は無条件で喜ばしい!元福岡ソフトバンクの川崎宗則氏が客員コーチに就任したことで日本での注目度も上がるかな?



張泰山


贅沢だなぁ…

2019-07-12 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
今シーズン、COLからNYYに移籍した名二塁手のD.J ルメイヒュー。

今シーズンは打撃好調で1番打者としてNYY打線を引っ張る。その好調ぶりは首位打者を獲得した2016年を含め3割を記録した2015~2017年の打棒を彷彿させる。

そして、彼のもうひとつの魅力である二塁守備なのだが…NYYには期待の若手グレイバー・トーリスが二塁を守る機会が多く、なんと一塁を守っている!


あれだけの守備を誇るルメイヒューが一塁か…。なんて贅沢な…。広島の菊池涼介選手が移籍して一塁守っているようなもんだよなぁ。グレイバー・トーリスにミゲール・アンドゥハー、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノ(今シーズン前半戦は棒にふったけど)と若手がしっかりポジションを確保してるのはスゲーなぁ。そりゃ、強いわけだ。

二刀流ブレンダン・マッケイ本格始動!

2019-07-10 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
TBのブレンダン・マッケイ投手は6月29日の本拠地TEX戦で投手としてMLBデビュー。6回3奪三振1四球1安打無失点で初登板初勝利を挙げ、


中1日で本拠地BAL戦(7月1日)で打者デビュー(4打数無安打)。


7月5日の本拠地NYY戦では田中将大と投げ合い、5回3奪三振無四球6安打3失点。勝ち星こそ付かなかったが、安定したマウンドさばき、抜群の制球力で好投していた。MLBでは投手で2試合登板し、1勝0敗、防御率2.45。

7月6日に傘下3Aダーラムに降格したがオールスター後にMLB復帰し、13日の敵地・BAL戦の第1試合での先発が予定されている。


今年中にはMLBへの昇格が予測されていたが、思ったより早く戦力になっている印象。DHのあるア・リーグ所属のため、まだ野手として守備にはついていないが今後はマイナー時のように一塁守備にもつき、CINのマイケル・ローレンゼン投手のように投げて、打って、守ってと三刀流を披露してくれるのか?興味が尽きない。

We're Japanese!

2019-07-05 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
NBAドラフトでワシントン・ウィザーズから1巡目9位指名された、八村塁(ゴンザガ大学)選手。


その彼について、MLB史上初の日本出身監督であるLAAのデーブ・ロバーツは


「とても嬉しく思う。彼はいい影響を与えてくれると思う。ウィザーズにとっても、ワシントンにとっても、日本という国にとってもね。好青年だし、英語を学んだり、ゴンザガでも頑張っていたしね。彼がキャリアを積んでいくのを見るのが楽しみだ!」とエールを送った。

更に「僕は彼の大ファンだよ。我々日本人のアスリートは一丸となって頑張らないとね!」と国籍はアメリカであるに関わらず自身のことを「日本人」と称した。

これは日本人の野球ファンとしてはとても嬉しい発言だった。オレも貴方のような偉大なる「日本人」が名門ドジャースで監督を努めてらっしゃっていることに深い敬意の念を感じる。

ありがとう、デーブ、日本人と称してくれて。


お母様とデーブ


現役時代の精悍なヒゲっ面のイメージが強いので今は随分と温厚な表情をしているように思える。左は2018年、お互い監督としてワールドシリーズで対峙したアレックス・コーラ

「10」→「30」の違和感

2019-07-03 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
愛するトロント・ブルージェイズに2016年まで在籍し、RBIのタイトルも獲得、主軸として活躍したエドウィン・エンカーナシオン。




2017年にCLEへ、そして今年からSEAへ活躍の場を移したが6月16日にNYYへ移籍。


移籍は珍しくないMLBで、ユニフォームが変わることにさほど違和感を感じることはないのだがエンカーナシオンのNYYはすごく違和感があった。何故なら背番号が30になってしまったからだ!


TOR時代の2011年から背番号10を背負い…


CLEに移籍しても見慣れた10を背負い…

右はFrancisco Lindor #12

SEAでも背番号10を背負い

東京ドームにもやって来た。


フィル・リズートが背負った10はNYYでは永久欠番。仕方ないのは分かっているが、彼のマイナンバーでもあった10が背中にない違和感はハンパない。


とは言え他球団なら間違いなくマイナンバーを背負うことができるであろう実績のある選手でも永久欠番が多いNYYでマイナンバーを背負うことは難しい。

レジー・ジャクソンはOAK時代の9から44へ、ウェイド・ボッグスはBOS時代の26から12へ、ロジャー・クレメンスはBOS時代の21から12へ(後に22へ変更)、ジェイソン・ジアンビはOAK時代の16から25へ、アレックス・ロドリゲスはSEA,TEX時代の3から13へ、ランディ・ジョンソンはMTL,SEA,HOU,ARZ時代の51から41へ、イチローさんはオリックス,SEA時代の51から31へ、田中将大は東北楽天時代の18から19へ。皆、一様に違和感ありありだった。

そー考えるとNYY移籍後もマイナンバーを保持した#11のチャック・ノブロックや#55の松井秀喜さんって希少だったんだなぁ~とエンカーナシオンの30を見てつくづく思う。

それでもナゴヤ球場に行きたい!

2019-06-30 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
8月3~5日にかけて、複数の友人に会うため4年ぶりに名古屋に行くことになった(嫁ちゃん、息子は5年ぶり、娘は初めて)。

友達に会ったり、名古屋城やブルーサンビーチへと予定はビッチリ詰まっているのだが…オレ個人でどーしても行きたい場所がある。

それは…ナゴヤ球場!

名古屋滞在時の土日に中日対広島のウェスタンリーグ公式戦が組まれている。名古屋訪問時はナゴヤドームでの観戦ばかりだが、40代前半のNPBファンにとって聖地のひとつでもあるナゴヤ球場には是が非でも足を運びたい!

問題は今回は家族旅行ということで単独行動はできない。じゃ、誰かを巻き込むしかない。しかし、嫁ちゃんと娘はそもそも野球には無関心…。それなら息子をと思って誘ってみたが「巨人戦じゃないなら行かない」とつれない返事…。

あーもう、皆ナゴヤ球場の価値を分かってないなぁ。どうしよう、家族愛と同様にオレの中にある大きな野球愛がうずいている。もどかしい。なんとか、息子を説得するしかないか…

二刀流…いやいや三刀流

2019-06-23 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
今年は怪我の影響もあり野手(DH)に専念しているLAAの大谷翔平投手だが、昨年彼がMLBでも投手と野手の兼務、所謂二刀流としてプレーすることが可能であると実証した。それは疑うことなく21世紀のベースボールにおいてエポックメイキングな出来事だった。

そして、その大谷翔平投手の実績に影響されたのかは不明ではあるが、CIN首脳陣が今シーズン大きな決断をした。

DH制を採用していないナ・リーグだったり、セットアッパーというポジション故に元々打撃には定評があったが代打での起用がメインだったマイケル・ローレンゼン投手を本格的に二刀流として起用することになった。過去にはローレンゼン投手本人が二刀流は考えていないと語っていたが、大谷投手の活躍で風向きが変わったのかもしれない。スプリングトレーニングから外野守備の練習も開始した。





昨季は45試合に登板した一方、打撃でも31試合9安打4本塁打、打率.290、OPS1.043と野手顔負けの結果を残し、7月1日の敵地MIL戦では代打で満塁ホームランも放った。昨季は代打での起用がほとんどで、外野の守備に就いたのは1イニングだけだったが、今季は外野手としてすでに9試合に出場している(6月上旬現在)。

登板日があらかじめ予定されているスターターと違いいつ登板するか予測できないセットアッパーというポジションのため大谷投手とは違った調整の難しさもあるだろう。さらにはDH制を採用していないナ・リーグのため複数回打席に立つためには守備にも就かなければならない。娘が大好きなキラキラ☆プリキュアアラモードの「つくって!たべて!たたかって!」のようにマイケル・ローレンゼン投手は「守って!打って!投げて!」と二刀流どころか三刀流であることにより希少性が高まっている。

一昔前ではまるでファンタジーでしかなかったことを今、彼は実践している。

LAAは今季、新人のジャレド・ウォルシュ内野手を二刀流として起用し、2試合に救援登板させた。また、6月3日に開始したドラフトでは、4巡目で二刀流の高校生、エリック・リベラ投手を指名している。

ファンタジーはどこまで続くか楽しみな展開になってきた。

右打席のモイネロ投手お披露目なるか?

2019-06-17 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
交流戦も2/3を消化し今さらではあるが、ルールが異なる両リーグがDHの有無をやりくりする戦術は2リーグ制を採用しているNPB、MLBならではの楽しみがある。

そして、今年最も打席に立つ姿を見てみたいのが福岡ソフトバンクのセットアッパー・リバン・モイネロ投手!

#35 リバン・モイネロ

登録は左投左打なのだが、実はスイッチヒッターだったと言うことが交流戦前に発覚!


MLBではそうでもないがNPBでは左投が右打または両打というのは非常に珍しいため興味本位でモイネロ投手の右打席を見てみたい。

ただ、彼はセットアッパー故に打席に立つ可能性は非常に低い。残り僅かとなった交流戦で果たしてモイネロ投手の右打席はお披露目されるだろうか?

ファッションモンスター

2019-06-13 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
6月8日のSEA戦でオープナーとしてMLB2度目の先発マウンドに上がったLAAのノエ・ラミレス投手。


1回1/3を完璧に抑えてチームの12-3の大勝に貢献した。

しかし、その活躍より話題になったのが、彼が球場入りした際に着用していた衣装。な、なんと大日本東京野球倶楽部のユニフォームではないか!


彼曰く「1936年の東京ジャイアンツの復刻ユニホームだよ。ネットで購入したんだ」(正確には大日本東京野球倶楽部は1936年から東京巨人軍に改称しユニフォームも変更になったので1936年に着用実績はない)とのこと。マジか?ネットで通販してんのか?オレも欲しいぞ!

因みに背番号「十八」はヴィクトル・スタルヒン投手。

写真は東京巨人軍時代で背番号は17に変更

沢村栄治、野口二郎、藤本英雄と並ぶNPB黎明期の大投手で、NPB史上初の通算300勝を達成、稲尾和久と並ぶシーズン最多勝利記録、通算最多完封勝利記録を保持している。NPB初の外国生まれの選手でもあった。

話は戻ってラミレス投手は同僚の大谷投手らの勧めもあってきゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」を登場曲に使用。大日本東京野球倶楽部の復刻ユニフォームで球場入りするハイセンスな彼は正にファッションモンスター!

アキまでも…(涙)

2019-06-09 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
千葉ジェッツは6月3日、アキ・チェンバースとの契約満了を発表。併せて「双方合意のもと来シーズンの契約を更新しない」と報告した。



ディフェンス力に定評があり、主にスモールフォワードを務めるチェンバース。同選手はカリフォルニア大学マーセド校を経て、2013年に浜松・東三河フェニックス(現三遠ネオフェニックス)へ入団した。その後は日立サンロッカーズ東京(現SR渋谷)へ移籍し、2017-18シーズンから千葉に加入。在籍2年目の今季レギュラーシーズンは計58試合中48試合で先発を担い、316得点(1試合平均5.4得点)141リバウンド(同2.4リバウンド)をマークした。

6月30日をもって契約満了となる28歳は、千葉の公式HPにて「全てのジェッツブースターの皆さん、この2年でいただいたあらゆるご支援に感謝します!皆さんの前でプレーできたことは本当に楽しかったですし、素晴らしい経験でした!また、全てのスポンサー様、船橋市にも、2年間私たちの成功を支えるためにしてくださった全てのことに感謝します」とメッセージを送った。

なお、千葉は3日時点でチェンバース、石井講祐、トレイ・ジョーンズの3名を自由交渉選手リストへ公示している。

アキも退団…。選手の入れ換えは必須だが、先日の石井選手に引き続きショックがデカい…

エンゼルスはロングビーチに移転するのか?

2019-06-07 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
ロングビーチ市は先月13日、ロサンゼルス・タイムス、ロングビーチ・ポストら地元報道機関の求めに応じて、ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地誘致計画に関する文書を公開した。それによると、新球場の建設費用は11億米ドル(約1200億円)を超える見込みであることが明らかになった。


今年の初め、エンゼルスは現在の本拠地球場であるエンゼル・スタジアム(アナハイム市)の現リース契約を1年延長して、2020年末まで同地に留まることを発表した。そのすぐ後でロングビーチ市への移転誘致計画の存在が2月に報じられ、地元マスコミを中心にエンゼルスの行き先が様々に論じられてきた。


誘致計画はロングビーチのダウンタウンにあり、現在は駐車場やサーカスなどの単発的イベント会場として使われている広大な敷地に新球場を建設するものだ。実現すれば、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地オラクル・パークのようなウォーターフロントの球場となると予想されている。市は2028年のロサンゼルス・オリンピックに向けて、ダウンタウン一帯の再開発を進めており、新球場はその一環としても捉えられている。

今回ロングビーチ市が公開した文書は500ページ以上にも及ぶ。それによれば、総額11億米ドル(約1200億円)の内訳は球場建設に9億米ドル(約987億円)、利子に2億米ドル(約219億円)、さらに追加で駐車場を建設する場合の1億米ドル(約110億円)となっている。

その財源として、新たな税、リース代、駐車場収益、命名権などが提案されているが、そのどれを採用するにしても納税者の合意が必要となる。ロングビーチ市は2016年にカリフォルニア州でも2番目に高い消費税率(10.25%)を導入したばかりであることを考えると、さらなる税負担が市民から理解を得ることは難しいと予想される(アナハイム市の現在の消費税率は7.75%である)。

もしエンゼルスがロングビーチ移転を正式に決定したとしても、新球場の完成は早くても2025年以降になるとも文書は指摘している。従って、エンゼルスは移転するにしても、アナハイムに残留するにしても、2020年末に失効する現リース契約のさらなる延長を含めた交渉が必要になる。同様のケースとして、NFLのレイダースが2020年からのラスベガス移転を決定しながらも、新スタジアムの建設が完了するまでの2019年シーズンを現本拠地のオークランド・コロシアムに留まったことが挙げられる。

ロングビーチ市はロサンゼルス郡とオレンジ郡のちょうど中間地点に位置する港湾都市だ。チーム名を「ロサンゼルス」としながらも、これまではエンゼルスのファン層はオレンジ郡、ドジャースのファン層はロサンゼルス郡と棲み分けが出来ていたわけだが、ロングビーチは伝統的にドジャース・ファンが多く、エンゼルスが新たなファン層をこの地で獲得するのは難しいかもしれない。例を挙げると、昨年9月にドジャースのオーナーグループに加わった元テニス女王のビリー・ジーン・キング女史はロングビーチの出身で、子供の頃からのドジャース・ファンであったとインタビューで語っている。

エンゼルスのチーム設立は1961年。以来60年近くに及ぶ長い年月をかけて築き上げたファン層があるロサンゼルス近辺から離れる選択肢はないようではあるが、ドジャースと競合するロングビーチは地理的に見るとあまり良い条件とは言えないだろう。

実は球団創設まもない1963年にもエンゼルスをロングビーチへ誘致する計画が持ち上がったことがあった。エンゼルスはそれまでドジャー・スタジアムを間借りしていた。当時のロングビーチ市長ジョン・マンセル氏がチーム名を「ロングビーチ・エンゼルス」とすることを主張し、エンゼルスの初代オーナーであるジーン・オートリー氏に拒絶された経緯がある。

3ポイント王の石井講祐、千葉ジェッツ退団…

2019-06-06 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
千葉ジェッツは5月30日、石井講祐との契約満了を発表。



石井選手は千葉の地元である船橋の出身。東海大を経て富士通へ入社、サラリーマン選手を経て千葉の練習生となり、プロ契約を勝ち取るに至った苦労人。それでも在籍4年目となったBリーグ初年度の2016-17シーズンには先発46試合と主力に定着し、『Bリーグの時代』になって千葉ジェッツが強豪へと駆け上がるのと足並みを揃えるようにレベルアップを続けてきた。

攻守にオールラウンドな能力を安定して発揮できる選手となった石井は、天皇杯3連覇、今シーズンのレギュラーシーズン最高勝率など、千葉の躍進を支える存在となっていた。

今シーズンは45.2%という数字で『ベスト3ポイントシュート成功率賞』を受賞している。

自由交渉選手リストに載ること自体が退団決定というわけではないが、今回のクラブからは双方合意の上で来シーズンの契約継続をしないことも発表されている。石井はクラブのリリースを通じて、次のような挨拶の言葉を送っている。「練習生の頃から温かく応援していただき、自分をここまで育ててくれた事には感謝しかありません。チームを離れる事にはなりますが、選手としてのキャリアはまだまだあるので、更に成長出来るようにがんばっていきます」

石井が務めたシューティングガードのポジションには、昨夏に田口成浩が加入し、原修太を含めた3人でローテーションを回していた。短い時間ながら富樫勇樹と西村文男のツーガード起用も機能していたし、昨シーズンにはアキ・チェンバースが先発に据えられてもいた。それでも基本的にはシューティングガードの1番手は石井が長く務めていた。石井が抜けてもローテーションを回す駒としては足りているが、やはり彼が抜けるインパクトは大きい。

もう一つ気になるのは、石井の移籍先。攻守両面でレベルの高いプレーを、しかも安定してこなすことができる石井は、どのクラブも欲しがる戦力。31歳と年齢的に若くはないが、ここ数年の成長ぶりを見ると今が全盛期と言っていい充実ぶりだ。千葉を出るからには、優勝を狙える強豪に移籍すると見ていいだろう。Bリーグの勢力図を変える移籍になる可能性もある。

また、千葉は同じくトレイ・ジョーンズも契約満了とともに退団することを発表している。


ただただ、残念である…。