自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

無知は言い訳にならない

2017-10-31 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
ワールドシリーズ第3戦で、ドジャースのダルビッシュ有にアジア人を揶揄するジェスチャーを見せたアストロズのユリ・グリエルに対し、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは来季開幕からの5試合の出場停止というペナルティを課した。これは極めて政治的な判断だ。また、この一件は人種問題の根深さを改めて浮き彫りにした。




マンフレッドは、グリエルへの出場停止処分をワールドシリーズの次戦(第4戦)とせず、来季開幕からに先送りした。その理由を彼はいくつか挙げているが、その中でもっとも重要なものは「他の24人への影響を避ける」としたことだ。これは、処分の影響を基本的にグリエル自身にとどめ、ワールドシリーズというMLB最大のイベント自体がガタガタすることを避けたかったということで、言い換えれば幕引きを図ることを重視した判断であろう。

そのこと自体は分からないでもない。しかし、今回の一件がキューバ人のグリエルからアジア人のダルビッシュへの行為という当事者が外国人同士のものではなかったら、同様な裁定が下されただろうか。もっと端的に言うと、アメリカ人の白人から黒人への侮蔑行為だったとしたら、その白人選手はただちにシリーズの出場選手登録を取り消されるくらいの厳罰に処された可能性は高いと思う。「白人が黒人を虐げた」ということになれば、暴動に発展する懸念すらあるからだ。

また、今回の一件は社会的には「マイノリティがマイノリティに差別行為をした」という点でも見逃せない。人種問題に鈍感なわれわれは、人種差別というと社会的に多数派で強い立場のエスニックグループに属する人物または団体による、少数派で弱い立場の人たちに対する行為、いわば弱い者いじめと思いがちだ。しかし、現実はそれだけではない。マイノリティの中での人種的対立は絶えないし、差別を受けている人たちが、そのうっぷんを自らとは異なる人種・国籍の人々への差別で晴らそうとする現実もある。

クーバンのグリエルが、アメリカ社会の中でいかに抑圧を感じていたか(たとえ彼が高額契約を手にしているリッチマンだとしても)は本人にしかわからない。しかし、いくら高給を稼いでも「マイノリティとして軽んじられている」と本人が感じ、その不満のはけ口を思わずラティーノとは全く異なるエイジアンに求めてしまった…としても肯定されるべき行為ではない。

記事引用先はこちら


グリエルは既に33歳である。何百万ドルもの給料を貰い、世間の注目を浴びながら試合に出場している自覚が欠けていたのだろうが根っからの差別主義者ではないと思う。屈託のない笑顔で人種差別行為を行ってしまったことから、ただ単に子供のおふざけのようにアジア人をからかう程度の何気ない行為だったのかもしれない。しかし、NPBでプレー経験のある彼だからこそ、この行為はやはり看過できない。無知は言い訳にならない。自身を教育することは任意ではなく、義務である。そして、我々は無知であることは罪であるということを改めて認識しなければいけない。

ジョギング 第5週【10/29】

2017-10-30 00:05:00 | ジョギング
週末だけだが、なんとか1ヶ月継続したジョギング!

10月28日(土)
仕事の疲れがたまり、午前11時まで起きられず…。昼過ぎから息子の習い事であるプールの送迎、その後児童館への送迎もあったため、この日は走れず。久々に雨が降っていない週末だったのにもったいない。

10月29日(日)
台風の接近に伴い朝から雨が強かったが、週末にジョギングをしないわけにも行かないので雨の中決行。

(写真はイメージ)

今はまだいいいけど、真冬になったら雨天のジョギングはどうしようかなぁ?1週間ぶりに走ったら筋肉痛が以前よりヒドい。まだまだ体がなまっているんだろうなぁ。

基本コースは自宅から流鉄沿いを走り新松戸駅を得てダイエー新松戸店に寄って休憩してから自宅に戻る約4,4Km。

※出発地点の自宅は非表示

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ニューヨーク・ヤンキース サングラス

2017-10-29 00:05:00 | その他グッズ等諸々
ニューヨーク・ヤンキース サングラス



フツーのスポーツサングラスではあるが、ニューヨーク・ヤンキースのロゴが記載されているので、ニューヨーク・ヤンキースからライセンス付与された商品。長年、使用していたスポーツサングラスが壊れたので、昨年購入。

球団名がニューヨーク・ヤンキースに変更になった1913年から
(多少のマイナーチェンジはあるものの)変わらず使用されている「NY」ロゴ




#3 ベーブ・ルース(1920年NYY移籍直後撮影)


#4 ルー・ゲーリック(1937年撮影)

人気球団であるニューヨーク・ヤンキースのグッズを所有するなんて、ひねくれ者の自分の信念に反すると長らく当球団グッズの購入を控えていた私だったが、偉大なる歴史と伝統を有するニューヨーク・ヤンキースに対して敬意が欠けていたことに気づいた私は、その偏見に満ちたこだわりを破棄。近年はキャップの購入、Tシャツを自作することを厭わなくなった。サングラス購入もその一環である。

100年以上に渡り、偉大なる伝統を守るニューヨーク・ヤンキースに敬意を示す。

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鎖骨スポンサー???

2017-10-28 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
Jリーグで来季から“鎖骨スポンサー”導入 クラブは大幅増収も

 Jリーグが、来季から各クラブのユニホームに“鎖骨スポンサー”をつけることを許可する方針を固めたことが10月24日、分かった。今春から実行委員会などで議論が始まり、協議を重ねていた。関係者によれば、大筋でまとまったもようで、早ければ11月にも発表される。契約料は各クラブの設定により異なるが、最も高い胸スポンサーに次ぐ高額の契約が見込め、大幅な増収を期待できる。

 昨年、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を提供する英パフォーム・グループと、10年間で総額2100億円の大型契約を結んだJリーグ。さらなる増収のため、来季から解禁されるのが、いわゆる「鎖骨スポンサー」だ。リーグ関係者によると、実行委員会などで協議の結果、すでに各クラブに内定が伝えられているもようだ。以前から、J1だけでなくJ2やJ3のクラブからも要望が上がっており、期待に応えた形だ。

 大きさは縦5cm横10cm程度の長方形になりそうだが、プレー中だけでなく、新聞や雑誌などで使われる選手名鑑の顔写真に確実に掲載されるため、広告効果は絶大。気になる契約料は各クラブの設定により異なるとはいえ、最も高い胸スポンサーに次ぐ契約料になる可能性がある。例えば、有力クラブの場合、胸スポンサーが年間で約3億円であれば、2番目に高いとされる背中部分と同等以上の約1億5000万~2億円の広告料になる見込み。左右両側につければ、胸スポンサーと同規模の契約が期待でき、クラブにとって大幅な増収となる。

 海外サッカーでは、すでに導入されている。日本代表FWFW本田圭佑(31)のパチューカが所属するメキシコリーグや、フランスのリーグアンでは鎖骨部分のスポンサーが認められている。ロシアやブラジルでは一般的に使われ、日本でもフットサルのFリーグでは導入済み。Jリーグは、16年シーズンからユニホームの背面の下にある裾に広告をつけることを許可した“実績”があり、大きな混乱はないと見られる。

 一方、胸スポンサーと複数年契約を結んでいるクラブによっては、メインの広告効果が薄れる懸念に配慮し、鎖骨スポンサーの使用を控える可能性もある。その結果、来季はつけない選択をする場合もあるだろうが、Jリーグとクラブ運営に新たな可能性が広がるのは事実。アジアや世界で戦うためにも、資金面で大きなバックアップになる。

 ◆Jリーグ・ユニホーム広告の相場 各クラブで値段設定は異なり、最も高額なのはサイズも大きく目立つ、胸スポンサー。3億円と想定した場合、次に高いのは背番号の上部で、1億~2億円。袖は5000万円前後、パンツは5000万~8000万円程度。袖はJリーグのエンブレム、パンツは背番号を、どちらも右側につけることが義務づけられている。鎖骨部分だけ両側OK。


【主なプロ競技で許可されている広告】
▽NPB 00年に解禁。ヘルメット、ユニホームの上着(胸か袖)、ズボンに1か所ずつつけられるが、ユニホームを提供するメーカーのロゴも1つに数える。20平方センチ、キャップは40平方センチに収まる大きさで、最長の部分(縦、横、斜めのいずれか)は11センチまで。

▽プロゴルフ キャップやウェア、キャディーバッグなどさまざまな場所につけられ、個数の制限なし。タイガー・ウッズは96年からナイキと5年45億円で契約。日本でも松山英樹、石川遼らトップ選手は年間5億円前後で複数年の大型契約になる場合も。宮里藍は04年に10社と契約したが、ロゴは4社に絞ってつけた。

▽ボクシング 強豪選手はトランクスに複数スポンサーのロゴを入れる場合が多い。10月22日にWBA世界ミドル級王者になった村田諒太は「マイナビ」「DAZN」など5つ以上。

▽NBA 楽天が昨季王者のウォリアーズとスポンサー契約し、左胸にロゴを入れた。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、契約は3年総額6000万ドル(約68億円)。楽天はスペイン1部バルセロナの胸スポンサーでもあり、こちらは4年総額2億2000万ユーロ(約293億円)。

▽競輪 統括するJKAなど関係団体に申請し、腹部分、左右胸、肩などにスポンサー企業のロゴを入れられる。

引用元はこちら


ダサい!
サッカーのことは詳しくないので「鎖骨スポンサー」と言う単語は初めて聞いたが…これはダサい!

スポンサーロゴが斜めに貼り付けられるのも違和感あり。そこってユニフォームメーカーロゴやチームのエンブレムが入るところだけど、そこら辺はうまく配置できるのだろうか?NPBも公告解禁により、おかしなことになっちゃったから…Jリーグはやかましくならないようにデザインには配慮してもらいたいなぁ。金銭的な面ではクラブにとってはいい事なんだろうけど…

※広告だらけで有名なフランス・リーグアンの「鎖骨スポンサー」例(リヨン)

節操ない気もするが、広告ロゴが水平に配置されていて、色が統一されているので、なんとか見れるレベルか…?



サッカーにおいてクラブのユニフォームは広告ありきでデザインされているけど、やっぱ野球と同じように広告なしのユニフォームの方がシンプルでカッコいい。そーゆー意味では広告が排除された代表のユニフォームのデザインは美しい♪

もっとも好きなサッカーのユニフォームの一つである「2002イングランド代表」

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

続・クライマックスシリーズ制度考察

2017-10-27 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
今年の日本シリーズは福岡ソフトバンク対横浜となった。

福岡ソフトバンクはパ・リーグのペナントレースを制し、CSでも順当に勝ち抜き日本シリーズ出場。セ・リーグ代表の横浜はペナントレースでは首位に14.5ゲーム差を付けられて3位だったが、CSにて優勝した広島を4勝2敗で退け19年ぶりに日本シリーズ進出を決めた。


ここで改めて発生した議論が①「3位のチームが日本シリーズに進出なんておかしいだろう?」と②「MLBのプレーオフ制度は合理的だがNPBのCS制度はおかしい」である。前回も考察に続き、持論を述べてみる。

まず①について考えてみた。
3位のチームが日本シリーズに進出なんておかしいだろう?
プレーオフ制度に慣れていないNPBファンは基本的にセパ両リーグの年間総合チャンピオンが日本一を決する場が日本シリーズという概念が強い。リーグチャンピオンが以外が日本シリーズに進出することに違和感を覚えるのは当然だ。その概念に沿えば、年間チャンピオンを決めるためにリーグ戦が行われているのに、リーグ戦終了後に改めてフラットの状態にして日本シリーズ進出チームを決めることは不合理である。これはNPBのCSだけでなく、MLB、KBO、CPBLのプレーオフ全てに言えることである。事実、MLBでもプレーオフ導入直後は強い反発もあった。但し、前回も述べたように、商業的な観点から導入せざる得ないコンテンツであることも事実である。

よって、考え方を変える必要がある。現在のNPBやMLBにおいて日本シリーズやワールドシリーズに進出できるのは以前のように年間を通して総合的に強かったリーグチャンピオンではなく、短期決戦にうまく適応できたチームである。今年のセ・リーグにおいて年間での総合力は優勝という結果が示す通り広島が圧倒していた。しかし、戦力に劣る横浜は短期決戦に特化したラミレス監督の見事な采配によって日本シリーズ進出を決めた。広島は主力の鈴木誠選手、エルドレッド選手等々を欠くと言う不運にも見舞われたが、シーズン中の野球にこだわり短期決戦に適した戦術を採用することに消極的だった。昨年の日本シリーズでもシーズン中に大活躍したセットアッパー・ジャクソン投手の起用に固執して敗北したパターンと似ている。短期決戦に適応できないで敗北した広島、短期決戦用の戦術を用いて日本シリーズ進出を決めた横浜。同じく短期決戦である日本シリーズ進出にふさわしいのは短期決戦の戦術がしっかりしていた横浜で問題ない。それほど横浜の戦いぶりは素晴らしかった。

但し、CSの制度そのものは、まだまだ改善の余地はあると思う。商業的な面でCS開催はやむなしだが、リーグチャンピオンが日本シリーズに行くべきだという思惑から、意図的に出来レースになるようなシステムになっている。まぁ、これは分からんでもない。そのような小細工はMLB、KBOも程度の差はあれ組み込まれているので。問題は優勝チームに不利な日程だ。優勝チームはファーストステージ開催中はただ待機するだけで試合勘が鈍り、例えセカンドシーズンで1勝のアドバンテージがあってもそこまで有利にはならない。

ファーストステージは現行の最大5試合制(3勝勝抜け)は長すぎる。MLBワイルドカードゲームの様に1試合で勝敗を決するシステムか、2位チームに1勝のアドバンテージを与え最大2試合制(2勝勝抜け)はどうだろうか?1試合制でも2試合制でも1日で日程が終了するようにするため2試合制の場合はダブルヘッダーで開催。2試合制の場合、3位のチームは2連勝しなければ勝抜けない。2位のチームは1勝すれば勝抜けなので初戦に優秀な投手を惜しみなくつぎ込める、3位チームは2勝する必要があるので、2試合に分散して投手を投入する必要があるので、それも2位チームにはアドバンテージになるはず。また、今まで以上に3位チームが勝ち抜くにはハードルが高くなるはず。

そして、セカンドステージ。優勝チームへのアドバンテージは再考の必要があるかもしれないが現行通り開催でいいと思う。ファーストステージで主力投手をつぎ込んだ2位、または3位チームはそれだけでも不利になる。日程的にもセカンドシリーズが1日で終了するため1位チームも今よりは間隔を開けず試合に挑める。結果、今まで以上に3位チームが勝ち抜くにはハードルが高くなるはず。これでまでハンデがあって1位チームが負けたら仕方ない。


では、②について
MLBのプレーオフ制度は合理的だがNPBのCS制度はおかしい
何度も言うが、MLBだろうがNPBだろうが合理的なプレーオフなんてない。半年間のペナントレースで最高勝率チームが本来ならばチャンピオンであり、日本シリーズやワールドシリーズに進出すべきだ。但し、プレーオフを開催することで商業的なメリットがあるので実施されているだけだ。

今回、横浜が日本シリーズに進出したことにより、MLBの合理的なプレーオフを見習うべきだという議論も散見する。しかし、MLBのプレーオフ制度のほうがNPBのCSより不条理なシステムだってことを理解していないMLB礼拝主義者の知ったかぶりを耳にするとホント辟易する。

MLBのプレーオフ制度は各リーグの東・中・西地区のチャンピオン、及びワイルドカードゲームを勝ち抜いた4球団で開催される。確かに一見すると合理的なシステムにも思える。しかし、前回も述べたように各リーグの東・中・西地区は各々独立したリーグではなく、ア・リーグ及びナ・リーグを単純に3分割しただけである。したがって、いずれかの地区に強いチームあるいは弱いチームが固まってしまった場合、制度上借金チームが地区優勝してしまうことがあり得る。また。極端に少ない勝利数で地区優勝したチームがあった場合、リーグ上位4位でもプレーオフには進出できない。2000年以降両リーグの上位4チームだけでプレーオフを行ったのは、2002年、2004年、2010年及び2014年の4回のみ。上位3チームがCSに進出できるときちんと線引しているNPBのプレーオフより不条理なシステムである。

甚だしいのは2008年ナ・リーグ西地区優勝のドジャースで、「ワイルドカードより下」どころかリーグ全体の8位の成績に過ぎない。

「東」=東地区優勝 「中」=中地区優勝 「西」=西地区優勝 「W」=ワイルドカード ◎=ワールドチャンピオン

さすがにまだ借金チームが地区優勝したことは現実にはないが、2005年のナショナルリーグ西地区優勝のパドレスの成績は、82勝80敗、勝率.504に過ぎなかった。リーグでは7位。ちなみにこの年、東地区ナショナルズは、81勝81敗の5割でも最下位だった。

「東」=東地区優勝 「中」=中地区優勝 「西」=西地区優勝 「W」=ワイルドカード ◎=ワールドチャンピオン

(さらに1994年には、テキサス・レンジャースが52勝62敗で首位に立っていたことがある。この年はストライキでシーズンが中断したため、公式には地区優勝はなしとなっている。)

また、ワイルドカードから進出したチーム通しが対戦した2002年のアナハイム・エンゼルス(4勝)対サンフランシスコ・ジャイアンツ(3勝)、2014年のサンフランシスコ・ジャイアンツ(4勝)対カンザスシティ・ロイヤルズ(3勝)のワールドシリーズが開催されたこともあった。

2002年ワールドチャンピオンのアナハイム・エンゼルスはア・リーグ西地区にてOAKに4ゲーム差の2位、リーグ全体で3位。


2014年MLBポストシーズン・ブラケット


2014年ワールドチャンピオンのサンフランシスコ・ジャイアンツはナ・リーグ西地区にてLAAに6ゲーム差の2位、リーグ全体でも4位。


1位広島とのゲーム差が14.5ゲーム差あった横浜が日本シリーズに進出することに異論もあるが…2003年ワールドチャンピオンのフロリダ・マーリンズもア・リーグ東地区1位のアトランタ・ブレーブスとは10ゲーム差をつけられて2位だった(リーグ全体でも2位)が、プレーオフを勝ち抜きア・リーグチャンピオンとなり、ワールドシリーズでもニューヨーク・ヤンキースを撃破してワールドチャンピオンになった。


それでも、ワールドシリーズやワールドチャンピオンの価値が低下したなんて意見はほとんど耳にしなかった。

MLB礼拝主義者が上記のような不条理なMLBのプレーオフが合理的だと主張するのであれば、同じくプレーオフを勝ち抜いた横浜が日本シリーズに進出することはなんら問題はないと思える。NPBを批判するだけで、何でもかんでもMLBだけが正しいという妄想で思考が停止しいるのか?

そもそも、NPBはリーグ最高勝率のチームはCSで敗退しても「リーグ優勝」の称号は守られる。しかし、MLBではリーグ最高勝率を残してもプレーオフで敗退してしまえば「リーグ優勝」の称号も失う。その点ではNPBの方が最高勝率チームに対して最低限の敬意は払っていると思う。

更に言えば、日本一を決める日本シリーズも先に4勝したら決定という短期決戦である。年間を通して強かったチームがチャンピオン=リーグ優勝/日本一であるべきだというのなら短期決戦の日本シリーズも廃止、1リーグ制にして12球団の中で年間最高勝率チームを日本一にしなければ整合性がつかないではないのに、そういう議論が起こらないのが不思議である


自分も含めNPBファンには、まだプレーオフ制度が十分に浸透していないため、CS導入前のようにリーグチャンピオンが日本シリーズに進出できないことに違和感があるのは理解できる。しかし、繰り返しになるが短期決戦に適した戦い方をできるチームがMLB同様、年間総合チャンピオン決定戦(日本シリーズ)に進出できるのが現状のルールである。不利な状況でも短期決戦でしっかり結果を残した今年の横浜。セ・リーグ代表として日本シリーズに進出することにふさわしいチームである。

ただし、すべての人が納得できるようなプレーオフシステムなどないことも事実である。まぁ、プレーオフなんて矛盾だらけのシステムだからね。

リグレー・フィールドの「ツタ(ivy)が茂った外野フェンス」

2017-10-26 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
MLBで使用された球場は立地条件により左右非対称となったり個性的な形状をしているが、違った個性をいかんなく発揮しているのがシカゴ・カブスの本拠地「リグレー・フィールド」である。


他の球場にはない特徴として、外野フェンスにツタが生い茂っていることが挙げられる。1937年にビル・ベック考案のもと植えられたもので、時期によって茂り方や葉の色が異なり見る者を楽しませる。

※上記写真と比べると外野フェンスのツタが枯れ茶色に変色していることが分かる

打球がこのツタの中に入り込み野手からの申請があると、球場特別ルールで二塁打になる。





ツタにまつわるエピソードで最も印象深かったのが2013年8月30日リグレー・フィールドにて行われたシカゴ・カブス対フィラデルフィア・フィリーズ(試合はPHIが5-1で勝利)の試合である。

#26 チェイス・アトリー(PHI)が右中間へ3塁打を放つ


アトリーの打球がツタの茂るフェンスに直撃したことで、今までツタに隠れていたボールも一緒に出てきた!

センター:#21 ジュニオール・レイク(CHC)
ライト:#19 ネイト・シャーホルツ(CHC)※2015年広島在籍時の登録名は「ネイト・シアーホルツ」

うん、マジでこんなこと、ここでしか起こらないハプニングだなwwww

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

フェンウェイ・パークの「グリーンモンスター」

2017-10-25 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
19世紀末から20世紀上旬、MLBで使用された球場は立地条件により左右非対称の球場がに多く建設された。その代表格とも言えるのがボストン・レッドソックスの本拠地であり、MLBで使用されている球場の中では最も古い球場の「フェンウェイ・パーク」であろう。


市内の限られた沼地に建てられたため、変則的な形状となっており、本塁から左翼までが310フィート(約94.5メートル)しかない。さらに左中間が膨らまず、直線的に延びているため、プロの使用する球場としては極めて浅い。


そこで容易に本塁打が出るのを防ぐため、高さ37フィート(約11.3メートル)もある(後に「グリーンモンスター」と呼ばれる)巨大なフェンスが設置された。そのグリーンモンスターの歴史を駆け足で辿っていく。

フェンスの高さは下記の通り
左翼 - 37ft(約11.3m)
中堅 - 17ft(約5.2m)
右翼 - 3ft(約0.9m)- 5ft(約1.5m)
一番低い右翼のフェンスと比べると左翼フェンスは10倍以上の高さである


1914年、広告で覆われたオリジナル「グリーンモンスター」(当時はこの呼称は使用されていなかった)。当時はこの巨大フェンスの前に観客席があった。また、巨大フェンス奥には「ダッフィーズ・クリフ」※と呼ばれた土手が見える。

※「ダッフィーズ・クリフ」
開場から1933年まで、左翼フェンス前にあった土手。左翼ポールから中堅にかけて広がるその土手は高さ10フィート(約3.0メートル)はあったといい、フェンウェイ・パークで守備に就く左翼手はその土手を登り降りしながら打球を処理していた。土手の愛称になったダッフィーとは、1910年から1917年までレッドソックスに在籍した外野手ダッフィー・ルイスのことである。ルイスが打球処理のためこの土手を素早く登り降りしたことから“ダッフィーズ・クリフ”(Duffy’s Cliff)という愛称になった。

1934年、1月5日に発生した火事で破損した部分の補修が行われその際にこの土手を平らにしたため、ダッフィーズ・クリフは現存していない。野球場のフェアグラウンド内に土手があった例としては他にクロスリー・フィールド(オハイオ州シンシナティ)の“テラス”、ミニッツ・メイド・パーク(テキサス州ヒューストン)の“タルの丘”が挙げられる。


1942年のグリーンモンスター

その名称にもかかわらず、グリーンモンスターは1947年までグリーンに塗装されておらず、それ以前は、広告で覆われていた。フェンウェイ・パークの開場が1912年だったことを考慮すれば、モンスター指定は比較的新しいことであり、大半は、単に「WALL(すなわち壁)」と呼ばれていた。1947年に壁が緑色に塗られた後、フェンウェイ・パークのオールスターゲーム告知広告が掲示された1999年まで、グリーンモンスターから広告は排除されていた。

1996年8月17日のグリーンモンスター(ボストン・レッドソックス対カリフォルニア・エンゼルス)

投手:#21 ロジャー・クレメンス(BOS)
打者:#44 チリ・デービス(CAL)
私が一番見慣れている「グリーンモンスター」の姿。あまりの壁の高さに圧迫感すら感じる。


現在のグリーンモンスター

2005年、グリーンモンスター上部に座席を設置。広告も解禁。上記1996年の写真とは随分とイメージが変わった。


NPBの使用球場で「おぉ~フェンスが高いなぁ~」と驚いたのは、幼き日に目にした後楽園球場と1993年に開場した福岡ドーム。
【後楽園球場】

両翼が公称90m(実測87.8m[86m説もあり]、1958年改装前までは78m)と狭小だったため、フェンウェイ・パーク同様、容易に本塁打が出るのを防ぐため左右両翼ポール際はのフェンスは最長4.7mと極端に高い特徴的な構造となる。(中堅から右中間、左中間の外野フェンスの高さ1.9m)

【福岡ドーム】



1993年の開場から2014年はフェンスの高さは5.84 m (約19.2 ft)。この高さが左翼から右翼まで続き、日本版グリーンモンスターと言うよりは「万里の長城」と呼称できるほどの迫力だった。【2015年からフェンスの高さは4.2 m (約13.8 ft)に変更】


※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

ミニッツ・メイド・パークの「タルの丘」

2017-10-24 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
先日記載した「クッキーカッタースタジアム in the NPB」「イビツで異常で規格外な形状の球場」でも、多少言及したが、NPB使用球場は左右対称のフィールド形状をした球場の使用がメインである。一方MLBでは立地条件の制約もあり左右非対称の球場が19世紀末から20世紀上旬に多く建設された。しかし1960年代以降はアメフトとの兼用球場「多目的スタジアム」建設ブームによりNPBの球場のような左右対称の球場の建設が主流となった。そして、1992年に新設された「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」の登場により、再びトレンドが変わった。と言うよりは意図的ではあるが古き良き時代の「左右非対称」形状へ原点回帰した。

オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ

いわゆる「レトロ回帰」により1992年に建設された新古典主義球場「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」のフィールドは意図的に左右非対称に設計され、他に「レンガや鉄骨を組み合わせた外観」「天然芝」「野球専用球場」が意図的に組み合わされた。以後、新設される新古典主義球場はこれらのトレンドが組み入れられ、現在に至る。

今年のア・リーグ優勝決定シリーズ(NYY@HOU)の舞台になり、数日後にはワールドシリーズ(LAA@HOU)も開催されるヒューストンの「ミニッツ・メイド・パーク」は「レトロ回帰」「新古典主義」にこだわるあまり、無用な長物を設置した球場で有名であった。昨年の2016年まで設置されていた『タルの丘(Tal's Hill)』が、まさにそれである。

ミニッツ・メイド・パーク全景


赤丸で囲った部分が『タルの丘』




タルの丘




レッズの旧本拠地クロスリー・フィールドにあった『テラス』を模したものといわれ、傾斜30度の坂をセンターフェンス手前に設置。

クロスリー・フィールドにあった『テラス』は1937年の大洪水で球場が21フィート(約6.4メートル)の高さまで水没した際に流れ込んだ土砂がそのまま残ったもので左翼手の定位置やや後ろ付近からフェンスにかけてが急な上り坂。あくまでも自然災害による賜物で人工的に設置したものではなかったが、『タルの丘』は意図的に設置。更には、この丘にはフラッグ・ポールを設置(同じくタイガースの旧本拠地タイガー・スタジアムを模したものといわれる)。



#15 ジム・エドモンズ(STL)

これは中堅手には大変不評だったらしく、特にカルロス・ベルトランはFAになった際に、「これを取り除かないとアストロズとは契約しない」と発言したぐらいだった。


うわっ、痛そう…




最終的には2016年のシーズン後に撤去され、本塁から中堅フェンスまで435フィート(約132.6m)から409フィート(約124.7m)に縮まった。新設されたフェンスより後ろの部分は、売店などを設置して観客用エリアとなった。







2017年の上面図。上記平面図(上から3枚目)と比較しても分かるように、タルの丘が撤去され、タルの丘のあった箇所前方にフェンスを新設。

フィールドプレーヤーの意見を尊重して撤去した英断は素晴らしい!と思う反面、人工的にしても、この球場ならでは!という風景がもう見れなくなることに関しては一抹の寂しさはあった。まぁ、仕方ないか…。

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

ジョギング 第4週【10/21,22】

2017-10-23 00:05:00 | ジョギング
3日坊主で終わると思いきや、なんやかんやで続いているジョキング。シューズ、ウェアやウエストポーチまでも新調したから、初期投資分は脂肪削減という形で回収したいしね(笑)

10月21日(土)
午後は長男のプール教室、ハロウィンパーティの送迎があるためジョギングは午前中に。台風上陸が近いため雨模様ではあるが、走るにはちょうどいい気候であった。

ジョギングとは関係ないが息子の参加したハロウィンパーティーの模様

※写真に写っている子は息子ではありませんので悪しからず

10月22日(日)
この日も台風上陸直前ということで朝から雨だったがジョギングするには支障なしとの判断で朝7:45からジョギング。初めての2日連続でジョギングを敢行してみた。少々、太腿、ふくらはぎに張りを感じる。

その後は、衆議院選挙の投票、新三郷ららぽーとに行って、帰宅後は先週に引き続き息子と一緒にコロッケを作った。


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セ・リーグがDH制度導入検討?

2017-10-21 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
セもDH!“パ高セ低”打破へ導入検討…早ければ19年にも

2017/06/06 東北楽天対横浜(山形県野球場)パ・リーグ所属・東北楽天の主催試合のためDHを組み込んだ横浜ベイスターズのスターティングメンバー

セ・リーグが、DH(指名打者)制度導入の検討を開始したことが19日、分かった。一部球団の反対もあるが、早ければ2019年シーズンから適用される見込み。26日のドラフト会議において、高校通算111本塁打をマークした早実高・清宮幸太郎内野手(3年)の1位指名を公言している球団にとってはメリットとなりそうで、プロ野球の歴史が大きく変わる可能性もある。

改革に向けて、動き出した。セ・リーグ関係者によると、9月13日に東京都内で開催されたオーナー会議で、DH制導入を希望する意見が複数のオーナーから出た。さらに16日に甲子園で開かれたセの理事会で、本格的に検討することが決まった。

「意見が交わされたというのは事実。アグリーメントの変更や各チームの編成事情を大きく変えるため、来年から、というわけにはいかないが、数年の準備期間を経た後に実現する可能性が出てきたと考えていいだろう」と関係者。まだ決議事項にはなっておらず、一部球団は実施に消極的な姿勢を貫いている。そのため、すんなり話が進むかどうかは、不透明な状況だ。

導入には理事会の決定を経た後、12球団実行委員会などにもはかられることになる。正式に決まれば、リーグのルールなどを個別に規定したアグリーメントに記載され、当該シーズンからの適用が可能となる。チーム編成などへの影響が大きく、各球団とも態勢の整備が不可欠となるため、実現するのは早くても2019年シーズンになりそうだ。

DH制は、パ・リーグでは人気向上策の1つとして、1975年から採用されてきた。一方のセでは「投手も打席に立つのが、本来の姿」として見送ってきた経緯がある。アマ野球では、屈指の伝統を誇る東京六大学リーグなどは導入していない。

検討開始にいたったきっかけは、2005年に始まったセ・パ交流戦だ。セが勝ち越したのは09年のみ。優勝も12、14年の巨人しかない。パが優位の状況について、DH制をその要因に挙げる声は多い。投手も打者の役割を求められるセに対し、パでは9人の野手が打席に立つ。そのため、投手はレベルの高い投球が求められ、おのずと投手力が向上するといわれる。

26日に開かれるドラフト会議では、ヤクルトや阪神などが早実高のスラッガー、清宮を1位指名する方針を固めている。競合の末、獲得に成功すれば、近い将来のDHでの起用が濃厚で、評価の高い打撃に集中させることができる。

リーグ全体のレベルアップを目指すのか。それとも、投手も打席に立つ伝統を死守するのか。プロ野球の歴史が大きく変わる可能性のある、セのDH制。今後の議論の行方が注目される。

参考記事はこちら
 

マジでやめて欲しい!

導入に関するメリット、デメリットはここで述べる気はない。ただ、パ・リーグが営業努力で導入した「プレーオフ」や「予告先発」、「ユニフォームへの広告導入」(これはセパ共にさっさと撤廃して欲しいが…)を真似して、今度はDHか?パ・リーグが導入して成功したから何でもかんでも猿真似ってプライドはないのか?

1975年にパ・リーグが導入を決定した際、セ・リーグは指名打者を採用しない理由を9ヶ条にまとめて発表した。それは今でもセ・リーグの公式見解で公式サイトにも掲載されていた。(現在はそのページは削除)その公式見解によればセ・リーグが指名打者を採用しない理由の一つに「投手に代打を出す時期と人選は野球戦術の中心であり、その面白みをなくしてしまう」と挙げている。

ロッテ・オリオンズの金田正一監督も「1975年にDH制が採用された時は嫌だったな。投手交代こそ采配の妙味だ。投手に打順が回った時の代打の使い方もな。自分はそれがうまかったんだが、DH制度では持ち味が消されてしまうんだ」と述べていた。正しく、その通りである。

私はバッティングのいい投手の打席は、通常の野手の打席よりワクワクする。打撃が苦手な投手が予想外の安打を放つシーンもめちゃワクワクする。昨日の横浜・井納投手の決勝タイムリーなんで、ホント、セ・リーグならではの面白さだし。やはり、野球の本質は守って打つことにある。先述したセ・リーグが指名打者を採用しない理由の一つに「1世紀半になろうとする野球の伝統を、あまりにも根本的にくつがえしすぎる」ともある。オレはそれを頑なに守るセ・リーグに敬意すら感じてた。

しかも、上記報道通りに事が進んでしまったら…「投げて打って」を具現化したような、見ていてワクワクする投手が日本では、もう見れなくなると思うと寂しすぎる…。

#40 マディソン・バンガーナー投手(SF)




#11 大谷翔平投手(北海道日本ハム)



プロで「4番ピッチャー」なんて…ロマンあふれる選手だ、大谷くんは。しかも、DH制度があるパ・リーグでやってのけたんだもんなぁ

#56 ジョー・ウィーランド投手



打率.229ながらも、長打率.438、OPS.739(恐らくリーグ平均OPSよりも高い数値)のスラッガーでもある。特に今季広島戦では3本塁打を含む7安打、打率.538と抜群の好相性。

勿論、DHの採用により、投手はピッチングに専念でき、一般的な投手より打撃力のある野手がDHに添えられることにより、リベラル的なパ・リーグのほうが野球の質が高いのは近年の交流戦、日本シリーズの結果を見れば明白ではあるが、頑なに野球の伝統を守っている保守的なセ・リーグの姿勢には非常に高い評価をしていたのに…。

また、早実の清宮幸太郎選手獲得のために導入を検討だなんて…まだ、プロ野球選手でもない1個人のために制度を簡単に変えるなんて…。そもそも、こういうきっかけでやるもんなの?場当たり過ぎる!!! その、きっかけとして名前を挙げられている清宮くんだって迷惑であろう。

野球界においてDH制度が主流なのは分かっている。国際大会においては、ほぼ例外なくDHを採用している。1リーグ制のCPBL、KBOもDHを採用。投手が打席に立つこともなく、予想外の安打や本塁打に狂乱する機会を奪われている。

しかし、2リーグ制を採用しているNPB、MLBはDH制のないリーグとあるリーグ、つまり異なるルールで行われている野球がうまく共存していることで、双方の野球を比較しながら観戦できる。普段DHを採用していないセ・リーグやナ・リーグが交流戦や日本シリーズ/ワールドシリーズでどのようにうまくやりくりするか戦術的な醍醐味があり、その逆もしかりである。それが2リーグ制の最大の魅力であるはず。

阪神甲子園球場の電光掲示板【※2014年についてはセ・リーグ球団が主催する試合では指名打者を使い、パ・リーグ球団の主催では指名打者を適用しない9人制と通常とは異なる方式を採用】

先にも述べたが、「プレーオフ」や「予告先発」等、何でもかんでも安直にパ・リーグの真似をしようとするセ・リーグの姿勢は心底ガッカリした…。せ・リーグの個性がまた一つなくなるかもしれない…。てか、野球ファンをバカにしすぎだ!!!

ピッチャーが打席に入るからこそ、ドラマが増える。ファンは単に「技術水準の高さ」だけを求めているワケじゃない。早い回に失点を重ねた投手が、なんとかチームに貢献しようと打席で必死に粘ったり、1点が重い試合展開の中で1点を取るために好投の先発を下げるのか、1点をやらないためにチャンスでも先発を打席に立たせるのかといったベンチワークを楽しめる。「投げる」「打つ」だけじゃ、ドラマは生まれない。

独断によるカッコいいベースボールキャップロゴ

2017-10-20 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
「独断によるカッコいいベースボールキャップロゴ」をピックアップ。

良し悪しの判断基準は各々異なるので、あくまでも独断!ちなみにキャップのロゴは「チーム名のイニシャル」、「カリカチュア」、または「意匠」であるべきだ!というのが私の基準なので、それに準じた。(ただし、チーム名後ろに「※」があるものは例外)

●複数文字でロゴが形成されているものは括弧内に該当文字記載。
●所有済みキャップ詳細はリンク先を参照。

【A】
オークランド・アスレチックスビジター用も含む](A’s)
 
ロサンゼルス・ドジャース(LA)
 #28 トッド・ホランズワース
カリフォルニア・エンゼルス(CA)

シカゴ・アメリカン・ジャイアンツ(CA)
 (背番号なし)ルーブ・フォスター
オーストラリア代表
 #54トラビス・ブラックリー

【B】
ボストン・レッドソックス

ブルックリン・ドジャース

バーミンガム・バロンズ

横浜ベイスターズ


オリックス・バファローズ(Bs)
 #42 トニ・ブランコ
別デザインは所有

【C】
カリフォルニア・エンゼルス(CA)

シカゴ・アメリカン・ジャイアンツ(CA)
 (背番号なし)ルーブ・フォスター
中国代表
  #56ワン・ウェイ 
中日ドラゴンズ(2012~2013)(CD)
 #41 浅尾拓也
カンザスシティ・アスレチックス(KC)
 #29 トニー・ラルーサ

【D】
デトロイト・タイガース

中日ドラゴンズ(1987~1996)
 #33 郭源治
中日ドラゴンズ(2012~2013)(CD)
 #41 浅尾拓也

【E】
ハンファ・イーグルス
 #40 ウィリン・ロザリオ
前モデルは所有

【F】
日本ハム・ファイターズ(Fs)

サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)


【G】
読売ジャイアンツ(YG)


【H】
南海ホークス(NH)

阪神タイガース(HT)


【I】
イスラエル代表
 #36 ライアン・ラバンウエー

【J】
日本代表(Japan)※
 #31 森野将彦

【K】
カンザスシティ・アスレチックス(KC)
 #29 トニー・ラルーサ
KTウィズ(KW)
 #49 シュガー・レイ・マリモン

【L】
西鉄ライオンズ(NL)

ロッテ・オリオンズ(LO)

埼玉西武ライオンズ

セントルイス・カージナルス(STL)
 #5 アルバート・プホルス
ロサンゼルス・ドジャース(LA)
 #28 トッド・ホランズワース
オランダ代表(NL)
 #44リック・バンデンハーク
PL学園(PL)
 #3 清原和博

【M】
毎日オリオンズ

千葉ロッテ・マーリンズ

ミルウォーキー・ブルワーズ

 #8 ライアン・ブラウン

【N】
西鉄ライオンズ(NL)

南海ホークス(NH)

ニューヨーク・ヤンキース(NY)

ニューヨーク・ジャイアンツ(NY)

ニューヨーク・メッツ(NY)

オランダ代表(NL)
 #44リック・バンデンハーク

【O】
東京オリオンズ
 #8 山内一弘
ロッテ・オリオンズ(LO)

シカゴ・ホワイトソックス(Sox)※


【P】
PL学園(PL)
 #3 清原和博

【Q】
該当なし

【R】
タコマ・レイニアーズ
 #18 スコット・ブロシアス

【S】
シアトル・マリナーズ

湘南シーレックス


セントルイス・カージナルス(STL)
 #5 アルバート・プホルス
サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)

シカゴ・ホワイトソックス(Sox)※


【T】
東京セネタース
 #14 横沢七郎
阪神タイガース(HT)

セントルイス・カージナルス(STL)
 #5 アルバート・プホルス

【U】
該当なし

【V】
該当なし

【W】
大洋ホエールズ(1964~1972)
 #3 荒川尭
KTウィズ(KW)
 #49 シュガー・レイ・マリモン

【X】
シカゴ・ホワイトソックス(Sox)※


【Y】
ニューヨーク・ヤンキース(NY)

ニューヨーク・ジャイアンツ(NY)

ニューヨーク・メッツ(NY)

読売ジャイアンツ(YG)


【Z】
該当なし

【カリカチュア】
クリーブランド・インディアンズ(ワフー酋長)

ボルティモア・オリオールズ(ボルチモアムクドリモドキ)
 #19 デーブ・マクナリー
トロント・ブルージェイズ [オルタネイトも含む](アオカケス)
 

【意匠】
大阪近鉄バファローズ(猛牛マーク)
 
セントルイス・ブラウンズ(フルール・ド・リス)
 (背番号なし)ルーブ・ワッデル
トロント・ブルージェイズ(メイプルリーフ)
 #36 ドリュー・ハッチソン
兄弟エレファンツ(兄弟大飯店社章)
 
La Newベアーズ(La New社章)
 

必ずしもカッコいい=即購入というわけではないが、所有欲がわく対象であることには間違いない。まだ、持ってないキャップってたくさんあるなぁ~。う~欲しいけど、キリがない(苦笑)

※その他グッズはこちら
※他にもユニフォームのこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

世の中にはサーキットが貫通する球場もある(´゚д゚`)

2017-10-19 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
よくよく考えると野球は非常に変わったスポーツである。ユニフォームをとっても機能性を無視してベルトを着用したり、長ズボンを着用したり。

グラウンドである野球場もしかり。他の球技のフィールドは統一された面積が規定されているが、野球においてはダイヤモンド内の広さは公認野球規則で規定されているものの、ファールゾーンや外野フィールド等の広さ、球場全体の形状はバラバラ。ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークのように、もともとアメリカにおいて野球場は街中の空き地に造られていたため、形状や広さは野球場によってまちまちなってしまったことが由来である。しかし、こんなことは他の球技では考えられない。毎回異なるサーキットでレースを実施するモータースポーツのようだ。

画一的な形状が一般的なNPBに比べると、良くも悪くも個性的な形状が多いMLBの球場。前日言及した「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」「ポロ・グラウンズ」ほどではないが、上記理由により形状や広さがまちまちで、個性的な球場の上面図の一部を集めてみた。NPBの球場と比べると明らかに統一感がない所が大雑把でアメリカらしい(それが個性というのかな?笑)

サウス・エンド・グラウンズ

ボストン・レッドストッキングズ/ボストン・レッドキャップス/ボストン・ビーンイーターズ/ボストン・ドゥーブス/ボストン・ラスラーズ /ボストン・ブレーブス本拠地 (1871-1914)。MLBに初めてボールパークの概念を持ち込んだといわれる球場。なるほど…それならば、先日言及した「ポロ・グラウンズ」のレイアウトも当時は奇異な感じがしなかったわけだ…。
左翼 - 250 ft(約76m)
中堅 - 440 ft(約134m)
右翼 - 255 ft(約77m)

シチズンズ・バンク・パーク

フィラデルフィア・フィリーズ本拠地。外野の最深部が401フィートでMLBの球場としては長くない上に、センターから両サイドのポールまでほぼ一直線になっていて、右中間と左中間が狭い。打者からみて向かい風が吹くケースも少なく、本塁打の出やすい球場。あまりにも本塁打が出すぎるために、わざわざ外野フェンスの高さを上げ、さらに外野方向へフェンスの位置を下げる工事を行っている。
左翼 - 329 ft(約100.3 m)
左中間 - 374 ft(約114.0 m)
中堅 - 401 ft(約122.2 m)
右中間 - 369 ft(約112.5 m)
右翼 - 330 ft(約100.6 m)

AT&Tパーク

サンフランシスコ・ジャイアンツ本拠地。旧称パシフィック・ベル・パーク(Pacific Bell Park)、SBCパーク(SBC Park)。本塁から左翼まで339フィート(約103.3メートル)あるのに対し、右翼までが309フィート(約94.2メートル)しかない。そのため右翼方向のフェンスは高さ25フィート(約7.6メートル)もある。さらに右中間は最深部が420フィート(約128メートル)もあり、これは本塁から中堅までより長い。この独特の構造と高いフェンス、そして海からの向かい風が相まって、打者不利な球場であり、特に左打者には非常に不利である。右翼フェンス後方がサンフランシスコ湾の入り江になっている。海に飛び込む特大アーチはスプラッシュ・ヒットと呼ばれて当球場の名物となっている。
左翼 - 339 ft (約103.3 m)
左中間 - 364 ft (約110.9 m)
中堅 - 399 ft (約121.6 m)
右中間 - 421 ft (約128.3 m)
右翼 - 309 ft (約94.2 m)
バックネット - 48 ft (約14.6 m)

シティ・フィールド

ニューヨーク・メッツ本拠地。球場の外観は、かつてニューヨークにあったブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)の本拠地球場エベッツ・フィールドを模したデザインとなっている。
左翼 - 335 ft (約103.1 m)
左中間 - 379 ft (約115.5 m)
中堅 - 408 ft (約125.4 m)
右中間 - 383 ft (約116.7 m)
右翼 - 330 ft (約100.6 m)

ペトコ・パーク

サンディエゴ・パドレス本拠地。外野が広く形状も複雑で、狭い左中間への打球も左翼方向からの風の影響を受ける。そのため打者にとっては本塁打が出にくい。特に右中間は非常に深く左の強打者泣かせの球場である。守備側にも、守備範囲が広くて強肩の外野手が必須である。フライで打たせて取るタイプの投手には有利な球場である。このような状況が続いたため、2012年オフに右中間を狭くして打者不利を是正する改修工事を開始した。またブルペンの位置にも特徴があり、使用するベンチと反対側のファウルグラウンド内にあるブルペンを使用する。(例:3塁側ベンチを使用するチームはライト側のブルペンを使用)
左翼 - 334 ft (約101.8 m)
左中間 - 367 ft (約111.9 m)
中堅 - 396 ft (約120.7 m)
右中間 - 385 ft (約117.3 m)
右翼 - 322 ft (約98.1 m)

ミラー・パーク

ミルウォーキー・ブルワーズ本拠地。左右非対称のフィールドは「球団史上最高の選手」との呼び声高いロビン・ヨーントが設計。旧球場カウンティ・スタジアムは左中間・右中間がそれぞれ392フィート(約119.5メートル)もあったが、ミラー・パークでは短くなっていて、「バッターの天国」と呼ばれている。
左翼 - 344 ft (約104.9 m)
左中間 - 370 ft (約112.8 m)
中堅 - 400 ft (約121.9 m)
右中間 - 374 ft (約114.0 m)
右翼 - 345 ft (約105.2 m)
バックネット - 56 ft (約17.1 m)

PNCパーク

ピッツバーグ・パイレーツ本拠地。左中間が大きくふくらんでいるため、左翼手には守備のいい選手が必須。また右中間フェンスも高く、6.4メートルもある。以上のような理由から、ラインドライブヒッターはなかなか本塁打が出にくいが、大きさ自体は平均的なのでそれほど本塁打が出ない訳ではない。
左翼 - 325 ft (約99.1 m)
左中間 - 389 ft (約118.6 m)
左中間最深部 - 410 ft (約125.0 m)
中堅 - 399 ft (約121.6 m)
右中間 - 375 ft (約114.3 m)
右翼 - 320 ft (約97.5 m)
バックネット - 52 ft (約15.8 m)

カウフマン・スタジアム

カンザスシティ・ロイヤルズ本拠地。1970年代はアメリカンフットボールとの兼用が可能な多目的スタジアムが全盛の時代だったが、この球場は当時としては珍しく野球専用球場として建設された。NPBの球場に近い左右対称の形状。
左翼 - 330ft(約100.6m)
左中間 - 385ft(約117.3m)
中堅 - 410ft(約125.0m)
右中間 - 385ft(約117.3m)
右翼 - 330ft(約100.6m)

ナショナルズ・パーク

ワシントン・ナショナルズ本拠地。球場の形状とは関係ないが左翼スタンドの上段に桜の木が植えられている(同じくワシントンD.C.を流れるポトマック川の桜並木から着想を得たものである)。
左翼 - 336 ft (約102.4 m)
左中間 - 377 ft (約114.9 m)
中堅 - 402 ft (約122.5 m)
右中間 - 370 ft (約112.8 m)
右翼 - 335 ft (約102.1 m

フェンウェイ・パーク




ボストン・レッドソックス本拠地。上段は1929年の形状。現在MLBで使用されている球場では最古の球場。市内の限られた沼地に建てられたため、変則的な形状となっている。建設当時(1910年代)は、都市部の狭い空き地に建てられるこのような変則的形状の球場はごく当たり前であった。本塁から左翼までが310フィート(約94.5メートル)しかない。さらに左中間が膨らまず、直線的に延びているため、プロの使用する球場としては極めて浅い。そこで容易に本塁打が出るのを防ぐため高さ37フィート(約11.3メートル)の巨大なフェンスが設置され、当初は広告で覆われていたが1947年にグリーンに塗られた。このフェンスは通称グリーン・モンスター(Green Monster)と呼ばれている。しかし、高く上がったフライは結局はフェンスを越えてしまう。また本来ならフライアウトになるような打球もグリーンモンスターに当たってヒットになってしまうため、フライ系の打球が多い右打者には非常に有利となっている。グリーン・モンスターのすぐ後方には道路と建物があるため、フィールドはこれ以上拡張できない。グリーン・モンスター下部のスコアボード表示部を打球が突き抜けた場合は、打球がバウンドしたか否かを問わずグラウンドルールにより二塁打(2個の安全進塁権)となる。左中間とは対照的に右中間は深くなっている。ただ、右翼はフェンスが低い(1メートル未満の部分もある)上、スタンドが張り出しているため右翼線は302フィート(約92.0メートル)と左翼より狭いので、ライナー性の当たりが本塁打になりやすい。この点は左翼とは対照的である。中堅は最深部が420フィート(約128.0メートル)と深く、そのフィールドの形からザ・トライアングル(The Triangle)とも呼ばれる。
左翼 - 310ft(約94.5m)
左中間 - 379ft(約115.5m)
中堅 - 390ft(約118.9m)
中堅最深部 - 420ft(約128.0m)
右中間 - 380ft(約115.8m)
右翼 - 302ft(約92.0m)
バックネット - 60ft(約18.3m)

フェンス
左翼 - 37ft(約11.3m)
中堅 - 17ft(約5.2m)
右翼 - 3ft(約0.9m)- 5ft(約1.5m)

ヤンキー・スタジアム

ニューヨーク・ヤンキース本拠地。外野フェンスが左右非対称な形状をもち、極端に深い左中間に比べて右翼側が狭くなっているため、旧スタジアムの時代から、右打者に比べ左打者に有利。2009年に新スタジアムが開場すると、一試合平均4本以上の本塁打が飛び交っており、大リーグの全本拠地球場の中でも一試合当たりの本塁打数が著しく多い球場となった。また、その本塁打の大半がライトスタンドに入っており、左打者に対して極端に有利な球場とみなされている。2009年以降、ヤンキースのホームでの本塁打量産率はロードの約1.5倍になっている。その原因として、旧スタジアム時代には存在していた右中間の平均的な膨らみが削られたことや、立地の関係でかつては右翼から本塁に向かって吹いていた緩やかな向かい風が、現在では本塁から右翼上空へと客席から吹き抜ける追い風となっているため、打球が伸びるようになったことなどが指摘されている。他球場では平凡な右飛となるであろう打球がそのままスタンドインするといった光景が頻繁に見られる。それに対応して右投手にとっては極めて不利な球場になった。
左翼 - 318ft(約96.9m)
左中間 - 382ft(約116.4m)
左中間最深部 - 399ft(約122m)
中堅 - 408ft(約124.4m)
右中間 - 385ft(約117.3m)
右翼 - 314ft(約95.7m)

リグレー・フィールド



シカゴ・カブス本拠地。上は1928年の形状。フェンウェイ・パーク(マサチューセッツ州ボストン)に次いでMLBで2番目に古い球場である。特徴的なのは、左翼と右翼のポール際(ライン付近)で、このあたりには観客席がないのでそこだけ奥へ窪んだような形で、外野が特別深くなっている。左中間と右中間は、フェンスが直線的な形状をしているのであまり深くない。他の球場にはないリグレー・フィールドの特徴として、外野フェンスにツタが生い茂っていることが挙げられる。1937年にビル・ベック考案のもと植えられたもので、時期によって茂り方や葉の色が異なり見る者を楽しませる。打球がこのツタの中に入り込み野手からの申請があると、球場特別ルールで二塁打になる。
左翼 - 355 ft (約108.2 m)
左中間 - 368 ft (約112.2 m)
中堅 - 400 ft (約121.9 m)
右中間 - 368 ft (約112.2 m)
右翼 - 353 ft (約107.6 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)

ドジャースタジアム

ロサンゼルス・ドジャース本拠地。1990年代以降はMLBの球場では珍しくなった、フィールドがセンターラインを軸に左右対称の球場である。2017年現在、ナショナルリーグ所属球団の本拠地球場では唯一である。左中間、右中間の膨らみがなく東京ドームのような形状でもある。
左翼 - 330 ft(約100.6 m)
左中間 - 385 ft(約117.3 m)
中堅 - 395 ft(約120.4 m)
右中間 - 385 ft(約117.3 m)
右翼 - 330 ft(約100.6 m)
バックネット - 75 ft (約22.9 m)

ミニッツ・メイド・パーク

ヒューストン・アストロズ本拠地。ユニオン駅(Union Station)という歴史的建造物が隣接しているため、外野は左翼が右翼に比べて浅く、左中間にもふくらみがない。そのため右打者にホームランが出やすい。また2016年まではセンターまで435フィート(約132.6m)もあり、これはMLBの球場の中では最長であった。また、2016年まで、センターフェンス手前に傾斜30度の坂:タルの丘(Tal's Hill)があった(これはレッズの旧本拠地クロスリー・フィールドを模したものといわれる)。名前の由来は、球団社長を務めたタル・スミスからきている。この丘にはフラッグ・ポールが立っていた(同じくタイガースの旧本拠地タイガー・スタジアムを模したものといわれる)。ただ、センターを守る選手にとっては邪魔でしかないらしく、特にカルロス・ベルトランはFAになった際に、「これを取り除かないとアストロズとは契約しない」と発言した。ちなみにグラウンド内にあるポールは、タルが生存した時代に多くのアメリカの球場ではグラウンド内にポールが立っていた事にも由来しているといわれる。タルの丘は2016年のシーズン後に撤去され、本塁から中堅フェンスまで435フィート(約132.6m)から409フィート(約124.7m)に縮まった。新設されたフェンスより後ろの部分は、売店などを設置して観客用エリアとなった。
左翼 - 315 ft (約96.0 m)
左中間 - 362 ft (約110.3 m)
中堅 - 409 ft (約124.7 m)
右中間 - 373 ft (約113.7 m)
右翼 - 326 ft (約99.4 m)
バックネット - 49 ft (約14.9 m)
※2017年からのデータ


ここから下は過去に存在した球場。日本人の常識では摩訶不思議で異型なレイアウトに思える。
ベイカー・ボウル

フィラデルフィア・フィリーズ旧本拠地(1887年~1938年)。
左翼 - 341.5 ft (約104.1 m)
左中間 - 不明
中堅 - 408 ft (約124.4 m)
右中間 - 300 ft (約91.4 m)
右翼 - 272 ft (約82.9 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)

クロスリー・フィールド

シンシナティ・レッズ旧本拠地(1912年~1970年)。左翼手の定位置やや後ろ付近からフェンスにかけて「テラス」と呼ばれた急な上り坂があった。1937年の大洪水で球場が21フィート(約6.4メートル)の高さまで水没した際に流れ込んだ土砂がそのまま残ったもの。フィールドを整備する際に平らにせず、球場の名物としてそのまま残した。
左翼 - 328 ft(約100.0 m)
左中間 - 380 ft(約115.8 m)
中堅 - 387 ft(約118.0 m)
右中間 - 383 ft(約116.7 m)
右翼 - 366 ft(約111.6 m)
バックネット - 78 ft(約23.8 m)

エベッツ・フィールド

ブルックリン・ドジャース本拠地(1912年~1957年)。球場正面などはイタリア産の大理石を使用。
左翼 - 348 ft (約106.1 m)
左中間 - 351 ft (約107.0 m)
中堅 - 393 ft (約119.8 m)
右中間 - 352 ft (約107.3 m)
右翼 - 297 ft (約90.5 m)
バックネット - 72 ft (約21.9 m)

フォーブス・フィールド

ピッツバーグ・パイレーツ旧本拠地(1909年~1970年)。木製が主流だった当時において、鉄骨やコンクリートを用いて建設された球場は、フィラデルフィアのシャイブ・パークに次いで2例目だった。フレンチ・インディアン戦争で活躍したジョン・フォーブスという軍人の名前から「フォーブス・フィールド」と名付けられた。
左翼 - 365 ft (約111.3 m)
左中間 - 406 ft (約123.7 m)
中堅 - 435 ft (約132.6 m)
中堅最深部 - 457 ft (約139.3 m)
右中間 - 375 ft (約114.3 m)
右翼 - 300 ft (約91.4 m)
バックネット - 75 ft (約22.9 m)

グリフィス・スタジアム

ワシントン・セネタース【現ミネソタ・ツインズ】(1901年 ~ 1960年)、ワシントン・セネタース【現テキサス・レンジャーズ(1961年)本拠地。スタジアムという呼称を初めて用いた球場である。外野が広く、ホームランが出にくい。この球場がMLB球団の本拠地だった41年間のうち、34シーズンで「大リーグの全本拠地の中で一番ホームランが少ない球場」だった。また外野フェンスがジグザグになっているが、これは土地を売却するのを拒否した5軒の家屋を避けた形で球場が設計されたからである。
左翼 - 388 ft (約118.3 m)
左中間 - 380 ft (約115.8 m)
中堅 - 421 ft (約128.3 m)
右中間 - 373 ft (約113.7 m)
右翼 - 320 ft (約97.5 m)
バックネット - 61 ft (約18.6 m)

旧ヤンキー・スタジアム



ニューヨーク・ヤンキース旧本拠地(1923年~1973年、1976年~2008年)。上段は開場時は1928年、下段は1988年のレイアウト。左中間が異常に深く(「デスヴァレー」(Death Valley)=「死の谷」と呼ばれた)、逆にライトポールまでの距離が短かったため「(左の強打者である)ルースのために建てられた家」との異名を持つ。しかしフィールドの広さは年々変更されていき、閉鎖時には左右両翼共に開場当時よりずいぶん狭くなっていた。特に1976年の改築でフィールド面積は大幅に縮小された。左中間は現在でも399フィート(約121.6メートル)と大リーグ屈指の広さを誇るが、1988年のモニュメント・パーク設置により、センターよりも左中間が深いという特徴的な形状は解消され、常識的な範囲内での変形球場となっていた。
左翼 - 318ft(約96.9m)
左中間 - 399ft(約121.6m)
中堅 - 408ft(約124.4m)
右中間 - 385ft(約117.3m)
右翼 - 314ft(約95.7m)
バックネット - 84ft(約25.6m)
※閉鎖時のデータ

リーグ・パーク

クリーブランド・スパイダーズ本拠地(1891年~1899年)、クリーブランド・インディアンス旧本拠地(1901年~1946年)。フィールドが、本塁から左翼へのラインと右翼から中堅へのラインを長い辺、本塁から右翼へのラインと左翼から中堅へのラインを短い辺にした長方形のような形をしている。左翼まで375フィート(約114.3メートル)は平均より深く、逆に右翼まで290フィート(約88.4メートル)は平均より浅い。右翼が浅くなったのは、すぐ後方にある2軒の家が土地の売却を拒否したためである。右翼にはホームランの乱発を防ぐため高さ45フィート(約13.7メートル)のフェンスが設置されている。ただし、入場券が売り切れるほどの満員になった場合はさらに客を入れるために、本塁から240フィート(約73.2メートル)の所にロープを張り、そこに観客を入場させていたこともあった。
左翼 - 375 ft (約114.3 m)
左中間 - 415 ft (約126.5 m)
中堅 - 420 ft (約128.0 m)
中堅最深部 - 460 ft (約140.2 m)
右中間 - 317 ft (約96.6 m)※推定
右翼 - 290 ft (約88.4 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)

フェンス
左翼 - 5 ft (約1.5 m)
左中間 - 10 ft (約3.0 m)
中堅 - 35 ft (約10.7 m)
右中間 ~ 右翼 - 45 ft (約13.7 m)


MLB使用球場ではないが、メキシコシティ東部にある屋外コンサート会場兼野球場の「フォロ・ソル」は、なんとエルマノス・ロドリゲス・サーキットのコースの内側に建設されている。

メキシカンリーグ(メキシコ夏季リーグ)のメキシコシティ・レッドイーグルスが本拠地にしている。フィールドの広さは左翼326フィート(約99.4メートル)、左中間402フィート(約122.5メートル)、中堅417フィート(約127.1メートル)、右中間377フィート(約114.9メートル)、右翼333フィート(約101.5メートル)。2009年3月開催の第2回ワールド・ベースボール・クラシックでは、1次リーグ・プールBの会場として、地元メキシコ、前回大会準優勝のキューバ、オーストラリア、南アフリカの4チームがこの球場で試合を行った。





サーキットの中に建ってるのでフィールド内に走路が通る。上記写真では三塁側内野席が途中から避けて走路が見える。


上記写真のレイアウトは、2015年に復活したメキシコグランプリからレイアウトが少々変更


球場内を横断するサーキットの走路


上記写真に於いて奥右側が「ターン12」、球場内に設置されたシケインが「ターン13」を経て、「ターン14」「ターン15」を通過し、球場外に出て「ターン16」へ通じる。


アメリカではアメフトや陸上競技場と兼用、日本では展示会場やコンサート会場等の多目的利用ホールとして兼用する野球場はあるが、サーキットと兼用というのはここだけではなかろうか…。いやはや、調べてみると面白いもんだ。

※他にユニフォームのこともゴチャゴチャ言ってます(笑)

イビツで異常で規格外な形状の球場

2017-10-18 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
前日、NPBでは几帳面な日本人らしく球場の形状は左右対称(シンメトリー)であるということについて言及したので、今回は左右非対称(アシンメトリー)の球場が乱立するMLBについて。

球場内に丘を作ったり(HOU本拠地「ミニッツ・メイド・パーク」、CIN旧本拠地「クロスリー・フィールド」)、フィールド内にフラッグ・ポールを設置したり(DET旧本拠地「タイガー・スタジアム」、HOU本拠地「ミニッツ・メイド・パーク」)とNPBの球場を見慣れた日本人には理解不能な設計もあるMLBの球場だが、球場の形状もかなり大雑把、よく言えば個性的である。

2008年3月29日に開催されたドジャースのロサンゼルス移転50周年記念ゲーム(オープン戦)ドジャースVSレッドソックスを旧本拠地の「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」で開催。(米国スポーツ史上最多、そして世界の野球史上も最多となる11万5300人の観客を動員)そのレイアウトがメチャクチャ!もうアシンメトリーとかいうレベルを超えた形状だった。

レフトが異様に狭い!左翼手の守備位置はもうほとんど内野!なのにライトは異様に広い!



「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」はブルックリンから移転したドジャースが、1958年から1962年のドジャー・スタジアム完成までの4年間使用した伝説の楕円型球場。元々陸上競技場だったロサンゼルス・メモリアル・コロシアムを無理やり野球用に使用したため、異型なレイアウトになる…。よく、こんなレイアウトでゴーサインが出たもんだ…。日本なら絶対NGだと思われるが…。

当時の野球場としての規模は下記の通り。
左翼 - 251.6 ft(約76.7 m)
左中間 - 320 ft(約97.5 m)
中堅 - 420 ft(約128.0 m)
右中間 - 380 ft(約115.8 m)
右翼 - 300 ft(約91.4 m)
バックネット - 66 ft(約20.1 m)


ちなみに1959年の試合の映像。内野のすぐ後ろに見えるレフトスタンドと、遥か遠くで守っているセンターとライトの守備位置がむちゃくちゃ過ぎて、このザックリ感にMLBの奥深さを感じさせてくれる。



1959年ワールドシリーズ CHW@LAD]上記オープン戦開催時より、ややレフトは奥行きがあるがそれでも狭い…


10:59辺りから「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」登場


いびつだ…(苦笑)しかし、これなら1959年のワールドシリーズで9万人以上の観客が入ったことも納得行く。

ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムが野球場として使用された時の上面図


レフトに打てば即ホームラン、右は果てしなく遠いというトンでもない変形態だった訳だが、これで4年間も試合をしたというから驚きである。ネット上でも「左に打てば楽々ホームラン、右に打ったらランニングホームラン」との突っ込みがあるが、確かにその通りだと思う。本塁打対策として高さ40フィート(約12m)のスクリーンを立てたが、ちょっとした飛球でもこれに当たって跳ね返り、単打になるのでドジャースのジム・ギリアムなどスイッチヒッターはこれを狙って右投手に対してもしばしば右打席に入るほどであった。

#19 ジム・ギリアム








もう一つ、超異型・変形球場として名高い?のが、ニューヨークにあった「ポロ・グラウンズ」

ニューヨーク・ジャイアンツが開場した1891年~1957年から本拠地として使用、他にもニューヨーク・ヤンキースが1913年~1922年まで、ニューヨーク・メッツが1962年~1963年まで本拠地として使用した球場である。

超異型というか変態的なレイアウトがこれ…









サッカーやアメフトの方が明らかに適しているだろうと思われるグラウンドの形状である

球場規模は下記の通り
左翼 - 279 ft (約85.0 m)
左中間 - 455 ft (約138.7 m)
中堅 - 483 ft (約147.2 m)
右中間 - 449 ft (約136.9 m)
右翼 - 257.67 ft (約78.5 m)
バックネット - 65 ft (約19.8 m)
※球場の形状は常に一定ではないため上記数字は1923年の球場規模。1911年当時の形状はこちらを参照。

形は馬蹄型。そのため両翼が極端に狭く(左翼85m、右翼78.5m)、その代わり中堅が恐ろしく広い(最大時153.9m ウィリー・メイズの「ザ・キャッチ」時は147m)。おまけに2階スタンドがフィールドにせり出しており、(下記写真)本塁からせり出している2階スタンドまでは左翼で76.2m、右翼で75.9mしかなかった。そのため外野手が楽々とれるフライでも高く上がればせり出している2階席に入りホームランとなることがあった。


ウィリー・メイズの「ザ・キャッチ」!(1954年9月29日 ワールドシリーズ第1戦 CLE@NYG)


逆に極端に広いセンターのブリーチャー(外野席)へは、たった3人(ジョー・アドコック、ルー・ブロック、ハンク・アーロン)しかホームランを打っていない。って、打った人いるんだ! しかし、これならオーバフェンスしなくてもセンターオーバーならランニングホームランになりそうだ…。


1923年、スタンドの増築を開始時。レフトのポールまでは85m(279フィート)。


1954年のワールドシリーズ第2戦。ライトのポールまでは僅か79m(258フィート)であった。

ここで60年以上も野球が開催されていたことがスゴイ…。

ポロ・グラウンズの伝説はこちら

※他にユニフォームのこともゴチャゴチャ言ってます(笑)

クッキーカッタースタジアム in the NPB

2017-10-17 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
「日本」「アメリカ」「カナダ」「台湾」「韓国」。私が野球観戦したことがある国々である。野球のユニフォーム同様、球場も国によって特徴がある。

日本(台湾、韓国も含めて)の球場の特徴といえばグランドが左右対称性のあるデザイン(シンメトリーデザイン)になっていて、ほとんどの球場が半円形の外野フェンスを有している。つまり、上面図(下記写真参照)を見ると一目瞭然なのだがMLBでは時代遅れとなった円形状の球場、いわゆる「クッキーカッタースタジアム」(どこも同じような画一的な形状を意味し、日本的な表現を用いれば「金太郎飴球場」と言ったところか)が未だに多く存在している。

多目的イベントスペースとして兼用するため、野球専門球場が少ないのと、それと関連し人工芝が多用されているのは、球場の本質に反するので気に入らないが、球場の形状に関しては緻密に左右対称にデザインされ個性がない「クッキーカッタースタジアム」と揶揄されることもあるだろうが、几帳面な日本人らしい統一感あるデザインで肯定的に受け止めている。


NPB各球団が本拠地として使用する球場の上面図
※球場名については、個人的にネーミングライツによる呼称が好きではないので正式な球場名で記載

【札幌ドーム(北海道日本ハム)】

2017年現在、パシフィック・リーグで唯一ネーミングライツを導入していない本拠地球場。サッカー用天然芝グラウンドと野球用人工芝グラウンドの兼用施設。多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 - 100m (約328.1 ft)
中堅 - 122m (約400.3 ft)
左右中間 - 116m(約380.6ft) 

【宮城球場(東北楽天)】

2013年、左中間・右中間に「ラッキーゾーン」を設けたことにより左翼・右翼ポールからセンターにかけて直線的になり外野フェンスは半円形ではなくなっている。フィールドは左右対称であるがスタンドはNPBでは珍しく左右非対称(他に広島市民球場も左右非対称)。フェアグラウンドの面積は、NPB球団が本拠地としている球場の中では最大級である。内外野天然芝!
両翼 - 100.1 m(約328.4 ft)
中堅 - 122 m(約400.3 ft)
左右中間 - 116m(約380.6ft)

【千葉マリンスタジアム(千葉ロッテ)】

サッカーやアメリカンフットボールでの使用も視野に入れた真円形のスタンドを採用。コンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 : 99.5 m(約326.4 ft)
中堅 : 122 m(約400.3 ft)
左右中間 : 116.3 m(約381.6 ft)

【西武ドーム(埼玉西武)】

平地にスタンドなどの構造物を建設するのではなく、丘陵地を掘り下げて構造物を設置する手法が用いられており、掘り下げ部の斜面を利用してスタンドが設けられている。掘り下げ式のため、観客は外野バックスクリーン後方の中央口から入場し、外野スタンド外周のスロープ状の通路を経由して、各座席へ誘導する動線が取られている。1997年と1998年のそれぞれオフ期間に2箇年を掛けて工事を実施し、球場全体に屋根が架設された。だが屋根を支える柱はあるものの、他のドーム球場と違って壁面を設けず、スタンドと屋根の間の全周をフルオープンとして通気性を高めた構造を採用しており、自然の空気を取り込めることから空調設備はな)。屋根部は外周部がドーナツ状の金属製で、中心部には鉄骨で組まれた一重のテフロン膜が張られており、自然光を取り入れることができる。現存するドーム球場の中で最も低コストで造られた。西武球場時代からコンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 - 100 m(約328.1 ft)
中堅 - 122 m(約400.3 ft)
左右中間 - 116 m(約380.6 ft)

【大阪ドーム(オリックス)】

コンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。空席が目立つのを逆手に取った営業策として、混雑が予想される試合を除いたバファローズ公式戦で外野側の上段内野席が閉鎖され、横断幕形式の広告スペースとなっている…情けない…。
両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
左右中間 - 116 m (約380.6 ft)

【グリーンスタジアム神戸[神戸総合運動公園野球場](オリックス)】

内外野天然芝!日本で最も美しい球場の一つ!!!
両翼:99.1 m(約325.1 ft)
中堅:122 m(約400.3 ft)
左右中間:117 m (約383.9 ft)

【福岡ドーム(福岡ソフトバンク)】

日本の野球場唯一の屋根開閉機構を備えるが、一度の開閉にかかる費用は約100万円(屋根を開閉する電気代が20万円で、人件費など諸費用が80万円になる)もかかるので、ほとんど開くことはない。(MTLの本拠地だったオリンピック・スタジアムも故障後屋根は開かなかった…)2015年のホームランテラス設置後の左右中間は約110mと日本プロ野球の本拠地としては最も短く、直線的な外野フェンスを持つ東京ドームに酷似したフェアグラウンド形状となっている。コンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
左右中間 - 約110 m

【東京ドーム(読売ジャイアンツ)】

日本初の全天候型球場となった。空気膜構造屋根を持つアメリカのメトロドームをモデルとして設計。左中間・右中間の膨らみが小さく110mしかなく現在の12球団の本拠地球場の中でもっとも狭い(福岡ドームも同規格)。コンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
左右中間 - 110 m (約360.9 ft)

【明治神宮球場(東京ヤクルト)】

宗教法人である明治神宮が所有者。宗教法人が球場を所有しているのはここだけではないだろうか?2020年の東京オリンピック開催後、取り壊し予定。五輪開催前に隣りの秩父宮ラグビー場を解体し、その跡地に新・神宮球場を建設予定。新・神宮球場は是非とも天然芝化して欲しい!!!なお、本来の表記は「宮」の「呂」の中間の線が入らない『明治神宫野球場』
両翼 - 97.5 m(約319.8 ft)
中堅 - 120 m(約393.7 ft)
左右中間 - 112.3m

【横浜スタジアム(横浜)】

1978年の落成時にはNPB本拠地球場の中で両翼までの距離が最も広い球場であったが、昭和時代の終わりから平成にかけて後楽園球場、大阪球場、藤井寺球場、平和台野球場などが次々と廃止閉場されたり、東京ドームや福岡ドームの建設、広島市民球場の移転建て替えや明治神宮野球場および阪神甲子園球場の大改修などが行われた結果、現在では逆に距離が最も狭い球場となっている。日本初の多目的スタジアムでもある。一時、天然芝化が検討されたが現在は凍結中…。
両翼 - 94.2 m(約309.1 ft)
中堅 - 117.7 m(約386.2 ft)
左右中間 - 111.4 m (約365 ft)

【ナゴヤドーム(中日)】

コンサートなどの多目的イベントスペースとしても可動。
両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
左右中間 - 116 m (約380.6 ft)

【阪神甲子園球場(阪神)】

外野フィールドは半楕円形であることが特徴的。他の球場と明らかに違う形状なのはポロ・グラウンズをモデルに設計されたからか?日本では唯一となった内野が土のグラウンド。海外では土のグラウンドの球場は少なく、MLB、CPBL、KBOの本拠地球場には使用されていない。MLBではAA、Aクラスのマイナーリーグなど低いグレードの球場では一部使用されているが、基本的に人工芝以上に評価が低い。しかし、土のグラウンドである甲子園球場に関しては高校野球の聖地ということもあり、日本での評判はいい。内野の黒土と外野の天然芝のコントラストがうっとりするほど絶景であり美しい。
両翼 - 95 m (約311ft)
中堅 - 118 m (約387 ft)
左右中間 - 118 m (約387 ft)

【[二代目]広島市民球場(広島)】

左翼101m・右翼100mと僅かながら左右非対称の形状になっているNPB唯一の球場。スタンドも左右非対称。内外野天然芝!日本で最も美しい球場の一つ!!!
左翼   - 101 m (約331.4 ft)
左中間 - 116 m (約380.6 ft)
中堅   - 122 m (約400.3 ft)
右中間 - 116 m (約380.6 ft)
右翼   - 100 m (約328.1 ft)



CPBL(台湾)、KBO(韓国)では本来、野球場があるべき姿である「内外野天然芝」(ただしネクソンの本拠地「高尺スカイドーム」は人工芝)である点がNPBと異なる。(NPB使用球場では宮城球場、グリーンスタジアム神戸、阪神甲子園球場、[二代目]広島市民球場を除いて人工芝が敷かれ、球場の質を著しく劣化させている)

逆にNPBとの共通点としてはCPBL(台湾)、KBO(韓国)共に前述通り半円形の外野フェンスを有している球場が多い。そんな中、2016年に開場した「大邱サムスン・ライオンズ・パーク」(KBO サムスン・ライオンズ本拠地)はMLBフィラデルフィア・フィリーズの本拠地であるシチズンズ・バンク・パークを参考に設計されており、韓国の野球場としては初めての八角ダイヤモンド型を採用。

【大邱サムスン・ライオンズ・パーク(サムスン)】

左翼・右翼から中堅にかけ外野フェンスが直線、中堅の外野フェンスはホームベースに水辺で直線。NPB同様、半円形の外野フェンスを有している球場が多いKBOではかなり個性的な形状である。
両翼 - 99.5 m
中堅 - 122 m

新球場と言えばNPBの北海道日本ハムが現在、新球場建設を計画している。内外野は天然芝の予定なのはかなりいい感じ!そして外野の形状もどのようになるか楽しみである。現段階の構想では今まで同様、半円形の外野フェンスっぽいけど、ちょっと個性的な形状になったら面白いなぁ~

【日本ハムファイターズ新球場ボールパーク構想イメージ】


※他にユニフォームのこともゴチャゴチャ言ってます(笑)