全ての道は贈り物

人間の今の人生は一人一人違い、他人と同じ人生なんて
在りません。　生きている６０億人には、６０億通りの人生の
道が在る事でしょう。　他人の道を気にして自分の道を見失っ
ては生けません。
同じ家庭で育った兄弟でも全然違う人生です。　
極端ですが、一卵性の双子でも、同じ家庭・同じ学校生活・
同じ仕事だったとしても、結婚すれば環境が変わり人生も違う
ものに成ります。　ただ、これらは物質的な表面の事に過ぎま
せん。　外見や環境が同じ双子でも、心は生まれた時から違
う物を感じ考えています。　

人の人生は、現実界が半分、心の世界が半分を占めてい
ます。　これからは人生での心の世界の占める割合が増して
行くと感じます。　つまり、現実界では成功者でも、心が貧し
ければ、その人の人生全体では成功者とは言えません。
死ぬ前は満たされた気持に成れずに、何かに執着と恐怖を
思いながら、一人裸で死んで行く事に成ります。
大事な事は人生の現実界の面で、現在無職だからと心を痛
める事は生けません。　本人も家族も命を削るように心配す
るかも知れませんが、淡々と出来る努力をすれば良いだけ
です。　ただ、現在無職の人が将来、経済的に成功することも
有るでしょう。　でも、それも、それまでの事です。
大事な事は自身が生かされている事への感謝の気持ちを、
持てるかどうかです。　これに気が付ければ、現実界の人生
に起こる悲喜こもごもに、どう対処すれば良いのか自ら見え
て来ます。　自動運転モードに成って行きます。

しかし人間は愚かなものです。
百の理論理想を思うだけでは、直ぐに忘れてしまい、現実も
付いて行きません。
現実界では、感謝の３本先祖供養と感謝想起を、ただ淡々と
期待せずに空間へ刻んで残して行く事が大事です。　
自分がした事は残ります。　した事は、何時かは還ります。
幼子が親の真似をして手を合わす。
これで、十分なんです。

生かして頂いて　ありがとう御座います

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