誘導されるな！

江戸時代などの幽界の作用が強い時代は、商売を営む都会
の店でも好んで稲荷神が店で祭られていました。
本来は農業の守り神だったものが、商売繁盛に利用された
のです。
稲荷神には子分（＝眷属）が多かったので、子分の中には
落伍して不良になる子分も居ます。
組織から脱走して都の路上をうろつき、往来する人間に憑依
して酒を飲ませて自分も味わったり、男女に憑依して恋愛を
させ欲情を楽しんだりするのです。
一通りの秘め事を楽しんだ狐霊は、飽きて本人から離れ、
また新しい人間で新たな欲情を楽しみます。狐霊が離れた
人間に起こる現象は、急に相手に魅力が失せ、目が覚める
ように別れます。
今の恋愛が憑き物に左右されていないか、冷静に自己を見
る努力が大事です。この場合、他人からの助言が有効です。
憑かれていると、今の恋愛相手しか眼中に入りません。
友達や我が子供が「なんで？どこが良いの？」と言う相手に
熱中する場合があります。冷静に他人から見ると、続く筈が
ないと明らかに分かる事があります。
他人の意見に従う必要はありませんが、聞く耳だけは残して
おきましょう。感謝の先祖供養をしていると、余計な磁気が
軽減するので、冷静に相手を見る事ができ、正しい判断が
自分でし易くなります。

さて、不良の狐霊も遊び回っていると、だんだんと日々の
獲物を捜すのが嫌になって来ます。
そんな時に、常駐する寝床と食べ物が出される場所を求め
ます。そんな時に、道端の祠や商店の神棚に居座ります。
ところが、そんな所には先輩の狐霊が既に居たりします。
ホームレスの方が良い寝床をめぐって殺人事件が生じる
事件がたまに有りますが、幽界でも同じ事があるのです。
お店の神棚の神札が毎年新しく更新されて、日々の捧げ物
や気持ちが捧げられていますと、狐霊の親魂（おやだま）から派遣
を命じられた子分の狐霊が居るものです。
遊び呆けている狐霊などは、組織で鍛えられている狐霊に
は敵いません。　派遣された狐霊は、店前の通りを行き交う
人物に憑依して、店に引き込んで品物を購入させます。
お客が店を離れると狐霊も人物から離れますので、後で何故
こんな品物を買ってしまったのか？となります。
問題は、商売繁盛の「欲」を祈願して援助を受けた場合、欲の
磁気で動く親魂は、欲界に居る親魂です。
日々働いた分の生命力を家系から徴収して行きます。
3世代も狐霊を使役した家系は、だいたい家の衰退が始まり
ます。
もし、この幽界の仕組みに気が付き、同じ神棚に対して、日々
自分達が生かされている事に対しての「感謝」の磁気を捧げて
行くと、派遣された狐霊が正しい狐霊に変身していきます。
正狐霊に成ると、派遣元の親魂とはチャンネルが合わなく成り
、欲親魂の上の次元の親魂との中継を取り次ぎ始めます。
極論すれば善悪全ての存在は根源へと繋がります。

つまり、神社仏閣で人間の個人欲を祈願するなどとは、神社
自らが御祭神を貶めている事に成ります。
個人欲を熱心に取り次いでいる神社は、魔界から根源へ辿る
コースの神社です。えらく遠回りなコースと成ります。
気を付けましょう。
ましてや、1回数万円を徴収しては個人欲の相談に奔走する
自称先生は、大問題です。こんな事で生活している人物と縁が
あると、この不景気では尚更に「相談に来る様に誘導」され
ます。つまり不運が自分に起こって、相談に行くハメに成るの
です。沢山の先生様を知る人ほど、不幸に成るハンディを持つ
事に成ります。　先生様は、他人の不幸で飯を食う人です。
自分で二度と行かないと誓ったほうが身の為です。

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