
アシモフを除いて、外国の作家さんのミステリーを読むのは、珍しいのですね。
どうも、登場人物のカタカナ名になじめない・・・という、単純な理由からなのですが。
この本を手に取ってしまったのは、
タイトルにデカデカと書かれた”サルティンボッカ”
慣れ親しんだ料理名が、目に飛び込んできたためです。
ストーリーは、ローマへやってきたドイツ人のミステリ作家の<わたし>が、
店を舞台に新作を書くかわりに、ただで食事をさせてほしいと交渉する・・・
おちぶれた作家の<わたし>が、取材と宣伝を兼ねて過ごす、
<パルロッタ>での出来事と、
私立探偵ブルネッティが関わることになった「レストラン評論家殺人事件」、
それぞれ独立した物語が、交互に登場します。
ブルネッティの物語の舞台も、<パルロッタ>です。
読んでいて、これはどっち???と、混乱してしまったため、
途中から、お料理を楽しむほうに変更してしまいました。
冒頭から、探偵は張り込み中の
男のフルコースディナーを実況してくれていますので。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます