女給さんの書棚

職場は博多駅...でしたが現在は佐賀駅。甘い誘惑にめっぽう弱い和菓子店スタッフの日常。

あまり、期待していなかったのですが・・・!?

2009年08月14日 15時13分41秒 | ミステリー
クッキング・ママは名探偵 (集英社文庫)
ダイアン デヴィッドソン
集英社

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最近は、ハローワークなどで、ひとりで出かけることが多くなりました。
久しぶりに、バスや電車の中で読書タイムを楽しんでいます

バスといえば、最近、宣伝用のにぎやかなバスが増えましたね。
チキンラーメンだったり、明太子だったり、
テレビ番組の宣伝だったり・・・

昨日は、かわいいこんなバスも発見しました。
ひよこのピィナンシェバスです



さて、「クッキング・ママは名探偵」
これから読む本リストに積み上げられていたこの本。
ずいぶんと前にブックオフで買ったまま、眠っていました。
試しに読んでみようかな・・・ぐらいの軽い気持ちです

バツイチ子持ちのヒロイン・ゴルディは、
彼女とかわいい一人息子の生活費を稼ぐべく、
ひなびた田舎町で唯一のケータリングをしている
陽気なシングルマザー。
味見のしすぎなのか、最近ぽっちゃりしてきた体型も
まだまだ、若干、気になるお年頃。

物語は、主人公ゴルディの息子アーチの
元・担任のお通夜のケータリングの仕込から始まります。

なんと、不幸なことに!
そのケータリングの最中に、
彼女の元・義父が、コーヒーを飲んで倒れ、
救急車で運ばれた!!!

元・夫からは、犯人と罵られ、
ちょっとチャーミングな刑事からは、
しばらくの間の、営業停止を言い渡され、
入っていた予約もすべて、キャンセル

親子2人プラス同居人。
この冬をどうやって乗り切ろうか???

一刻も早く、営業を再開させるべく、
自ら、捜査を開始するが・・・


正直、あまり期待していなかったのですが、
かなり、楽しめました

ゴルディの元・夫のジョン・リチャードの
キャラクター(ホントにイイ性格してます
疫病神キャラとしていい味出してます)が強すぎたのか?

ちりばめられた、
すぐわかるような、小さな謎たちに惑わされたのか?
意外と、犯人は、誰なのよ???
と、最後まで、引っ張られました

読み終えて、
即、ブックオフへ(なぜ、本屋では・・・?
続巻を探しに行こうと決意したくらいです
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うらやましい?環境

2009年07月19日 21時05分46秒 | ミステリー
ニューヨークの老舗コーヒーショップ
「ビレッジブレンド」が舞台の、
香り高いミステリー・・・
と、言いたいところですが、

秋のカフェ・ラテ事件 [コクと深みの名推理3] (ランダムハウス講談社文庫)
クレオ コイル
ランダムハウス講談社

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バツイチでアラフォーの主人公・クレアは、
「ビレッジブレンド」のマネージャー。
最近は、別々に暮らしている
ティーンエイジャーの娘・ジョイの素行に頭を悩ませている。

娘の父親である分かれた元夫・マテオとは、
ビジネスパートナーという間柄のため、
何故だか、同じ屋根の下で暮らしている。

心を入れ替えたので、また家族3人でやり直そうという
マテオの言葉に、心動かされつつも、
いつまた彼の浮気心に火がつくか?
信じたいけれども、信じ切れない。

事件よりも、そっち?的な要素が高いかも?です。
2時間ドラマ的なノリで、お楽しみください。

今回は、ビレッジブレンドで
アクセサリーデザイナーのロッティのパーティーが催され、
その最中に事件が起こり、
バリスタのタッカーが容疑者として逮捕されてしまいます。

彼の無実を信じるクレアは、
真犯人を突き止めるべく、独自に調査を始めるのですが・・・


「違いのわからないコーヒー好き」を
自称する私としては、
朝から晩までコーヒー漬けなのは、
うらやましい環境ではあるのですが、
さすがに、朝6時からのお仕事は向いていないようです

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ミステリー?なのかな?

2008年02月28日 12時40分31秒 | ミステリー
少し変わった子あります
森 博嗣
文藝春秋

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最近、本を読む時間をなかなか取れませんでしたが、
先日、本屋で数冊衝動買いしてしまいました。
その中の一冊です

大学に勤める小山は、同僚の荒木から、
ちょっと変わった店を紹介される。

そのお店は、連れを連れては行けないらしく、行くときはひとりで。
わかっているのは、電話番号のみ。
場所も、料理も、毎回変わるようだ。
応対してくれるのは、いつも、女将ひとり。
自分のほかに、別の客のいる様子もない・・・

この店には、そのほかに、ちょっと変わったオプションがあって・・・

その店のことは、しばらく、忘れていたのだが、
店を紹介してくれた荒木が失踪してしまう。
何かの、手がかりになればと、
小山は、古いメールを調べて、その店に電話をかけてみる。

おいしいお料理が並んだ、ミステリーなのかと思っていたのですが、
ちょっと違ってました

(この日に一緒に買ったのが、『香菜里屋を知っていますか』と、
『Rのつく月には気をつけよう』で、
おいしいお話にかなり飢えていたみたいです。)

森博嗣さんは、密室トリックのミステリーのイメージが強いのですが、
ちょっと、狐につままれたような、ファンタジーっぽい一冊でした。
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またまた・・・

2007年10月24日 02時34分47秒 | ミステリー
孔雀狂想曲 (集英社文庫)
北森 鴻
集英社

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またまた、
北森鴻さんの連作短編集です。
実は、まだ、読みかけなのですが・・・

舞台は、下北沢の片隅に、
ひっそりとたたずむ古道具屋・雅蘭堂(がらんどう)
ひどく目立たない路地にあるおかげで、
店はいつも開店休業状態。
つい、居眠りをしていた店主の越名集治が、
人の気配で目を覚ますと、
そこには、およそこの店には不釣合いな女子高生らしき少女が・・・

読みかけなのに、紹介してしまったのは、
「なんでも鑑定団」に夢中だったころを、思い出して、
妙に、うきうきしてしまったからなのです

ストーリーとは別に、
登場人物たちの熱意やこだわりに影響されて、
忘れていたものを思い出したり、
新しいことを始めたくなったり、
食べたくなったり、飲みたくなったり(←これは多いですね~)、
登場している別の本を読んでみたくなったり、
この本に限らず、本ってそんな出会い方もありますよね。

扱う商品は違いますが、
古本屋をやりたいな~と思っていたころ(すごく、漠然とです)も
あったので、また、その思いが蘇ってきました
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久しぶりの読書

2007年09月26日 01時14分38秒 | ミステリー
螢坂 (講談社文庫)
北森 鴻
講談社

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何度か紹介している北森鴻さんの本です。
ビアバー『香菜里屋』を舞台とした連作短編集です。

北森さんのこのシリーズは、
友人から「ケッシテ クウフクジニハ ヨムベカラズ(笑)」と
忠告されました

読んでいると、ついついビールが飲みたくなってしまうという
『香菜里屋の陰謀(?)』にはまってしまうのです

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仔牛と生ハムの重ね焼き

2007年02月09日 00時42分09秒 | ミステリー


アシモフを除いて、外国の作家さんのミステリーを読むのは、珍しいのですね。
どうも、登場人物のカタカナ名になじめない・・・という、単純な理由からなのですが。

この本を手に取ってしまったのは、
タイトルにデカデカと書かれた”サルティンボッカ”
慣れ親しんだ料理名が、目に飛び込んできたためです。

ストーリーは、ローマへやってきたドイツ人のミステリ作家の<わたし>が、
店を舞台に新作を書くかわりに、ただで食事をさせてほしいと交渉する・・・

おちぶれた作家の<わたし>が、取材と宣伝を兼ねて過ごす、
<パルロッタ>での出来事と、
私立探偵ブルネッティが関わることになった「レストラン評論家殺人事件」、
それぞれ独立した物語が、交互に登場します。

ブルネッティの物語の舞台も、<パルロッタ>です。
読んでいて、これはどっち???と、混乱してしまったため、
途中から、お料理を楽しむほうに変更してしまいました。
冒頭から、探偵は張り込み中の
男のフルコースディナーを実況してくれていますので。

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『 黒の貴婦人 』 西澤 保彦 著

2007年02月03日 18時39分25秒 | ミステリー


西澤さんの小説は、料理の描写がとても、おいしそうなのです。
最初に、おいしそう・・・と感じたのは、料理ではなく、ビールだったのですが・・・

『黒の貴婦人』は、タック&タカチシリーズの短編集です。
タック&タカチシリーズというのは、安槻を舞台に、
安槻大学の学生(だった)・匠千暁<タック>、高瀬千帆<タカチ>、辺見祐輔<ボアン>、
羽迫由紀子<ウサコ>の4人が登場する物語です。

本のタイトルになっている「黒の貴婦人」は、
たまり場となっている<ボアン先輩>の家で、酒盛りをしながら、
4人がよく利用する大学の近くの居酒屋、<さんぺい>及び、
その姉妹店<花茶屋>の幻の裏メニュー「鯖寿司」と、
彼らが店を訪れると、必ず遭遇する女性の謎に迫る?
勝手な想像の推理合戦が、繰り広げられます。

日常のささいな疑問ばかりでなく、
無理やり誘われたパーティーで殺人事件に巻き込まれてしまう「招かれざる死者」、
急遽、「食事係」として参加することになった合宿で、
他殺死体を発見してしまう「スプリット・イメージ または避暑地の出来心」、
また、ちょっぴりホロリとさせられる「ジャケットの地図」などが収録されています。

文庫版も、出ているようです。

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「泣かないで」 by kaede