春になりました。
しかし、
どうやら、
やはり私。
何らかのアレルギーを持っていたようです。
好いお天気は続きますが、
体調はお世辞にもあまり良いとは言えない状態でございます。
桜満開のこんな心躍る季節に
今年はまだまともな桜の写真は撮っておりません。
(今年撮った写真)
先日、俳句をされている方とお話しして気づいたのですが、
わたくしの発想は、
散文的と言いますか、
生活感が表に出すぎて、「詩的でない」ようです。
そうでしょうそうでしょう。
だから、この満開の桜も、
はらはらと舞う花びらも、
降り積もる薄桃のドットも、
重ねるマスクや
サスペンスドラマや
お庭の掃き掃除
といったネガティブな
表現しか思い浮かばなかったのでしょう。
というより
春のものだけでなく、今までのもの全部に言えることですね。
さて、そんな春に苦労してひねり出したのはこちら。
散文的な方です。
・重ねたるマスクに曇る八重桜
・フォルダーの鬱金(ウコン)御衣黄(ぎょいこう)天の川
・降る花の源(もと)たどる謎再放送
・苔に降る花びら残す掃き掃除
上の句だと目の周りだけっぽいので
少しだけ視界と動きと人物入れて広げてみました。
・天の川鬱金白妙撮る君と
(全部八重桜だったと記憶しております。近所にすべて観賞できる病院がございまして、今でもフォルダにたくさん写真が残っております。)
・カワウソのバス流る花天の川
(職場の前を動物園行きのバスが走っております。今年はカワウソバスも登場するらしいです。ええ。カワウソといえば、わたくしには"獺祭"の方が似合っております。)
・ため息に曇る眼鏡の朧月
(マスクで眼鏡が曇るバージョンでございます。どんなときにマスクを着けるのかということで。行き帰りの帰りでございます。)
・あの桜吾に惚れたと掃く娘
(仕事中、何度も掃きに出なければならず、ネガティブにとらえていたものを超ポジティブに置き換えてみました。そうです。「何で次から次へと散らすのだ?それは、わたくしに会いたいからね。」との開き直りでございます。"娘"はご愛嬌)