白い影

日々 想う コト・モノを語ります。

 ブラックカメラコレクション

2008年09月13日 | my camera

先日うちのブログにブラックカメラ愛好家で「黒い写真機館!」を運営されている
むらさき茄子さんからコメントを頂いたので、
お返しの意味も込めて、僕のブラックカメラを紹介します。
ブラックペイントカメラの定義が難しく、AFカメラでももちろん黒はいっぱい
あるのですが、僕の好きな黒いカメラは金属ボディに黒いペイントされたものです。
そもそもその当時のカメラはシルバーボディがほとんどで、
一部の愛好家用もしくは消防、警察、役所などで使われるために黒カメラは
生産されていたらしいです。


ブラックペイントカメラ好きにはやはりニコンFは外せないでしょう。
Fの黒ボディはほんとに流通していなくて店頭ではびっくりする値段で取引されています。
これはいつも行く新大阪の骨董店でOH済みのものを破格値で購入しました。


同じくニコンFでもこちらは露出計搭載のフォトミックFTNです。
最初はこのデザインは不細工やなと思いましたが、大好きなFマークが大きく配置されているので
買ってしまいました。ものすごい存在感です。


ペンタックスSVのブラックペイントです。これも昔は手頃な値段で買えましたが
今では「え~」というぐらい高騰してしまいました。元々SVの直線基調のデザインは大好きですが
ブラックにするとさらに精悍に見えて大好きです。


コニカFPのブラックペイントです。そこかしこにペイントの剥がれがあり、
そんなに状態が良くないカメラですが、このカメラは金属に塗られたブラックペイントが凄いです。
むらさき茄子さんは「グランドピアノのよう」と書かれていますが、
独特の重厚感があっていまでは絶対に得られない質感です。


変わり種を2つ。まずはチノンCXです。これは主に輸出用に生産されていたようで、
国内ではあまり見掛けません。これは少々カメラ自体にがたつきがありニコンやキャノンのように
精度の高い剛性はありませんが、そこがまたいいところです。


最後の2つ目がもっと見掛けない変わり種「ペトリFT1000」です。
これも輸出用に作られていたカメラで、ペトリという会社そのものが無くなってしまう、
つまり倒産してしまう直前に作られたカメラです。
M42マウントなのでいろんなレンズが楽しめます。

こんなにカメラがあってどうするの?という声が聞こえそうですが、
こんなカメラを仕事のデスクに並べてデザインをするのは楽しいものですよ。
でも今回は紹介したコニカFPとチノンCX、ペトリFT1000は
近々オークションにでも出して手放そうと考えています。ちょっと溜まりすぎましたからね。