いつもなら土曜日の朝は新大阪の骨董市に顔を出すのですが、
今日は彦根で仕事の打合せがあったので、
ちょっと足をのばして、大須観音で開催されている骨董市に行ってきました。
足をのばして行っただけあって早朝には間に合わず、
おそらく業者さんの買い付けは一段落ついた後だったのですが
なかなか面白いモノが買えました。
今回はひとつのお店だけの買い物です。
無造作に並べられている段ボールを一つずつ見て行くのですが、
結構カメラ関係がごろごろあって、とりあえず何個か抱えて店主の先に向かいました。
「これでいくらになりますか?」
「ああこのレンズ高いんや、んんん」と考え始め
少しのひととき価格交渉の末、7000円で購入することができました。
そのときは少し高かったのかなと思っていましたが、
自宅に帰って少しネットで調べてみると以外に希少性の高いモノも
混じっていてちょっといい買い物でした。
それがこちら、
まずはS用のNikon 5cm f2用のフードです。
おそらく業者さんはレンズを買っていったんじゃないかと思います。
その残骸に転がっていました。
つぎが、
ドイツ製GOSSEN LUNASIX Fメーターです。
これ見た目も持ってみてもおもちゃっぽい感じがしてGOSSENじゃなかったら
絶対買わないだろうと思う品でした。
まあ1000円ぐらいの値打ちかなと思っていましたが、
発売当時は4万以上もしたのが分かりました。
絶対こんな値段で買わない品です。
でも機能面で値打ちがあるのか、そもそも使い方がいまいちよくわからないので
なんとも言えませんね。
そして次が、
こんなケースに入っていました。ニコンのレンズだけはこの時点で分かりました。
中を開けると、
Ai Nikkor 20mm F4でした。F値が暗いレンズですが標準レンズのようにコンパクトなので
使い勝手が良さそうです。なにより24mm以下の広角を持っていなかったのでちょっと嬉しかったです。
そして店主が「ちょっとこのレンズ高いんや」と言われたレンズがこちら
こんなボロボロのケースに入っていました。最初は単なる望遠系のレンズだと思って
中も見ないでいたのですが、蓋と本体の留め金が普通のホックとは違い、
特殊な金具だったので一応開けてみると、
中には90ミリものレンズキャップがついていました。それになにより重い!
かぶせタイプのレンズキャップを外してみると、
こんなのが出て来ました。「NIKKOR QD・C Auto 15mm f5.6」です。
ものすごい存在感のある前玉に圧倒されるレンズです。
でもこのときこのレンズの知識なんてなくて「フィッシュアイレンズ」だと思い
「おもしろいな」ぐらいで買ったのですがこのレンズ…
自宅のカメラに取り付けてファインダーを覗くと、
ヨスミが歪んで見えないんです。ちょっと驚きでした。
他にフィルターも内蔵してあり、赤・オレンジ・イエローとレンズ内にセットできるようにしてあります。
その上Ai改仕様で、デジイチでも使えそうです。
これもネットで調べてみるとものすごい中古価格になっていて
「気安く使えないや」とちょっとびびってしまう一品でした。