白い影

日々 想う コト・モノを語ります。

12月11日は姫路カーペンター骨董市

2011年12月13日 | 骨董市



この日は丹波方面で整骨院をされているところに整体をやってもらうことに
なっていたので、久しぶりに早起きをして姫路で毎月一回開催される
カーペンター骨董市に行ってきました。
この骨董市、会場のトラブルで一時いろんなところで開催されたり中止に
なったりで不安定でしたが先月よりようやくこの場所にひとまず落ち着いたようです。
今回は珍しく同じお店ばかりで、時計・万年筆・レンズと買いました。
なんでも全て同じお家から出たモノらしく、この日がうぶだし初日だとのことで
なかなかいいモノを手に入れたんじゃないかなと思います。
まず最初に買ったのが時計です。
ビニール袋の中に無造作に掘り込まれていて
「見ていいですか」と声を店主にかけると
「ああ出して遠慮なく見て」と言われたので広げてみた中で4つほど購入しました。
お値段、クォーツは1000円、自動巻は2000円とシンプルな価格らしく
4つで6000円だったのですが5000円にしてもらいました。
それがこちら。



セイコーのオールドデジタル「データバンクカレンダー」です。
まだ電池を入れていないのでそもそも動くのか分からないのですが…
どうもオールドデジタルは欲しくなってしまいます。
次が同じセイコーの、



ベルマチック27石です。ちゃんとベルも鳴ってカレンダーも動いたので使えそうです。
黒文字盤を見るとまたほしくなってしまうんですよね。
そして次が、悩んで買って大失敗の時計がこちら。



ポルシェデザインのIWCクォーツです。本物なら…
実は真っ赤な偽物で、見抜けない自分の見る目の無さに反省の時計です。
まあ1000円であるわけないですよね、IWCが。
それで最後の時計も、かなり悩んで買った時計です。
まず時計に書いてあるブランドが全く知らなく、
ベルトも安っぽく感じ、ケースもちゃちな感じして、
機械も中国製かなと耳を澄ますと安っぽい音がするし…
「でもクロノグラフで機械式なら中国製はないかな…」と
思って買った時計がこちら、



ALFEXのクロノグラフです。この時計、
後日時計の修理を習っている方に裏蓋をあけて見てもらうと
ETAのムーブメントが入っていました。
「ベルトもエナメル加工の立派なものやし、時計の重さでいいものかわからんとあかん」
と有り難い注意を受けました。
なんでもこの会社は1948年創業の比較的新しいスイスの時計メーカーでした。
まだまだ知らないメーカーがあるもんですね。

これらの時計を買った後、クルマで会場を後にして
近所の喫茶店でモーニングを食べて再び会場に戻ると、
さっき時計を買ったお店がまた新しい商品を並べたようで、これを買いました。



デットストックのアーミー用の時計ベルトと古いプラチナの万年筆です。



帰ってからネットで調べてみると28年発売の10年ペンと言われているもので
そんなに高級品ではないようですが、なかなかいい手触りです。
中のインクゴムも劣化していないし、
今度ペンクリニックに持って行って調整してもらおうと思います。
これで買い物も終わりと、ペンとベルトの代金2000円を払おうとすると
店主の携帯が鳴り少し待ちぼうけをしている間、なにげなく売り物を見ていると
ふと目に留まるレンズがあったので
「これもちょうだい」と言って1500円を足して買ったのがこちら。



待ちぼうけをくわなかったら気がつかないほどの箱です。でも開けてみると



こんな元箱が現れました。レンズ好きならズノーブランドならクラっとしますよね。



中身はこんな感じ、ZUNOW-ELMO Cine 1:1.1 f=6.5mmでした。
ペンタックスQも持っていないのにDマウントなんて使い道がないのですが
いつか使えるかなと思い、買ってしまいました。

でもこの日はオチがあり、骨董市を楽しんでいるときに携帯がなり
予定が急遽入って整体が出来ないと言われました。
「家を出る前に電話しようと思ってな…」と言われましたが、
もう姫路に来てると言えず、帰りに産直で野菜等を買ってとぼとぼ帰りました。

12月10日は新大阪骨董市

2011年12月12日 | 骨董市



めっきり寒くなってきましたね。ここは自宅から近いので苦にはならないですが、
遠方の早出はそろそろ難しくなって来ました。
まあ仕事でもないのでそんなに頑張らなくてもいいんですけど。
この日は隔週で出店する軽トラックのお店が現れる日です。
この日もものすごい人出。人の勢いに押されこの日は何も買うことはありませんでした。
その原因は別のお店で物色していたせいでお店に行くのが遅れたのが原因なんですが。
そのお店がこちら。



ここ最近から出品されている若いお兄さんのお店です。
古美術が中心なんですが、ちょっとだけカメラも段ボールに無造作に出すようになりました。
その中からまず確保したカメラがこちら。



ペンタックススポットマチックFの黒ボディです。F1.4のレンズも付いていたので
つい手が伸びてしまいました。
買ったときは、シャッターを切るとミラーが途中で止まるジャンクでしたが
帰りのクルマの中で何回かシャッターを切ると動き出し、
自宅に帰ってジッポーオイルをちょっとたらすと元気に動き出しました。

でも本命のカメラは他にあって、このお店に着いたときから先客の方が
手に取ってキープされていました。
「あ~タイミングが悪い」と思っていたのですが、
そのお客さん「これ動かんな、なんぼや」
店主「壊れているなら1000円でいいです」
そのお客さん「500円ならんの」
店主「そりゃちょっと無理です」
そのお客さん「ほないらんわ」
と置いて行き、代わりにこちらに権利が回って来ました。
そのカメラがこちら、



ニコンF3アイレベルファインダーです。
軍幹部にちょっとアタリがあったり擦り傷があったりかなり使い込まれた並品です。
たしかに巻き上げ、シャッターが全く切れません。
それにファインダースクリーンも外されていました。
電池式なのでちょっとしたバクチ買いです。

それでこの2台を無事1800円で買うことができました。
自宅に戻り電池を入れてみると、Aモードも問題なく使えるようでした。
スクリーンもF用を昔骨董市で買っていたものを探して、
装着するとくっきりはっきり見えるようになりました。
発売当時はデザインが嫌いで使う機会もなかったのですが、
触ってみると巻き上げもスムーズだし、シャッターフィーリングも
なかなかいいものですね。これもちょっとフィルムを入れて撮ってみようと
思います。ちょっと早起きは三文の得のひとときでした。