白い影

日々 想う コト・モノを語ります。

 7月12日 新大阪骨董市

2008年07月13日 | 骨董市
今日は朝早くのセカイモンチェックのため、
いつもよりかなり遅くに新大阪の骨董市を覗きました。


いつものカメラ専門のお店です。いつもは3人でそれぞれカメラを持ち寄って
並べているのですが、今日は一人少なく2名でされていました。
その中で「師匠」と呼ばれる重鎮の方から購入しました。


SEMI LEOTAX 1951年発売 価格?

初めて中判カメラを買ってしまいました。いつもこのお店に顔を出す毎に
中判カメラの魅力は聞いていたのですが、中判まで手を出すと
泥沼にはまりそうで我慢していました。
でもこれは「Leotax」なんですよね。「Leotax」ははるか昔の倒産して
姿を消した国産カメラメーカーで、昭和光学のLeotaxFという
バルナック型のコピーライカを手に入れて以来
本家ライカより気に入ってしまったメーカーなのです。
ちなみにLEOTAXというのは「LEICA」と「CONTAX」に
あやかってつけられたらしいとか。ちょっとこのネーミングの企業姿勢は
どうかと思いますが…。
ともかく、このカメラについているシムラーの写りを一度見てみたいと思い
買ってしまいました。
ちなみにシムラーの名は、戦前から東京光学で使われていたブランド名で、
東京板橋区の地名「志村」に由来しているらしいです。
なんかほのぼのとしたネーミングです。
ブローニーフィルム なんて買ったことがないので今から勉強です。
4000円の楽しい買い物です。
※後でレンズをよく見るとコムラーでした。
これは長野にあった日東光学のレンズです。あー間違いやすい。

セミレオタックスで帰ろうと思って歩いていると
いつもの軽トラックのお店がありました。でもほとんど荒らされて
なんにも残っていないので通り過ぎようと思いましたが、
ふと隣の人がカメラを持ちながらぶつぶつ喋っていたのです。
「こんなにきれいのにもったいない」「なおらんかな…」
そのおじさんは熟考の後、そのカメラを置いたのです。
それがこの「PETRI FT」です。
確かにハードカバー・純正キャップもあり、
本体はほぼキズが無く新品同様です。
ただペトリ特有の巻き上げができません。
でもレンズが綺麗なので、安かったら買おうかと
下のレンズクリーナーセットのデットストックと一緒に
「1000円になりますか?」と聞くとすんなりOKだったので
お持ち帰りです。直るかな…