ソビエトカメラ日和

私のソビエトカメラライフや日頃思ったことについて・・・

永野金山と山ヶ野金山。。。

2007-12-22 20:37:21 | 写真
今日は午前はぐずついていましたが
昼前に晴れてきたということで
モノクロ仲間のM さんと写真を撮影にでかけました

とくに目的地は決めていませんでしたが
祁答院の方の田舎の風景を撮ったりしているうちに
さつま町の永野金山の近くまでやってきました

ここは場所は知っていたものの二人とも撮影に来たのは初めてです

この永野金山は江戸時代初期から戦後しばらく(昭和28 年)まで金の採掘がなされており
最盛期の年間採掘量は佐渡金山の半分近くまで達していたようです
北の方には世界一の金埋蔵量を誇る菱刈金山があります

金山の発見があってからこの地域は鉱山の坑夫とその家族たちで賑い集落ができました
その集落はいまも残っており、そこを撮影してまわりました

金山操業時はたくさんの人が住んでいたものの
現在は過疎化により空き家や廃屋が半分以上です
古い建物や柿の木、鄙びた風景などモノクロ向きの被写体がたくさんありました

写真にあるのは永野金山の胡麻目坑(ごまめこう)の入り口
ここから山のなかを縦横無尽に坑道が走っており
山の反対側の横川の山ヶ野まで達していたそうです

永野金山のあとは、その山ヶ野の方へ行ってみました
ここもかつて金山で賑わった集落だったらしく古い立派な家が多いです
ここも廃屋が多いものの集落の規模、景観は永野金山よりはすばらしいです
予想外に立派な集落で格好の被写体がたくさんありました
ただ、夕方には曇ってきたのが残念です

ここで日没まで撮影をしましたが
とても1日でまわれそうにありませんでした
しかも、さらに奥の方まであるそうです

永野金山といい山ヶ野金山といい
かつてのゴールドラッシュに賑わった夢の跡というなんともいえない雰囲気がよかったです(このへんは軍艦島や筑豊などと似ています)

今日は非常にすばらしい場所を発見できてよかったです
また今度は天気のいい日にゆっくりと撮影しに来ようと思いました
(非常に素晴らしい場所だったので、写真をやっている人にはあまり教えたくはありませんでしたが、あえてブログに書くことにしました。)

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