ソビエトカメラ日和

私のソビエトカメラライフや日頃思ったことについて・・・

森山大道 講演会。。。

2006-02-01 23:56:13 | 写真







写真展のあと、7時から森山大道氏の講演会でした

まずは森山氏、Sigfred 氏の写真のスライド上映があり
このとき写真に合わして作曲された曲の演奏がありました
写真のイメージと曲がマッチしていてあたらしい楽しみ方でした

そのあと、スライドを使いながら森山氏の講演がはじまります
名前からしてごっつい人だと思っていましたが
華奢でかっこいいおじさんでした
写真展のタイトル「Buenos Aires(ブエノスアイレス)」にまつわる話が主でした
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスという街に惹かれた理由
撮影に行くことになった経緯など
それに自分と写真の関わりについて。。。

話が苦手な方のようで、そのあとはお客さんから質問をもらい
それに応えるといったかたちで講演は進みました

森山氏は街の流動性が好きでカメラを持って
街をそれとなく歩き、気になったものを撮るという典型的なスナップをやるのが
好きなようです
ときにはピント目測、ノーファインダーで撮ることもあるとか
またスナップには一眼レフのような大きいカメラでなくコンパクトで画角の広いものが使いやすいとおしゃってました
確かに、いきなり一眼レフなんて向けられたら撮られる方も嫌ですよね
また、スナップの基本は相手に気付かれずにその瞬間を切り取ることですね

この話を聞いて、私も街でコンパクトカメラでスナップをやってみたくなりました
ゾルキー1かスメハチがいいかな
シャッター音の少ないスメハチなんかとくによさそう
森山さんに元気をいただいたような気がしました


今回のイベントで宮崎の方々の写真に対する関心の高さを感じました
こんなイベントが鹿児島でもあるといいのになぁ。。

また、会場の県立美術館周辺はきれいに整備されていて
芸術全般に非常に力がいれられている感じがしました
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森山大道写真展 「Buenos Aires」。。

2006-02-01 23:45:50 | 写真
昨日、フィルム現像をしていると
熊さんこと熊副先生から電話があり
「宮崎で森山大道の写真展&講演会が明日あるんだけど行きませんか?」と誘われました
森山大道氏といえばかなり有名な写真家で、めったにお会いする機会もないので
「はい。行きます」と即答しました
講演会の時間が夜7時からとおそく、なんとか時間も作れそうです
残念ながら熊さんは、写真コンクールの審査の仕事があり行けないとのこと
かごしまフォトクラブのメンバーで3名で行くことに

そして今日は、昼過ぎに仕事を切り上げ
待ち合わせ場所で車に乗り合わせ、高速で一路宮崎へ。。

今回の写真展は第6回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎というイベントの一環で、今までに東松照明氏、英伸三氏などの写真展が行われたもよう
今回は森山大道氏。
タイトルは、「Buenos Aires(ブエノスアイレス)」。
写真はほとんどモノクロで50 点ほど
大きさはB1 サイズくらいで非常に大きいものです
森山氏特有の粒子の荒れが出た写真が多く、どうやったらこのように荒らすことができるのだろうって考えてしまいました
また、通常写真では失敗といわれるピントのずれ(ボケ)やブレを効果的に使っており
非常に迫力のある写真たちでした
きれいに写真を撮るだけが表現ではないということをあらためて実感しました

プリントの方は当初、印画紙への手焼きかと思っていましたが
聞くとデジタル化したデータをEPSON のインクジェットプリンターで出したとのこと
それにしても粒状感、黒のしまり、白のきれいさは非常にみごとです
よく見ると紙は非常にマットな感じのものを使用してありました
画用紙と和紙の中間のような紙質です

他にフィリプンからの招待写真家のSigfred 氏の写真も展示されていました
こちらはフィリピンと日本の関わりをテーマにしたドキュメンタリー写真でした

隣では宮崎のPhoto-X 倶楽部というプロジェクトX のような名前の写真団体の写真展もやっていました
こちらはデジタル写真を様々な加工を施し
日本画風にしたり抽象的にしたりとやりたい放題やっていました
確かに前衛的できれいな写真なのですが
写真展というよりもデザインの展覧会といった印象を受けました

森山大道氏の写真展は2/12 まで行われるそうです
その他、森山氏の講演会、「親子で楽しむ写真教室」、「高校対抗写真Mリーグ」などイベントがあるようです
くわしくはこちらのNews をクリックしてみてください。
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