先週の日曜日に鳥取で用事を済ませた後、その翌日の月曜日は余部鉄橋に出かけてきました。
5月の大型連休の時にも余部鉄橋は一度訪れており、その時が最後かなと思っていたのですが、
今回の帰省でちょうどもう一度訪問できるのでそれならばと予定を立てていました。
山陰本線上り始発列車に乗って鳥取から浜坂へ。浜坂からはキハ47形の4連の普通列車に乗り餘部に到着。
幼い頃からよく連れてきてもらい、以前はよく通った余部鉄橋も、
現役の姿が見られるのはこれが最後か・・・と思うと何だか感傷的な気分になってしまいました。
当日は曇り空だったため写真が激しく白飛びしていますが、まあこれは梅雨時なのでしょうがないですね。
橋脚には解体撤去準備のために足場と青いシートが設置されていますが、
ここ数年間塗料を塗られておらずあちこちにサビが浮いてきているその姿を見ていると、
「満身創痍」という言葉が浮かんできてしまいました(使い方違うかもしれませんが・・・)。
約100年間、この場所にあり続けてきたこの鉄橋の本来の役目も、あと数日で・・・。
さて、餘部駅でキハ47の普通列車を降りた後、鉄橋下の駐車場へ。
平日の早朝ではありましたが、多少の観光客らしき人たちも鉄橋を見物していました。
6:43頃、特急はまかぜ2号が鉄橋を通過。
キハ181系は遠目からみると白っぽい車体色のため、曇り空を背景にすると白飛びしてしまい写真映えしませんね。
その後は集落のはずれにある最近整備されたばかりの遊歩道を通って新橋梁を南東から俯瞰できる展望台へ向かい、
キハ47の上り列車を撮影しました。新橋梁の脇を避けるように旧橋梁をゆく列車が撮影できるのも今のうちですね。
新橋梁の上には一部線路が敷設されているので、一見すると複線のようで面白いです。
ところでこの遊歩道、鉄橋ができる以前に余部と鎧の集落を結ぶために利用されていた里道を整備したもので、
勾配は大変きついですが足元は砂利敷になっており比較的歩きやすかったです。
しかし、ここ数日の間にに結構な量の雨が降っていたためにところどころ崖や路肩が崩れている個所があるため、
滑りやすい足元もあって通行には多少の注意が必要でした。
先ほどの展望台からさらに遊歩道を歩いて里山の奥へ。
途中の分岐を左に折れて今度は余部の集落を北東側から俯瞰できるポイントにやって来ました。
ここもこの一連の遊歩道整備に伴って容易にたどり着けるようになった場所で、
今までにないアングルで余部橋梁をゆく列車を撮影することができました。
以下、その2へ続く・・・