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遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

餅は餅屋、カメラはカメラ屋で

2011-07-01 21:18:07 | たわごと
リコー、HOYAからPENTAX事業を買収(マイコミジャーナル) - goo ニュース
HOYAの株価、ドーンと上がりましたねー。2年前から両社は話し合っていたそうです。内視鏡のような医療機器ではHOYAが引き続き商売して、カメラのPENTAXを新会社を作ってリコーがやるってことだそうな。"PENTAX"というブランド名はなくすにはもったいなさすぎるってことでしょう。

記者会見でのHOYA社長のコメントで印象深いのは、「ある意味ほっとしているのも本心」ってとこでしょうか。苦労したんだろうなぁ。(笑) HOYAへ身売りした後も、PENTAXは結構面白い製品を出してて、堅い社風のHOYAにはありえない印象でした。株主さんもほっとしてることでしょう・・・俺もちょっと持ってる。w
リコーはPENTAXカメラを吸収するのではなく、「ペンタックスの強みを毀損しないために、完全子会社として事業を運営する」そうな。リコーの社長さんは「両ブランドで競合はほとんど無い」と言いながらも、リコーのデジタルカメラ事業は見直しが必要で、「ペンタックスと重複する部分については、考えていかなければならない」とコメントしたそうです。さらに、「リコーのカメラは、凄くこだわっているカメラ好きのメンバーが作っており、好きなものしか作らない。もう少し、ビジネスにしなければならないと思っている」とも述べました。自分のことを良く分かってらっしゃる♪ マニアが愛でるカメラならリコーは負けてないからね。ただ、ほんとに好きな人にしか受けない。リコーさんにはビジネスを考えないでカメラ作ってほしいなぁ・・・買わないけど♪ PENTAXにもそういうマニア向けな雰囲気あるんだけど、リコーとはベクトルが違う。一眼レフカメラに『これじゃないロボモデル』なんてカラフルなおもちゃっぽいものを出したりするんだもん。しかし、その一方で初心者向けのセットでもそこそこいいレンズをつけてくれたりして、カメラ好きの心をくすぐることも忘れてはいない。採算無視して645Dなんていう化け物(有効画素数4,000万画素の44×33mmの大型センサー搭載、88万円!)も開発して売ったりしますしねー。

本日のお酒:RAISIN D'OR VIN ROUGE
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