Mac OS X "Lion"は光学メディア不要 - 一般向けには7月発売(マイコミジャーナル) - goo ニュース
[WWDC]「iOS 5」は今秋より無償アップデート提供(インターネットコム) - goo ニュース
Apple社は米国カリフォルニア州サンフランシスコで開かれたWorldwide Developers Conference(WWDC)で新しいOSとクラウドサービスを発表しました。もう知ってるよね? とうとう百獣の王Lionに到達したので、ネコ科MacOSXシリーズが終わるんでないかという噂まであります。w
Lionはダウンロードで更新するシステムなので、MacもとうとうiPhoneやiPadのOS更新と同様のシステムになったわけです。光学ディスクを捨てたわけですな。それと、ネットに接続されてないMacも切り捨てられたわけです。Apple社は新しいものを導入するために古いものは大胆に切り捨てます。これにつきあうのはたいへんですが、たいていApple社の方向へIT社会は進んでいくので大丈夫・・・たぶん。
iPhone、iPad用のiOS5は母艦としてのMacさえ必要としないシステムに発展。MacのiTunesに同期するにはwifiでやれるってんですから、独立性が増しました。つまりMacユーザーの家庭内には無線Lanがあるっていうのが、Apple社としてはデフォルトなんでしょう。まあ、それでいいすよ。ついていくってば。
全然違う話題。
1万年前に「緑の革命」…丈低いイネ選んで栽培(読売新聞) - goo ニュース
稲の草丈を調整する遺伝子SD1に注目して野生種と栽培種ジャポニカ米の遺伝子の違いを調べると、ジャポニカ米では20品種のうちすべてが活性の弱いSD1を持っていたが、42品種の野生種ではこの弱いタイプのSD1を持っているものはなかったそうな。SD1の働きが抑えられると、草丈が短くなり、風で倒れにくく収量が増えます。1万年前の人類は栽培にむいた品種を選んで遺伝的濃縮を重ね、「農耕」を効率化させていたわけです。
遺伝解析で突然変異株を分離する仕事もその変異細胞から遺伝子をクローニングする作業も、似たような濃縮作業(スクリーニング)の繰り返しの中で得られるものでして、「欲しい遺伝子は合成DNA使って機械で増幅する」とか、「突然変異は人為的にデザインして組み込む」なんて底の浅いことして得られるものはこっちの予想の範囲内のことしか起こらなくて面白くとも何ともないってのが、20世紀の遺伝学を学んできた生き残りのグチと申しましょうか・・・往生際が悪いことこの上ないのです。
スクリーニングの基本は『捨てること』です。これが出来ない人は遺伝学にむいてない。昔、『分離して集めること』を学ぶ生化学者が遺伝学に手を出して失敗してたのがここんとこ。彼らは捨てられないのです。今は遺伝子なんてのは穫り放題だから、そこで挫折することはないですけど・・・ゲノムプロジェクトなんかだいっきらいだっ!
スティーブ・ジョブズの起してきたIT界での革新は、古いものやカッコ悪いもの、めんどくさいものを切り捨てることで達成してきたといえるかもしれません。何でも得ようとするとなんとも面白くないものが出来上がってしまうものなのです。
本日のお酒:YEBISU シルクエビス + 常きげん 吟醸 雷神
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Apple社は米国カリフォルニア州サンフランシスコで開かれたWorldwide Developers Conference(WWDC)で新しいOSとクラウドサービスを発表しました。もう知ってるよね? とうとう百獣の王Lionに到達したので、ネコ科MacOSXシリーズが終わるんでないかという噂まであります。w
Lionはダウンロードで更新するシステムなので、MacもとうとうiPhoneやiPadのOS更新と同様のシステムになったわけです。光学ディスクを捨てたわけですな。それと、ネットに接続されてないMacも切り捨てられたわけです。Apple社は新しいものを導入するために古いものは大胆に切り捨てます。これにつきあうのはたいへんですが、たいていApple社の方向へIT社会は進んでいくので大丈夫・・・たぶん。
iPhone、iPad用のiOS5は母艦としてのMacさえ必要としないシステムに発展。MacのiTunesに同期するにはwifiでやれるってんですから、独立性が増しました。つまりMacユーザーの家庭内には無線Lanがあるっていうのが、Apple社としてはデフォルトなんでしょう。まあ、それでいいすよ。ついていくってば。
全然違う話題。
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稲の草丈を調整する遺伝子SD1に注目して野生種と栽培種ジャポニカ米の遺伝子の違いを調べると、ジャポニカ米では20品種のうちすべてが活性の弱いSD1を持っていたが、42品種の野生種ではこの弱いタイプのSD1を持っているものはなかったそうな。SD1の働きが抑えられると、草丈が短くなり、風で倒れにくく収量が増えます。1万年前の人類は栽培にむいた品種を選んで遺伝的濃縮を重ね、「農耕」を効率化させていたわけです。
遺伝解析で突然変異株を分離する仕事もその変異細胞から遺伝子をクローニングする作業も、似たような濃縮作業(スクリーニング)の繰り返しの中で得られるものでして、「欲しい遺伝子は合成DNA使って機械で増幅する」とか、「突然変異は人為的にデザインして組み込む」なんて底の浅いことして得られるものはこっちの予想の範囲内のことしか起こらなくて面白くとも何ともないってのが、20世紀の遺伝学を学んできた生き残りのグチと申しましょうか・・・往生際が悪いことこの上ないのです。
スクリーニングの基本は『捨てること』です。これが出来ない人は遺伝学にむいてない。昔、『分離して集めること』を学ぶ生化学者が遺伝学に手を出して失敗してたのがここんとこ。彼らは捨てられないのです。今は遺伝子なんてのは穫り放題だから、そこで挫折することはないですけど・・・ゲノムプロジェクトなんかだいっきらいだっ!
スティーブ・ジョブズの起してきたIT界での革新は、古いものやカッコ悪いもの、めんどくさいものを切り捨てることで達成してきたといえるかもしれません。何でも得ようとするとなんとも面白くないものが出来上がってしまうものなのです。
本日のお酒:YEBISU シルクエビス + 常きげん 吟醸 雷神