遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

北鉄西鉄

2006-10-11 23:55:01 | たわごと
朝、雨が降ってたので徒歩で出勤でした。そんなわけで帰宅には自転車がありません。8時前に仕事を終えて大学病院前のバス停に行くと、ちょうどバスが右ウィンカーを出したところ。走って駆け寄ったが北鉄バスはお客に気がついても時間が来ていたら待たずに運転手はバスを出しました。北陸ではルールが人よりも優越しています。それに合わせられない人間は排除。『村八分』の論理。金沢に転勤してくる前にいた福岡の西鉄バスはバス停でなくても手を上げれば停って乗せてくれます。『公共の交通機関』なのだから当然だ。バス停に走ってくるお客がいれば待ってくれる。お客を乗せてこそ、もうかるというもんだ。ルールと人が合わないならルールが間違ってる。ルールは人のためにあるのが九州人の基本姿勢。時々傲慢だと感じる時もあるが、それなりに折り合いをつけている。

源左ェ門ではお客が少なかったので、カウンターでいろいろとお酒の話をしたり試供品のお酒を飲んだりしました。『辛口の酒』といいますが、どういう味が辛口ですか?業界では日本酒度が基準です。日本酒度というのは比重です。残糖量が大きいと比重が重くなるんですよ。日本酒度がマイナスなら甘口でプラスなら辛口・・・・かな?でも、高いレベルで良い造りの酒では単純にこれに当てはまりません。昔、+11のお酒を飲んだことがありますが普通の味わいでしたよ。今日のお店には+15がありました。店のおかみさんが、あるお客に「辛口のお酒を」と頼まれたので辛口を出したら、「水っぽい」と言われたそうです。辛口といっても、からい味がするわけではありません。そのお客さんは雑味や荒さを「辛さ」と混同していたのでしょう。残糖量が少ないとすっきりしてきます。これにフルーティな吟醸香がすると、「甘い」と感じるかもしれません。残糖量が多くて甘いのか、芳香が甘いのかはそんなに経験を積まなくても分かるはずなんですがね。
奈良の粕焼酎良々音(いいね)は吟醸酒の酒粕を蒸留した焼酎で華やかな芳香がする焼酎です。お店では試供品を飲まずにいたので、「絶対美味いはずだ」といって封を切ってもらいました。答えは大正解!豊かな香りが華やかですばらしい味わいでしたよ。

帰宅してインドvs日本のサッカーの試合をテレビで観ました。あまりのレベルの低さにがっかりです。やる気がない選手を出すならU-19あたりのジュニアの選手を出して負けた方がマシだったような気がします。欧州勢を招集しないことに文句を言う人がいますが、このチームにシュンスケや高原や松井が参加しても飛行機代の無駄でしょう。あまりのダメさに欧州勢中心でチームを作ろうとしたジーコも、「こんなにダメなんですよ」と現実を見せてからチームを作ろうとするオシムも、「Jリーグレベルでは世界に通用しない」という認識では同じなんでしょうね。

本日のお酒:花垣ひやおろし + 黒龍 ひやおろし + 十四代 本丸 + 萬歳楽 花蜻蛉 + 粕焼酎 良々音
コメント
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