城名 |
前田城 |
住所 |
津市安濃町中川 字庵の下 |
築城者・城主 |
前田 将監 |
形式 |
平山城 |
遺構 |
曲輪、土塁、西屋敷 |
規模 |
東西170m×南北100m |
標高 40m 比高 14m |
歴史 |
草生氏の臣 |
経緯 |
草生梶之助の下臣 で本城の東側を守る。 |
書籍 |
伊勢一国旧城跡附 |
環境 |
西2Kmにある草生城の支城と言われる。 |
現地 |
正運寺の西丘陵にある。周辺は後世の改変がある。主郭の周辺のみ当時の様子が伺える。 |
同書籍によると「又その側に20間四方の西屋敷と申すところがある。」とあるが、傍らの家が該当すると思われる。 |
感想 |
主郭を一部囲む土塁、西側を守る堀切など数少ない遺構である。西隣の二子城の土塁等の様子が参考になる。 |
その他 |
平成29年4月5日訪城 |
大嶋内蔵頭書の北畠家臣帳に御馬廻組として前田数馬首の名前がある。
|
城名 |
二子城 |
読み |
ふたごじょう |
住所 |
三重県津市安濃町中川 |
築城年・築城者 不明 |
形式 |
平山城 |
遺構 |
郭、土塁、虎口、切り通し |
規模 |
東西170m×南北60m |
城主 |
村主文宗 |
標高 61m 比高 31m |
書籍 |
伊勢一国旧城跡附 三重の中世城館 |
環境 |
安濃町平野部の西端で西から突き出した丘頂から東方面を睨む。背後に草生方面、経ヶ峰を望む。 |
一族 |
村主玄蕃を本家とする |
現地 |
安濃町を伊勢湾にに向かって流れる大谷川と滝合川、穴倉川の間にある。舌状丘陵の東端にあり東方面の視界に優れる。 |
南の穴倉川沿いには美里町日南田から(家所城がある)家所へ抜ける道が走り交通の要所であった。 |
東西に延びる尾根をフルに活用している。現在この近辺で見られる山城の中では完成度の高い城だ。 |
構成は曲輪と土塁と虎口。虎口は不明瞭なものも入れると主郭から西側の尾根伝いの曲輪に数か所見受けられる。 |
考察 |
北隣の前田城とは川一本を隔てて800mに位置する。その前田氏が草生梶之助の旗下であることから二子の村主氏も草生の一角を占める一人であったと思われる。 |
感想 |
小振りではあるが山城の典型のような城である。井戸跡や小川が無いようだとすると水の補給は麓からの運搬でそれは十分考えられる。平山城と言っていい。 |
その他 |
平成29年4月5日訪城 |
地図 |
赤いポイントが見えないときは ― をクリックして縮小してください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます