レッスンをしていて、いろんなことを伝えたい時に、どんな風に言えば伝わりやすいのかなあ、と、考えながら、いろいろ言うわけですが、
短い音が連続して出てくる箇所、もっとひとつひとつが、丸くてはっきりした、まとまりのある音が欲しい…
「…それ、一個一個の音がそれぞれ、丸めた油粘土みたいになりますかね?」
先日は、楽器を2本持っていらした生徒さんが、この音と、こっちの音、どっちが良いですか?
という難題を。
音がはっきりしっかりしていて、まとまって聞こえる楽器と、明るくて、輪郭がふわっとしている楽器。
と、申し上げましたが、例を出すと…?
「うーん、車のヘッドライトが、ハロゲンライトか、LEDかの違い、って感じですかね。」
おおおお、なるほど。とのこと。
顔と楽器の位置を、一次関数、y=ax+bに例えると、っていうのは、理系の人にはかなり分かりやすいようで、
楽器を内側に、とか、楽器を当てる位置が、とか言うよりも、
aの値を大きく、とか、bの値をマイナスにできますか?とか言うと、とてもイメージがしやすいようです。
以前は、音量は小さめだけど、ものすごく美しく澄んだ音が魅力で、ファンがいっぱいいた楽器メーカーがありました。生徒さんも、その音が良くて選んでいた方がとても多かったのですが…ある時からそのメーカーの考えが、もっと音量を!という方向に行ってしまったために、全然違う音になってしまいました。今までの音が好きだった人たちは悲しみそのメーカーを買わなくなり、かといって大きな音が出したい人は、大きな音が出る!というのが昔から特徴だったメーカーの楽器を買えばいいわけで、とても中途半端になってしまいましたね、という話を生徒さんとしていて。
「例えばですけど、SUBARUが、突然、燃費だけを良くしようとし始めたような感じなんですよね」
生徒さん爆笑。
なるほど!燃費が良いのは良いけれど、他のことを犠牲にして燃費ばかり良くしようとしたら、今までのSUBARU車の乗り心地が好きだった人は、えっ?ってなるし、燃費が良い車が欲しい人は、燃費が良い!っていうのが売りのメーカーの車種を買えば良いわけで、お客さんが離れますね、それは。
と。
(ところで、SUBARUは、元が飛行機作っていた会社ですし、とにかくSUBARUの車はかっこいい!私も、いつか偉い人になったら、レガシーに乗って、自分のことを、それがしー、とか言いたいものだ)
おかしな表現もすること多いですが、うまく伝わる表現があると、一気に理解が進んだりします。
表現大事ですねえ。
ずっと鳥さんを眺める余裕なんてありませんでしたが、最近、お散歩などで、鳥さんを見に行くようにしています。
かわいいイソヒヨさん。
イソヒヨさんは、性格もかわいいですが、姿もきれい、鳴き声も美しく、飛ぶ姿も優雅で、非の打ちどころがない鳥さんです。これは女の子なので地味ですが、男の子は、背中が水色、おなかはオレンジ色で、大変きれいです。女の子の方がやさしいお顔をしていますが。
かわいいウミウさん。これはウミウだけど、淡水の公園の池にいました。
長良川の鵜飼いなどで働いていらっしゃるのはこの鳥。優しそうなお顔。口角が上がってて楽しそう。
一方、カワウなのに海にいたカワウさん。
何となく、顔がこわいー!!と、思ってしまいますが、気性も荒いそうです。お顔にもそういうの、出るのかな?
でも、みんな、一生懸命生きています。
さて、明日もまたがんばりましょう(^^♪