村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

寒くなって来ました…。

2019年11月04日 | 日々のこと

 気づけば11月!!

 いつの間にか、寒い!!もう、空気は、秋、どころか、冬、ですよ!!

 モズがあちこちで鳴きまくっています。

 

 夫がこの写真をじーーーーっと見ていて、誰こいつ?変なやつ。と、言っていましたが…モズです!

 ジョウビタキもたくさん鳴いています。

 

 2週間くらい前に、今年初めて見たジョウビタキ。その翌日から、あっちこっちで見たり、声を聴いたりするようになりました。

 

 さて、先日、ものすごーく有名なフルート奏者の、ゴールウェイの自伝を読みました。

 まあ、すごい。いろいろすごい。ちょっと、凡人が、ゴールウェイみたいになりたい、と思っても、その自伝を読んだところで、参考になるかしら??という、ちょっといろいろ違う、つまり、これが天才か、という感じの方。もちろん、努力もすごいし、でも、運も才能も。いろいろ合わさってゴールウェイさんなのです。いろいろすごい(笑)

 とにかく、…表現する語彙が無いけど、とにかくいろいろすごいのですが、私が、こりゃあもう感覚的にそもそも違うわ、と思った文章。

 ゴールウェイの使用楽器についての文。

 「金の楽器14本。」

 って!!金のフルートは高いのですよ!しかも、ゴールウェイが使うのは、やはりもう、めちゃめちゃに高価。ひええええ。

 で、続き。

 「プラチナ4本。」

 ひえええええ!です。

 比重の重いプラチナだと、めちゃくちゃ重い…し、値段も大変なことになる!

 更に。

 「銀のフルート数本。」

 数本…?既に、整数で表すことすらしないのか?

 更に…

 「ピッコロ一束。」

 一束??

 なんだかもう、塩ひとつまみ、とか、コショウ少々、みたいだな…。

 

 いやはやすごい(*^^*)

 

 でも、純金、だとか、プラチナ、なんて、吹きこなすことはめちゃめちゃ難しい…。

 

 私だって、14Kを、人前で吹けるかな、と思うくらい吹けるようになったのは、2年かかりました。もちろん、音は出ますが、コントロールが難しくて。銀と同じようには吹けません。これ…技術と体力がいるわ本当に…と、しばらくヘロヘロしていました。金で、音にニュアンスを付けるのは、銀の何倍ものパワーがいります。最近は、逆に時々銀を吹くと、息が余って苦しい、というわけのわからん状況になったりしますが(*^^*)

 これが…24Kや、プラチナだなんて…。もう、アスリートですね。もうゴールウェイは80歳になるのに…ものすごい…。

 今の楽器を選ぶときには、楽器屋さんに、これ、私吹けますかねえ…と相談したら、市村先生なら大丈夫です、吹けないと思った方には勧めませんから。と、言って頂きました。本当かい?と思いましたが、次にお店に行った時に、新しく入って来たという、800万円の中古のプラチナフルートを、吹いてみませんか?と、言われました。

 …え、でも、これ、欲しくなっても絶対買えませんよ?気に入っちゃったら困るなあ…と、もじもじしていると、

 「大丈夫です!!絶対欲しくなりませんから!!吹けないでしょこれ」

 と、店員さん太鼓判(笑)本当だ!勧める気ゼロだ(笑)

 音は、ものすごく良かった!!!!けど、確かに、いろいろと無理でした。私の体力では(笑)…!

 

 次にお店に行った時には既に楽器は無くなっていた!あの楽器を吹きこなせるなんて!!どんな人?!

 どんな方が買ったんですか?!

 と聞いたら、コレクターの方です。とのこと。

 

 ひええええええ!!

 

 

 世の中は、いろいろ、すごいんだなあ…。

 

 銀数本…ピッコロ一束…

 

 うちには納豆が数パック、牛乳が数本あります。

 

 さて、今週もがんばりましょう!!!