NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

都会の喧噪、静謐

2007年09月07日 | クラシック音楽
 今回は、遠縁にあたるバイオリニストと、昨年当地でモーツアルトのピアノ四重奏曲
をご一緒したバイオリニスト(Sさん=エプロンおばさんの学友)が偶然、知り合いであったことなどから
招待状をいただいて横浜みなとみらい小ホールへ出かけました。

この種の演奏会は親戚、知り合い、学生にチケットを無理やり買わせ、
来る側も義理で仕方なくというのがありがちなパターンで、事実ロビーには花束がやたら届けられていました。
が、
さすが演奏者はベテランで、ビオラは読響の首席、チェロも都響のトップクラスですから演奏は
ハイレベルでかつ和やか、
日本の中堅クラスの実力を伺うことができました。

 打ち上げは中華街で、チェロの松岡さんのとなりで日頃の「悩み」を聴いていただき、
危うくその場で即席レッスンになりかけましたがそれはわきまえて遠慮しましたが有意義でした。
裏話もたくさん聞けて「プロでもそうなのか」とたくさん感心して帰りました。

来年三月には、松岡さんのリサイタル(この日のホール)があるようで、
我々のSさんとの演奏会、山本裕康無伴奏チェロ宇和島公演と、
スケジュールが埋まってしまいました。

 翌日は、飛行機嫌いの私は台風接近にうろたえながら、六本木ヒルズへ。
一応見ておこうということでしたが、変に感激してしまった。
お上りさんですから、さっそく52回の展望台へ行き東京タワーが
眼下に見下ろせることに時代の変化をまさに実感。
もしここへ行かれたら喫煙室を覗いてみてください。
JT提供(だろう)のブルーで統一されたお洒落な空間、
熱帯魚が泳ぐ水槽には、ブルーのたばこの箱が浮遊していてシュール、
空気もじつに清浄、人影もなくひっそり、展望は最高、
たとえ、周辺は人波で混雑していてもおそらくここはいつもこうなのでしょう。
都会の喧噪といいますが、意外な静謐も味わいました。
田舎には、ああいう空間がありません。
あったとしたら、数日後にはつぶれている。
ついでに、
天空アクアトリウム(9月24日まで、一見の価値あり!信じがたい仮想?空間)や、
ル・コルビジェ展などゆったり見学しました。
展覧会、博覧会、演奏会、講演会、グルメ、ファッション、、、
子ども(若者)にとっては毎日がお祭りみたいなもんでしょうね。
帰りたがらないわけだ。

「揺れることが予想されますので、
離陸前にトイレを済ませるように」という恐ろしいアナウンスとともに
飛び立ちましたが、ぜんぜん問題なく帰り着きました。