今回は、荒木義隆さんのうつわにたどり着くまでの重要なエピソードなのですが、いかんせんちょっと長い!・・・ご容赦下さい。
よく人生を旅に例える人がいますが、hideも全くその通りだと思います。そして自分から目標を定めた出会いもあれば、予想しなかった偶然の出会いもあります。
うつわとの出会いもまた同じで、荒木さんのうつわの場合は、本当に偶然の産物でした。でも、今思えばhideにとっては必然の出会いであったと思えてなりません。
広島県の大学に通い、身の回りのものを自分で揃える様になった頃から、hideのうつわ狂いも一層加速していきました。
でも、当時のうつわを手に入れる場所といえば、ジャスコの食器コーナーか、町の器屋さん、陶器の産地のお土産屋さんや窯元。残念ながら、それ位しか知らなかったのです。
だから、当時のうつわ探したるや、もう体当たり。体力勝負です。
例えば、学会で金沢へ行ったときはバイクという機動力を駆使して、国道沿いの店という店に入っては日暮れまで品定めを繰り返すといったものでした・・・
そんなこんなで4年生のある日、結構親しくしていた同じ学科のT君とひょんなことから食器の話になり、何とT君はhideと同じ いや確実にそれ以上のうつわ好きであることが発覚したのでした!(そうりゃ、男子大学生同士で食器の話なんて、普通しません)
T君との親交が深まったのは言うまでもありませんが、彼の情報収集能力には目を見張るものがあり、目から鱗の情報を沢山貰えたのでした。
そのときhideの辞書にはなかった「ギャラリー」。
「ぎ、ぎや、ぎやらりい?」ほとんど、野蛮人に文明開花。
それこそが、運命の出会いとなる広島市のギャラリー
『サーブ倶楽部』さんだったのです!
ギャラリーなる器屋を全く知らなかったhideは、またも どきどき、わくわく胸を高鳴らせサーブ倶楽部さんの扉を開くのでした! まさに初、ギャラリー!です。
やっとここまで来た。長くてすみませんが、荒木さんのうつわは次回にようやく登場です