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うつわ大好き!

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うつわ探しの旅~花窯~その三

2006年10月10日 22時07分36秒 | うつわ好きのうつわ

花窯さんの話は、今回で堂々の完結です!

『下道で滋賀から有田まで、一日で行く!』計画は

すんでの所で達成されませんでしたが、冒険にも似たこの暴挙も今思えば懐かしいエピソードの一つです。

話は戻って、有田の手前30km付近で眠りに落ち、翌朝気付くと何ともう8時をまわっているではないですか!

すぐに出発し、一路 有田陶器市へ。

陶器市は、京都 九谷 信楽など色々行きましたが、hideが行った中ではこの有田の陶器市が最もレベルが高いという印象を受けました。

つまり、安かろう悪かろうではない、「いいものが安く買える」ところ。

ここでもいくつかの出会いがありましたが、それはまた別の機会に・・・

一通り見た後、ついに念願の花窯へ。わくわく どきどき・・・

といっても携帯電話もまだあまり普及していない頃で、正確な場所も分からず行き当たりばったりで探しながら、ついにたどり着いたのでした。

『ここかぁ、 なんだかいい感じ』

というのが第一印象。

やや小高いなだらかな丘の上にある窯元で、いかにものんびりした田舎の風景といった感じ。吹き抜ける風が気持ちよかったな。

きっとこの頃から こんな眺めのいいところで自分の好きなことに没頭できたら・・・という、職業というよりむしろこのようなライフスタイルへの漠然とした憧れが芽生えていたように思います。

その後はおきまりのうつわ選びの始まり。この時間がほんと 楽しいですね。例えば同じシリーズの皿でも、釉薬の色味、絵付けの感じ、微妙な重さの違いなど様々。

床いっぱいに並べて、手にとっては何を盛ろうかと思案する。

至福のひと時・・・

このときは、とり皿、小鉢などの小物を結構買いました。一個の値段が安い(当時確か、とり皿で2000円前後だったと思います)のがまた嬉しい。

10年経った今でも、家の食卓には毎日のように登場しますよ。

そして、毎年このような素敵なDMを頂いております。

その後はなかなか行けませんが、近くで展覧会がある時には、また昔を思い出しながら伺いたいものです。

うつわ探しの旅~花窯~ 完