百笑館・但熊・素晴らしき農業

農産物直売所 卵かけごはんの店

初生ヒナ 鶏の話 2-3

2007-07-05 22:01:36 | 農産物
孵化場から、生まれたてのヒヨコが来ます。

まず種鶏農場から孵化場に種卵がはいります。孵化場では種卵を
孵卵機に入れます。孵卵機の温度37℃で湿度70%
孵卵機の中で転卵をしながら(卵を少しずつ回します)

親鳥は必ず昼夜やってます。これは卵の中でガラザが黄味を中心に来るよう
ひっぱてますが、暖めていると比重のおもい卵黄が沈み卵の下にくっつく様に
なり、卵黄つまり受精した卵子に雑菌が入りやすくなるので、常に卵黄が
中心にあるように、転卵するのです。

1週間目・2週間目と光を透して検卵します。
成長してない卵、或いは途中で生育が止まった卵を取り除きます。

孵卵機の中で21日間かけて、卵の中でヒヨコになり自分で殻を割って
孵化します。殻に含まれるカルシュウムも骨に取り込んで殻は薄くなります。

そして3日分の弁当をお腹の中に持って孵化するので、岐阜から但東の来るまで
何も食べたり飲んだりしなくても平気なのです。
初生雛  凄いでしょう。

動物の赤ちゃんは象の様に100kgもある赤ちゃんや1gのカンガルーの赤ちゃんまで色々あって、尚かつ草食動物は産まれると数時間で親の後を歩けます。
しかし、肉食の動物は目も未だ見えない、歩けない状態です。

鳥も同じ様なもので、鶏やキジ等又カルガモなどは産まれて間もなく親について
歩いたり泳いだりしますが、カラスや雀など高い所に巣を作る鳥のヒナは弱々しい
です。

鶏のヒナは親鶏を見たことはありません。(養鶏場のヒヨコ)
でも、自分で餌を食べて水を飲んで育ちます。
人間はそれの手助けを少しする程度です。

  明日へ続く

コメント
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