辞めるということ

どうしますか？
もし、あなたが可愛がっている部下が「会社を辞める」と言ったら。

当然、理由を訊き、引き止めるでしょう。
果して、それがその本人の為なのでしょうか。

理由が中途半端な”逃げ”からの退職なら、それは絶対に止めるべき。
但し、引き止めたら相手の面倒をとことんまで見ること。

しかし、辞めることが本人の向上の為に必要なことなら、送り出すべき。
但し、手を離しても見続けてあげることが必要。

そして大切なのは、その理由が本当のことなのか、どうなのか。
見極めること。
俺の経験から、この部分が重要なポイントになる。

職場やグループから離れると決意したということはことは、相手の心が変わっていることを忘れてはいけない。
昨日までの彼、彼女ではない。
自分に対する気持ちも、変わっているかもしれない。
あながち、その事を忘れている場合が多い。
もしかしたら、自分に責任が在るかも知れない。
その決意をさせてしまったのだから。
一旦、離れた心を取り戻すのは、とても困難なこと。

本人との会話の中で、何かが見えるはず。
真に可愛がっていた部下なら。