散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

何とまた保守的な

2022-11-20 13:10:32 | 食べ歩き
今日は所用があって昼前から外出する。用事を済ませてから昼食を取るためにカレーの「MD」へ。先客3名で、一番落ち着く席が空いていた。他に行くところがないか、いろいろ考えながら歩いてきたのだが、結局、新店の開拓は出来ずじまいである。

水を出してくれた店員さんが「新メニューです。良かったらどうぞ」と教えてくれたのがこちらである。



巻いたクレープ風のドーサが2種、インド風お好み焼きと書いてあるウタパムが1種で、南インドの料理と書いてある。せっかくだけど、もうカレーの頭で来ちゃったんだよね。全てにおいて非常に保守的な私は「新メニューはいつか頼むかも、でも今日じゃないよね」ということで、スパイシーマッシュルームマサラとハーフライスを注文する。

今日のカレー、たっぷり入ったマッシュルームがこれまでにないくらい歯ごたえがプリプリしており、美味しかった。この記事を書きながら「マッシュルームにも旬があるのだろうか」と思って調べてみたところ、10月~12月とまさに今時期なのだが「ほとんどが人工栽培なので実質旬はなし」とのことであった。そうですか。



先客のうち2名が帰り、非常に落ち着ける状態になったので、ホットチャイを注文。以前、冷たいチャイを頼んだ時に「このグラスじゃ雰囲気ないよな」と思ったことがあるのだが、ホットチャイは保温性の良さそうな大きなカップでなかなかよろしい。



甘さが無い状態で出てくるので、珍しく砂糖を2杯入れる。チャイは甘い方が正解という気がするのである。本を読みながら、これをゆっくり飲んで昼食は終了。この店は17時~19時(平日だけか?)、アルコールも含めたドリンクをとても安くしているので、今一度行かねばなるまい。



この後、図書館に2か所立ち寄ってから帰宅。
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20221119ギャラリー巡り

2022-11-19 16:00:41 | 美術・アート
本日は三岸→資料館→富士フイルム→大通→らいらっく→三越→スカイホール→さいとう→CLAC→道新→クロスホテル→大丸→紀伊国屋の13か所

朝の地下鉄は土曜日であっても結構混雑していることが多い。西18丁目までなら、歩いてもさほど時間はかかるまいと、三岸好太郎美術館を目指して北3条通りを歩く。幼稚園のマリア像壁画を発見して撮影。



石碑のようなものがあるので近づいてみたら、結構な大会社の経営者の発祥の地だそうだ。「1949.8.22」と日付が入っている。



歩いていると暑くも寒くもなく、無事到着。

■三岸好太郎美術館「蝶を追いかけて」。所蔵品展なので、あまり目新しいものは無し。
「第4回独立展目録」:三岸の装画で貝と蝶(いや蛾かな)が描かれている。



「貝殻と蝶」:何となく「貝殻の画」と思い込んでいたが、確かに右肩の所に白い蝶が飛んでいる。



複製写真のパネル展示で、「蝶と裸婦」(左)、「海洋を渡る蝶」(中央上)、「雲の上を飛ぶ蝶」(右上)、「ビロードと蝶」(右下)があった。次の三岸好太郎展はいつだろう(来年生誕120年のようだが)。また、各地の作品を集めて見たいものである。



国松登「夕凪」:ちょっと三岸風でもある、ピンクの海を渡る蝶を描いた作品。



■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.8」。今回の4人の展示は(も)見ごたえがあった。
安田祐子「空のクロニクル」:女性二人を描いた人物画や立体を空のように塗った作品もあったが、何となく無作為に空をカットしたようなこの作品が気に入った。



石川潤「傍の境界」:展示室を多く使い、絵画&インスタレーション的な展示をしている。例えばある部屋の一角はこんな感じ。



繊細にしてカラフルな「トゲトゲホール」(←私の命名)は健在である。



しかし、トゲトゲを生かした、別の趣向の作品も展示されている。



次の作品など「龍」に見えるよね。



また、繊細さとは少々異なる、南国のような、民族的なイメージを喚起させる作品もあった。



仲村うてな「存在/虚と実」:描かれた植物は影か? しかし雪吊りの線を見ると現実のようにも見える。



仲村うてな「無意識の連続/生活」:こちらは一転して、普段当たり前すぎて、意識に上ることも少ないであろう身近なものを描いている。



小林龍一「beaaaaaaaar」:クマをデザイン的に8頭描いた作品。タイトルの「a」がちゃんと8個ある。



小林龍一「deer」:こちらは鹿が3頭。さっきのクマと言いこれといい、何となくリズム感があり、見ていて面白くなってくる。



西11丁目まで歩く。まだ今期は雪を踏んで歩いていないので、私の中では初雪は来ていないのだ。



さいとうギャラリーにて、小堀清純「瓦屋根」。照明が明るくなっていたため、前回より格段に見やすくなっていた。



創成川を超えたりしながら、北側に移動。



■クロスホテル「plus art …fes. 2022」。2フロアの20客室を使い、個展が開催される展覧会。



ホテルの個室に踏み込んで、アーティストと会話する(私はほぼ会話はしないが、挨拶くらいはする)のは、圧が強くて辛い…。なんか「どなたかお知り合いが出品されているのですか?」という質問も辛いし(知り合いなどいないし、ギャラリー鑑賞趣味を説明するのも面倒)、「手に取ってみて下さい」とか言われるのが、もう無理なんだよな(特に布製のものに興味がない)。

疲れて帰宅。
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静かにして平和

2022-11-19 14:45:40 | 食べ歩き
今日もまあまあ歩いたので(最終的に17,868歩、12.3km)、途中で喫茶店「KS」に行き休憩していくことにした。一番奥の席が落ち着くのだが、本日のコーヒーなどの掲示が見えなくなるので、ボードを眺めて記憶しつつ店の奥へと進む。

記憶が無くならないうちに「ボリビアを」と注文する。



ボリビアは私好みよりは少し軽め、酸味ありの感じだった。

この日はたまたま前の客が出ていったところで、その後も誰も来ない。店のお二人はレジの方に移動して、何か会話をしているため、私の周りには静かで平和な時空間が訪れた。



今日は昼食時に少しエキサイトしてしまったので、この時間は貴重だな。



ということで、コーヒーを飲み終えてもう少しギャラリー巡りをしよう。
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老醜

2022-11-19 13:16:50 | 食べ歩き
今日の夜は飲みに行かないことにしたので、昼食は飲みながらということにしよう。ということで、久々に狸小路近くの焼肉「S」へ。無事、他のテーブルから遠い一番奥の席に座ることができたが、ここからちょっと面倒なことになった。

まず、注文をしたところ、私が言うのを一通り聞いてから「QRコードでむにゃむにゃ」というのである。どうもすべてスマホ注文に切り替わったらしい。最初のハイボールを持ってきたので、それを飲みつつ待っていると、後から来た客の定食がほぼ出た後も、私の所には何も来ない。

最初に注文を聞いたバイト氏が「注文されましたか?」と言ってきたので唖然とする。さっきお前が端末に随分時間をかけて何かしていたが、初回注文くらいはその場で聞いてくれたんじゃないのかい! 憮然としながらスマホで注文し、ハイボールを飲み干してしまったので、グラスを下げに来た人に「もう一杯ね」というと、それもスマホで注文してくれというのだ。

ところが、スマホで見るとハイボールは売り切れになっているんだよね(多分、土日祝は値段が違うので、何らかの操作が必要なのだろう)。「売り切れじゃないか」と指摘すると、厨房の方で「なんか変だ、あれしてこうして…」みたいな話をしている。ほら見ろと思ったら「こちらで入力しましたので」とハイボールが出てきた。ちゃんと準備ができていないのに、客に要求ばっかりするなよな。



と、ここまで頭が沸騰しそうになっていたのだが、急に我に返った。いやいや、この先の人手不足を考えて、客がスマホで注文すれば時間もかからないし、そのまま会計もできる。これを否定しちゃいかんよな。全く物事が上手くいかなくて、切れてる爺さんみたいだぜ、と自分のことが笑えてきた。

というところで冷静になり、料理を持ってきてくれた人に「すみませんね、注文の仕方が良く分からなくって」というと、「いえいえこちらこそ…」と雰囲気は和やかに戻るのであった(多分)。

さて、注文はいつも頼む「人気セット」ということで、塩ホルモン、セセリ、牛タン、牛サガリ、牛カルビが盛り合わせになったもの、ミックス野菜とした。それからこの店は玉ねぎがサービスでついてくるんだよね。







時間がたったので、万全過ぎる状態になった炭火で焼いていこう。前半戦は牛タンを少し食べて、ホルモンと野菜だ。



塩味で肉を食べさせるのが基本なので、ちょっとタレ味が恋しくなるが、まあ今日は面倒なことを言うのはやめておこう。後半戦はサガリ、カルビ(両方の区別がつかないが)を中心に赤身の肉で仕上げていこう。



思ったより時間がかかってしまったが、結局ハイボールは3杯飲んで、昼食終了。最後に勘定をするときにバイト氏(最初とは違う人)に「注文の仕方が分かってなくてすいませんね。最初の人にも申し訳ない」と言って、勘定をしてもらった。



多分、前回来た時から値上げはしていないようだし、土日祝サービスのハイボール190円も健在であった。そういう意味ではなるべくお店に協力すべきだと思う。しかし、将来的に私はスマホを持たないという選択をするかもしれない。その時は「スマホ注文必須」という今日の感じからすると、この店には来れなくなってしまいそうだな。

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20221117最近読んだ本

2022-11-17 12:23:13 | 読書
■「烈海王は異世界転生しても一向にかまわんツッ6」板垣恵介、猪原賽、陸井栄史

■「喪を明ける」太田忠司
近未来の日本、東京に大異変があり(実態は説明されない)世界の中で存在感を大幅に落としている(まさに現代の行く末である)。そんな中でも生きていくという話。

■「ノッキンオン・ロックドドア2」青崎有吾
本格ミステリでありつつ、どこか軽妙でおかしなトリックが使われる。

■「葬式組曲」天祢涼
葬儀に関する謎を描いた連作集。途中からエクストリームな展開に。

■「罪人の選択」貴志祐介
人類の100年後、いや1000年後を描く短編集。1編だけ過去の厳しい選択を描いたのはミステリである表題作。

■「灼熱のミラージュ」羅門祐人
再読。

■「題名募集中 上下」早川書房編集部編
再読。
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仕事の帰り

2022-11-15 19:48:06 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は打ち合わせがあり、午後から外出。直前まで降っていた雨が幸いなことに上がっている。



打ち合わせを2つ行い、仕事が終わったら街中を避けて、琴似に移動し(でも地下鉄には乗らざるを得ない)、信頼すべき居酒屋「D」へ。予約が入っているようだったが、無事1番目の客として席につくことができた。まずは燗酒(あたごのまつ)でスタート。通しは大根と鱈子、小エビの煮物である。



味がしっかりしており美味いね。そしていつものように刺身を出してもらおう。今日はイカ、ふくらぎ、タコ頭、えぞ鹿ロースたたき、真鱈昆布〆、〆鯖という面々。ふくらぎが非常においしいのと、北海道近海の〆鯖が良かった。肉が1品入っているのも嬉しいところである。



ここで通しの第2弾。最初から燗酒を頼んだので、ちょっと出しづらかったらしいマカロニの焼そば風だそうだ。これを食べて空腹が落ち着いた。



さて、もう一杯燗酒(生酛大七純米)をお願いして、サンマを圧力鍋で煮たものがあるというので注文してみた。



サンマの味付けは砂糖を使わずに味醂で仕上げたとのことで、あっさりとしており食べやすい。サンマの味もしっかり感じられる。



これで食べる方はある程度満足したので、洋酒注文へと移ろう。まずはサムシングスペシャル15年だ。



これはブレンデッドウイスキーなのだが、相当モルト比率が高いであろうと思われる味わいで、中々飲みごたえがあるね。つい、ちょっとだけ肉つまみを頼んでしまい、スモークチキン、チキンときのこのクリーム煮、チーズ、ナッツを出していただいた。



そして洋酒の2杯目、最後はとんでもないものが発掘されて出てきた。レジェンド オブ キューバン ラム 45% Pre-1962である。「Pre」とついているように、1962年以前のラム(実際には1940~1950年代に蒸留されたキューバ産ラムらしい)が使われているのだ。



味はというと、熟成の長いひなびた味わいが何割かするとともに、ソレラシステム(熟成したのを出荷するとともに、新しい酒を継ぎ足す)で作られたせいか、まだまだ衰えていないよというラム酒の明るく力強い味も感じさせる。ちょっとこれは素晴らしいよね。

ということで、いつもの通り食べ物でも飲み物でもすっかり満足させられてしまい、今日はこの一軒で帰ることにした。



帰りがけに炭酸、日本酒1合、カップ麺などを買って帰る。
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あ~あ、やっちゃった

2022-11-12 21:03:44 | 食べ歩き
地下鉄で琴似に戻ってきて、帰る途中。以前は良く行っていた居酒屋に立ち寄りたい気がしたものの、まだ客が結構いるらしくて断念。通勤しなくなってから、めっきり足が遠のいてしまったのだよなあ。

次にうっかりラーメン店を覗いてみると、ちょうど先客が出て、客が誰もいないのだ。吸い寄せられるように店に入り、券売機で珍しく塩ラーメンの券を購入。カウンター席の隅に座る。これまで醤油ラーメンしか食べたことが無いのだが、気まぐれで塩にしてしまった。値段はやむを得ない事なのだろう。基本のラーメンで50円ほどアップしたようである。

さほど待たずに塩ラーメン到着。見た目は醤油とあまり変わらないね。



早速食べると、豚骨スープの感じが強く、塩と醤油の区別がそんなにつかない(味オンチ? 味覚障害じゃないよね)。まあ、それはそれでいいかと思って食べていると、急に客が来始めた。しかも私の後ろに券売機があるため、全員そこを通過していくのである。

今度来た時に席が空いていれば、逆側の端に座ることにしよう。忘れないように、未来の私。

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何だ何があった?

2022-11-12 20:14:57 | 飲み歩き・すすきの周辺
2軒目はいつものバーへと思ったら(1軒目の隣にある店だが)、さっきまで普通に開店しそうだったのに、臨時休業になっていた。いったい何があったのか。バーテンダー氏ご本人はさっきまでいたはずだから、大丈夫だと思うのだが…。

ちょっとショックを受けつつ、コースの関係上、先に酒屋さんに行く。今日はアクアビットとブナハーブン12年を購入。アクアビットはかなりの本数が棚にあったので、一旦品薄なのは落ち着いたみたい。でも酔っぱらっているので買ってしまった。



そして東に向かい、バー「C」へ。普段と逆サイドの席が空いていたのでそちらに座り、いつものウイスキーソーダ割りでスタート。



ホント、とりあえずここが開いていて助かったよ。マスターと近く入荷するであろう余市10年カスクの話をしながら、2杯目は気まぐれにオールドパル。何とも渋い、昔ながらのカクテルである。



普段と違う席に座ると、思いがけないものが目に入った。ニッカピュアモルトホワイトである。これ、もう売ってないでしょ。一応値段を聞いてから注文(まあ、この店は無茶な値段は付けない)。

 

昔はフロムザバレルはまだしも、これはそんなに注目していなかったなあ。味わってみると、思ったほどアイラっぽくはないが、ウイスキーらしい味だ。今となっては貴重なウイスキーを楽しんで、そろそろ帰ることにするか。

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こちらも久しぶり

2022-11-12 18:50:05 | 飲み歩き・すすきの周辺
大通からすすきのに移動。しかし、地下鉄のドアの横に立ってるマヌケは、自分が邪魔だということに気が付かないのかね。地上に出て、すすきの駅から少し西に歩く。この間までは不安感も消滅し、能天気なぐらい人が出ていたが、もしかして少し人出が減っているかもしれない。また歩く途中で普段ならオープンしているのに、開いていない店がいくつかあった(いくつかは駅方面に戻る時には開いていたが…。感染者がでているのかもね)。

とりあえず久しぶりに行こうと思っていた居酒屋「S」は無事に開店していた。いつもの席に座り、今日はビールでスタート。



通しは冬めいてきたところで、ナスと鶏肉の揚げびたしだ。温かく、少ししょっぱめの味付けが、一日歩き通してきた私には嬉しい。



2杯目は吉乃川杜氏の晩酌を燗してもらおう。今日はぽつりぽつりと他の客も入ってくる。



後客に通しがでてから、つまみのお任せ盛を注文。今日はカツオニラ醤油、鴨ロースト、梅水晶、大人のポテトサラダ、牡蠣のオイル漬けの5品である。燗酒をゆっくり飲みつつ、いろいろ食べる。やっぱり5種盛りって嬉しいよね。



さて、次は土佐鶴本醸造を燗してもらおう(写真なし。徳利は同じだし)。それから、腹は満ちてきたのだがちょっとつまみに何かということで、アボカド塩昆布を注文。この塩気で酒が飲めるのだ。



のんびりと過ごして良い時間になった。勘定をしてもらって次に行こう。
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20221112最近読んだ本

2022-11-12 16:13:32 | 読書
■「彼女は二度、殺される」秋尾秋

■「今日もゆるっとひとり飲み」山本あり
やはりひとり飲みがベストなのである。そして外で(店で)飲むということも重要なのである。

■「フェルメール・コネクション」宇賀神修

■「平和という名の廃墟 上下」アーカディ・マーティーン
前回パートナーとなった異文化育ちの二人が、今回はファーストコンタクトという難題に挑む。どこかイライジャ&ダニーるシリーズを思わせるね。

■「謎の黒船あらわる ペリーローダン676」エーヴェルス、フェルトホフ
ローダンシリーズで初登場の人物が出てくると、何だかなーと思うことが多いのだが、今回の後編に出てきた人物は魅力的だった。1話で亡くなってしまったが、それには惜しい気がする。

■「味な店 完全版」平野紗季子
読み始めてから私に似合わない某雑誌に連載されてたものと知り興ざめしたのだが、いやいやちゃんとした店紹介本だと思う。但し、字が小さすぎるな。

■「殺しへのライン」アンソニー・ホロヴィッツ
金持ちの嫌味な夫婦が殺されて、容疑者はその周りに大勢いるというパターンだが、まずまず面白かった。
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