散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

妄想札幌旅(7)

2021-10-30 22:00:28 | 旅日記
ふらふら酔っぱらいつつ、またもやすすきのから西11丁目まで歩いて移動する。



さすがに1軒目で食べたものでは食べ足りなかったらしく、コンビニに立ち寄って、つまみと缶のレモンサワーを購入。シャワーを浴びてから一杯やるも、記憶が断片的である。飲みすぎだったか…。



多分、早めに就寝。
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妄想札幌旅(6)

2021-10-30 19:45:36 | 飲み歩き・すすきの周辺
さて、すすきの交差点の辺りには結構人がいたが、路地を歩く人はそう多くはない。





2軒目はすすきので最も古くからあるバーの弟子筋に当たるバー「N」へ。まだ時間も早く、1番目の客となった。カウンター端の席に座り、今日はカウンターに置いてあった、サントリーローヤルのソーダ割りでスタートだ。



ほう、ボトルの値段に見合うかどうかはあるが、なかなか美味しいじゃない。ソーダ割りにしても、すっきりした味とウイスキーらしい香りがちゃんとあるのだ。

2杯目は「北海道らしいカクテルを」とお願いして(Nさんにも妄想に付き合ってもらっている)、島梟のブランデー+島梟のスイートワイン+ビートのこころあわせ+ディタというカクテルだ。かなり強いブランデーを使っているのだが、飲んでみると意外なあっさり味。いや、酔っぱらってきているんだろうな私は。



3杯目は古いものが出てきた。ホワイト&マッカイポットスチルボトルである。ちょっと気が抜けているかもという話もあったが、昔風の甘味がしっかり残っているウイスキーだ。これはなかなか貴重なものを飲ませていただき、満足である。



さて、1軒目の日本酒冷やも効いているし、そろそろホテルに戻るとするか。本当はもう一軒くらい、どこかに行きたかったんだけどね。



名バー「N」でした。
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妄想札幌旅(5)

2021-10-30 18:20:58 | 飲み歩き・すすきの周辺
さて、夕方になり、そろそろ出かけることにしよう。

エレベーターから見る吹き抜けの高さにビビる。



随分、日が沈むのが早い札幌の街。西11丁目からすすきのへと36号線を歩いて移動する。



さて、今日の一軒目はかなり人気のあるらしい、居酒屋「Y」へ。先客は多分、1組しかいなかったと思うが、後で店の人が「後、あそこが入ったら今日は満席だね」と言っていたので、本当に人気店なのだろう。私は何とかカウンター席を確保することができ、生レモンサワーでスタート。



通しはポテトサラダか。自家製でなかなか美味いのだが、前回の酒飲み殺しな通しに比べると、物足りない。さて、何を食べようかと思ったが、メニューが少し寂しい感じがする。あれ、これしかなかったっけと思っていると、カウンター奥でコピー機が動き始めた。「すみません、それ今日のお勧めですか?」と聞いてみると、その通りで、私のところにも出来上がったばかりのメニューが到着した。



ふーむ、まずは刺身から行くか。飲み物は北海道の酒、丹頂鶴純米だな。まず最初に利尻の生ニシンがやって来た。



おっと、これは素晴らしいぞ。ニシンの身に厚みがあって、脂ものっている。どちらかというと生姜醤油で食べるのが好みに合うね。丹頂鶴はかなりドライな飲み口だったが、この脂の乗った刺身に合わせると、ピッタリである。



続いて、積丹の活〆マコがれいが到着。黒い皿になんと綺麗な身であろうか。これは北海道らしく醤油漬けの山わさびも良かったが、塩で食べた方が絶対に魚の味が良く分かる。今日の二品は北海道の誇る刺身と言ってよいだろう。



山わさびは単体でも酒のつまみになることもあって、つい酒もすすんで、次は千歳鶴特別純米ひやおろしだ。かなり大きめのぐい飲みに出てくるので、結構酔っぱらったかも。何かもう一品ということで、メニューに「特大サイズのため、一ケ四五〇円になります」と書いてあった、牡蠣を焼いてもらうことにした。

写真じゃよく分からないが、これはデカい。一口で食べるのは難しくて、左側半分は貝柱の歯ごたえが満点。右側半分はクリーミーで、とにかく口の中が牡蠣で一杯である。



以上3品で満足感が来てしまい、勘定をしてもらった。

店の人にも「今日の魚は素晴らしかったですね」と絶賛して、店を出る。そういえば、日本全国の酒を取り揃えていたのが無くなったかもしれないが(しかも、半合づつ出すというありがたさだった)、そこはやむを得ないか。今日は妄想札幌旅なので、北海道の酒で良かったのだ。

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妄想札幌旅(4)

2021-10-30 16:30:08 | 旅日記
かなり歩いて疲れた。一旦、ホテルにチェックインすることにしよう。ということで、大通から西11丁目まで歩いて、「SP」へ。いつも酒を飲んだ帰り道に見上げていたホテルであり、一度泊まってみたいと思っていたのだ。



ちょうどチェックイン開始の15時過ぎについてしまい、そこそこ待たされる。おまけに、新型コロナ対策の同意書のようなものにチェックをつけさせられ、結構面倒くさい。何とか手続きが終了し、エレベーターへ。今回は一番安い部屋ではないので、高層階の19階まで上がるのだ。

19階でエレベーターを降りると、円柱型ホテルとあって廊下もカーブしているのである。



そして部屋に入ろうと思ったら、まだ掃除をしているみたいだ。ノックをして聞いてみたところ「最終点検中」とのことで、1分ほど待って入ることが出来た。清掃担当のせいではないと思うが、フロントとの連絡が取れていないのではなかろうか。どんなビジネスホテルでも無いことだったので、「ちゃんとやってくれよー」と思ってしまう。

それはさておき、部屋自体はかなり良い感じだ。ベッドが広くて、横方向にも十分寝ることが出来そう。



アート作品っぽいものが飾ってある。



窓から見える景色は、南の方なのかな。



藻岩山も見える。



ミネラルウォーターも2本ついており、それを使って入れたコーヒーを飲んで一休みだ。

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妄想札幌旅(3)

2021-10-30 14:30:05 | 美術・アート
札幌市内のギャラリーをあちこち回ってみた。西区民センター→HOKUBU→紀伊国屋→大丸→文学館→三越→スカイホール→さいとう→らいらっく→富士フイルム→オマージュ。翌日の資料館と合わせて計12カ所である。

さっぽろ駅から中島公園駅へ移動。



■北海道文学館「小説挿絵の魅力」。私の知っている範囲で、津田青楓、大月源二、武者小路実篤、木田金次郎、森田たま、佐藤忠良、小磯良平、佐藤泰治、岩田専太郎、向井順吉、羽生輝、阿部典英の挿絵原画が展示されており、なかなかの見ごたえであった。

小磯良平は先日、小樽芸術村で展覧会が行われたが、その時に展示された作品が出品されていたと思う。「少女像」という挿絵よりはサイズの大きな絵画も展示されていた。後、岩田専太郎の挿絵は少し外連味があって、上手いと思った。



三越で恒例の「大黄金展」。





札幌を代表するビル4丁目プラザでは閉店セールが行われている。



それからこの辺り、市電M101号が引退するため、撮影で待ち構えている人がやたらに多い。但し、この後15時過ぎにM101号が事故ったそうだが、その後の走行はどうなったのであろうか?
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妄想札幌旅(2)

2021-10-30 12:10:54 | 飲み歩き・札幌駅周辺
11時半を過ぎ、ちょっと早めの昼食にしよう。そうだなあ、札幌ときたら、ビアホールか? ということで、札幌駅直結の飲食店街でビアホール「L」に入ることにした。こんな時間から、そこそこ客がいるものの、何とかテーブル席を確保。やはりこちらの方が落ち着くね。

1杯目はサッポロクラシックかと思いつつも、黒ラベルを小グラスで。



つまみはホタテのカルパッチョから。一人用なので量は少ないが、ホタテの鮮度は良い感じだ。



それからビアホールでは定番のニシンのマリネにしよう。酸味はあるが、意外とビールとの相性は良いのである。



2杯目は前回なかったゲストビールが復活しており、エーデルピルスを注文。しっかりした苦みがある。



昼食のメインはフィッシュ&チップス(小)。魚のフライに使われているのは北海道らしくホッケなのだそうだ。タルタルソースで食べるホッケのフライが非常に美味しい。軽やかな白身魚の味わいである。



私は小サイズのつまみばかりにしておいたが、前のテーブルに座っている女子はラーメンサラダとジャーマンポテトの通常サイズで、小ジョッキを空けている。若いってスゴイね。フィッシュ&チップスにはポテトフライも付いているため、年寄りはこれで満足して勘定をしてもらった。
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妄想札幌旅(1)

2021-10-30 11:00:18 | 美術・アート
私は11月に長めの休暇を取る予定だったのだが、仕事の都合により延期になってしまった。そのやり場のない怒りをぶつけるために、札幌を旅した気分になって、あちこち回ってみようというのが今回の企画である。行くところは普段とだいたい同じだが、市内でホテル宿泊するので、その辺がまあ多少なりとも旅気分というところである。

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さて、札幌に到着し、まず午前中は美術館に行くことにしよう。東豊線に乗り、学園前という大学直結らしい地下鉄駅で下車。この辺は豊平地区というらしい。地下鉄駅内に「豊平地区のまちづくり」という掲示板を発見した。



■HOKUBU記念絵画館「ベン・シャーンと野田英夫」。企業が経営する美術館ということで、地下鉄駅からちょっと歩いてやって来た。ベン・シャーンの画は見たことが無いのだが、なぜか山藤章二が好きだと書いていたのが記憶に残っている。野田英夫は正直なところ知らない人だ。

まずは1階の展示室から。

加藤八洲「MAZNZ聖堂」:ベン・シャーンも同じ聖堂を画にしていることから、展示されていたようだ。



ベン・シャーン「死んでゆく人の枕もと」:アメリカにおける社会問題を作品に取り込んだ人らしい。



ベン・シャーン「小さな草花のたたずまい」:緻密な古典絵画好きの私は作風が好みに合わないはずだが、なんとなく神羅万象、生老病死に目を配る彼の作品がじわじわしみてきた。



野田英夫「ニューヨークの靴磨き」:小中学生時代は日本で過ごしたようだが、その後アメリカに住み、手紙や作品のメモはすべて英語。アメリカ人としてのアイデンティティの方が強いのかな。野田と同じアパートにベン・シャーンが住んでいたことから、今回の企画になったらしい。写真は小粋な靴磨きのオジサンの表情をとらえた作品である。しかし、野田は30歳で早逝しており、画業は10年ほどなのだとか。



なかなかこういう展覧会を見ることはできないので、ありがたい限りである。おまけにコーヒーと羊羹(コクワ)のサービスがあったので、くつろぐ。素敵な美術館である。



今回は昔のマッチレッテルの展示もあった。沢山あるのであれば、これももっと見てみたいものだ。



1時間ほどで美術館をでて、札幌駅へと向かう。
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