散歩日記XX

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琴似で2軒目となると

2021-10-07 20:32:49 | 飲み歩き・琴似界隈
琴似の街に飲みに出たら、2軒目はこちらの店に行かなくてはなるまい。雛にもまれな名バー「D」である。何とか酒類提供制限の1時間ほど前に到着。まずまず飲めるでしょう。

1杯目は最近時々入荷する、日本ウイスキーの旧ボトルシリーズから、サントリーオールド・マイルド&スムースを注文。1994年~2006年に流通したものだそうだ。



最近、オールドなど飲んだことが無いが、これは非常にクリアーな味。ちょっとした辛さもあるが、マイルド&スムースの名前通りの味がする。

2杯目は厚岸ブレンデッドウイスキー処暑。今回はブレンデッドということだが、厚岸固有のピート香はなかなかしっかりしている。それでいて、ブレンドの技術を感じる飲みやすさもあるな。モルトより若干値段も下がって、飲み頃のウイスキーではなかろうか。



そして3杯目は迷った挙句、余市シングルモルトノンピーテッドと宮城峡シングルモルトピーテッドを両方ハーフで頂くことにした。一般的に余市はピーテッドであり、宮城峡はそうではないのが常だが、それをあえて逆転した仕上がりはどうだろうか。



好みからすると圧倒的に余市好きな私だが、宮城峡に感じる物足りなさがこのピーテッドだとない。軽やかな宮城峡の骨格を残しつつ、ピート香で魅力増大、なかなかの味わいである。逆に余市だが、ピート香が無くても、ウイスキー自体の力強さがただものではないことが分かるのだ。

ということで、結構以上に飲んで、今日は満足した。他の客が来なかったようだが、大丈夫かな? なるべく伺うようにします。

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次元が違う

2021-10-07 19:06:51 | 飲み歩き・琴似界隈
ルパン三世に登場する、次元大介役の声優さんが変わってしまった。いや、そういう話ではなくて…(お約束)。

今日は前々からちょっと外出しようと思っており、仕事を終えるとすぐに出発(最後の会議がグダグダでイライラする)。琴似の名居酒屋「D」へと急ぐ。店の扉を開けてみると先客はいるが、いつものカウンター定位置が空いており、スムーズに着席。

まずはグレンロセスハイボールで行きますか。通しは鶏団子と豆腐の煮物である。

 

そしていつも頼むのは刺身盛合せ。緊急事態明けながら、いつも以上にマスターの気合が入っているかも。手前から時計回りに、蒸し牡蠣ルイベ、しめ鯖、ブリ、タコ、小さな器があって、ボタンエビ、本マグロすき身、中央に秋鮭の8点盛りである。



小さい器の中は網走産の白魚。これはほろ苦い味がする。



ここはたまらず七本槍純米を燗してもらい、それとともに刺身を味わう。



しかし、どれもこれも美味いよね。マグロはすき身ながら、歯ごたえがしっかりあって上質なことが良く分かる。鮭も味わいがあるし、蒸し牡蠣に柚子胡椒をつけて味わうのもまたいい。久々に食べるしめ鯖もやはり素晴らしい。緊急事態中に刺身を買ってみたりしたが、やはりそれとは次元が違うのだ(やっとここで伏線回収)。

次はナス焼。これも甘みがあって美味い。



すっきりした味の日高見純米吟醸を飲みつつ、ハタハタ焼を注文。おっとその前に、サービスで鹿ローストが出てきた。これが火の通し方に工夫があるらしく、まったく硬くなっていないし、塩味だけで癖のない旨味が口に広がる。





そしてハタハタ。本を読んでいる私のために、骨を抜くという手間をかけていただき申し訳ない。卵を持つころのハタハタより小さめだが、ちゃんと魚の味がある。ちょっと身の大きいものは少し脂が乗っているのか、一段と美味い気がする。



十分に食べた後に、締めで鯖棒寿司を1カット頂く。今日はこれでビシッと締まったね。



マスターに「いや、刺身から何から、美味さが違いますね」などと言いつつ、勘定をしてもらった。琴似にこの名店あり! 緊急事態明けに来ることが出来て良かった。またなるべく伺うことにしよう。

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