本日は三岸→富士フイルム→大通→道新→SCARTS→ニューオータニ→エッセ→三越→スカイホール→さいとう→500mの11か所。久々に2桁となった。
■三岸好太郎美術館「北海道銀行コレクション」。北海道銀行が所蔵する絵画・彫刻作品の展覧会ということで、なかなか興味深い作品があった。2階の「三岸好太郎セレクション」はいつもの展示であるが、さすがにこの美術館で三岸作品がないという訳にもいかないのだろう。また、スポット展示として「《飛ぶ蝶》が絵本になった」というコーナーで、すずきももの新作絵本『とぶちょう アオとシロのぼうけん』の原画などが展示されていた。
「北海道銀行コレクション」から、特に気になる2点を紹介する。
伊藤廉「花」:コッテリした絵具が私の好み。
高畠達四郎「樹木」:三岸の「花」に通じるものがある。
この他、佐藤忠良、本郷新、林武、小島善三郎、北岡文雄、そしてもちろん木田金次郎などの作品があった。
■SCARTS「遠い誰か、ことのありか」。
やんツー「たたない塔」:宙づりの大きな鋼材が動き、下にある紙に線を引くという作品らしい。係の人から声を掛けられ「実は今、プログラムの関係で…」。しばらく見守っていたのだが、調整中で動かないのだそうだ。
岡碧幸「私たちは壁を作ることができる」:人、かたつむり、お掃除ロボットが、それぞれの壁(VR空間、木酢液、バーチャルウォール)で区切られて行動するという作品。なかなかわかりにくい。
大橋鉄郎「モデルルーム」:紙を使った立体作品であるとともに、妙な具合に映って見える椅子はそこに投影された像なのである。なかなか面白く思えたが、これにやたらと感激するうるさい人がいたため撤退。
2階を見に行こうと思ったが、今日はバレエ公演があるらしく、驚くべき大量の人がいるので断念。
■ニューオータニイン札幌「小笹鈴奈・山口彩紀2人展」。
小笹鈴奈「silent」:シャープな画風。
山口彩紀「ボクはマシュマロ」:どちらかというとふんわり画風。しかし、マシュマロの顔はダークかも。
札幌エスタの1階でレゴブロックの人形を発見。
北8条西1丁目エリア。巨大なビルが建設されつつある。
さいとうギャラリーのDMコーナーにて。札幌アート散策MAPというのがあって、スタンプラリーをやっているのだが、あまり行きそうなところがない。
■500m美術館「「emerging artists」ー躍動する新進芸術家たちー」。
斉木駿介「スクロールする風景」。
鷲尾幸輝「skin hunger」。
簑島福子「Intangible Garden、触れることのできない」。
堀江理人「室内・風景」:新型コロナによって、いろいろな機会が失われたというのは実感のあるメッセージだろう。
いなべみのり「境界の向こう」:全く異なるエリアの境界にいる二人。私好みの作品。
後藤瑞貴「魚描-Gyokaku-」:魚拓の手書き版。とにかく細密。
後藤瑞貴「真魚板-Mana ita-」:まな板の上の魚の皮であろうか。
和島ひかり「Self-potrait Museum -Mask Department-」:これも新型コロナが心に影を落とす中、描かれた絵画と日記。日記が面白かった。
黒坂祐「shower booth」。
正直なところ、良く分からない作品が多かった。もっと思いを巡らせながらゆっくり見れば良いのか?